SESSION 6 「ドラ息子物語」


<1993年 3月13日収録/Game Master : Geil Onix>



INDEX

脱線は続くよどこまでも
父の背中
殺陣
謀反でござる!
愛のかたち
長考アワー
後始末は?


脱線は続くよどこまでも


GM 「今日も明るくまいりましょう」

 どうもすんなりとまいるわけにいかない今回のSESSION、ただならぬ時間がかかっているのです。編集していてそのつらいこと、つらいこと。…という間にも脱線しまくっている。

ルイス 「自分がGMじゃないから脱線していいのか収拾しなきゃいけないのか(笑)」
GM 「いいですよ、脱線してください(笑)」
ルイス 「ではのびのびと」
GM 「前回どこで終わったんだっけ」
ルイス 「エルキドの街中に戻ってきたところ」
GM 「地図をください」
ルイス 「へいへい、ふぁにひはここ」
鉄人 「きみきみ、都市名を書かないと地図じゃないよ(笑)」
酵素 「前々から気になってたんだけど…船の出港時間が決まってるのって無理じゃないか」
鉄人 「ダイヤ改正は(笑)」
ルイス 「そんなものはない」
鉄人 「…今日は Master of Celemony が違うのか」
酵素 「うん、MCが違うんだよ」
ルイス 「そうだよん」
鉄人 「楽しみだなぁ、●●●●が茶茶入れられる」
ルイス 「それチェックな(笑)」

 楽しいですねぇ。読者のみなさんもいかがですか?こんなルールは。

鉄人 「痛ーい(笑)」
ゲーマー 「あー、厳しいーっ(なぜかすぐ横でボンバーマンをプレイしている、以下同じ)」
GM 「しっぺしておきなさい(笑)」
傍観者 「何をっ、何をーっ(熱中している)」
酵素 「それ詰んでるよ(目を奪われている)」
ルイス 「磁石が出てるよ(同上)」
鉄人 「磁石が出てきて」
一同 「こんにちは」
ルイス 「♪ぼっちゃん一緒に〜」
鉄人 「♪OBC〜(爆笑)」

 こんなのばっかり。カットしたいんだけど面白いんだなっ、これが。

鉄人 「“○BC”と表記して(笑)」

 とりあえず妙なプロローグはここまで。7分58秒経過。

酵素 「MCなかなか始めないなぁ」
GM 「みなさんはエルキドにいます」
一同 「うん」
GM 「今日は、」
ルイス 「楽しい、…」
GM 「自由行動の日です」
鉄人 「♪ち〜らし〜(笑)」
一同 「♪ち〜らし〜」
鉄人 「♪冷しゃぶ冷しゃぶ〜(笑)」
酵素 「全然話進まないなぁ」
GM 「(ため息)今日は自由行動の日です(笑)」
ルイス 「苦労がわかるだろ(笑)」

 実は妙なプロローグは続いていた。それにあきれて録音を中断していたらGMが実名ペナルティ、無駄しっぺとなったのだった。またまた4分19秒追加(カット分を除く)。

GM 「そうやってバカ話をしているとですねぇ、(笑)」
ルイス 「そういう切り返しをしたということは今までの雑談を収録しなきゃいけないのか(笑)」
GM 「してほしいから言っている」

 ほとんどカットしちゃいました。でもこれだけ残りました。

鉄人 「私は反省します(笑)」
酵素 「うそぉ」
GM 「してないしてない(笑)」
鉄人 「続けよう」
GM 「ルイス氏のところにですねぇ、マック氏から手紙が」
ルイス 「やはり手紙か」
GM 「伝令…バケツリレー式(笑)」
ルイス 「かなり言葉変わってるんだろうな」

 ちゃんと動き出したのもここまで。またまたまたまた2分47秒追加。

GM 「ファニー国のオルガート王からお呼びがかかっている、と」
ルイス 「ほう」
GM 「来い、と」
ルイス 「強制シナリオか」
GM 「来い、来れば、来られれば、来て、…うん(笑)」
鉄人 「来ず、来ねば、来られぬ、こなれて、こなれ、粉…♪ねるねるね〜るね(笑)」
一同 「♪〜(笑)」
GM 「だから来い、と」
ルイス 「どうしてあえてルイス氏なんでしょうか」
GM 「他の人の名前を知らないからでしょう(笑)」
ルイス 「それは寂しい」
GM 「文書に“酵素様ご一行”だとか“鉄人様ご一行”とか、書けないだろ(笑)」
ルイス 「SESSION1で話をしたことはあるけどね」
男性A 「やばいぃ、ぎゃーっ」
GM 「とにかく来…」
外野 「ぎゃーっ、ちくしょお」
GM 「外野、うるさい(笑)」
ルイス 「ちょっとボリューム下げて」
鉄人 「で…」
ルイス 「♪〜」
鉄人 「お父さんのためのワイドショー講…(BGMが終わる、笑)」
ルイス 「遅いよ」
GM 「力尽きるな(笑)」
鉄人 「(山瀬まみモード)次いってください」
GM 「来い、と」
一同 「うん」
GM 「行け(笑)」
酵素 「強引なGMだなぁ」
鉄人 「行っちゃうよ、柩抱える(さいころを握る)」
ルイス 「振らなくていいのっ(笑)」
酵素 「今のところ街の外にいる」
GM 「“船”」
ルイス 「それって食わず嫌い王決定戦の“配膳”と同じイントネーションだったぞ(笑)」
鉄人 「“波平乗る”(笑)」
GM 「(しばらく間)…王命だからただにしてあげる」
ルイス 「よしよし」

 GMのメモの上でたったの2行に要した時間は合計18分56秒(カット分を除く)であった。合掌。


父の背中


GM 「ファニー国に着きました、すぐに国王に会わなくてもいいので…自由行動してください」
ルイス 「酒入らなくていいの?」
鉄人 「ん?…あっそうか」
ルイス 「癖の演技はしっかりとしよう…ギャグ、あくび、風邪、あまり演じてほしくないのばっかり(笑)」
GM 「特にないみたいですね…では城に行ってください」
ルイス 「いきなりいいのか」
酵素 「いいんだな」
GM 「マック氏がいるから…それではオルガート王から直々に依頼があるのです」
ルイス 「聞こうじゃないの」
GM 「実はですね、オルガート王の息子さんが…」
酵素 「結婚してたのか」
ルイス 「息子は4歳以下だな」
GM 「6歳…(笑)」
ルイス 「計算が合わないぞ」
GM 「オトナのじじょお(笑)」
ルイス 「数え年で6歳くらいにして」
GM 「じゃあいいよ…名前はネルス・オルガート、最初はネルフだったんだけど文句が出そうだったから(笑)」
酵素 「文句言うぞ」
GM 「最近“けんのおけいこ”とかしてるんだけど、自信過剰気味なので自分だけで冒険に出たいと言っているとか」
ルイス 「ふんふん、オチは読めた」
GM 「冒険に出ること自体は結構なんだけど、今の実力では死にに行くようなものなので」
ルイス 「影ながら応援してやってくれないか、と」
GM 「No、自分の身の程を思い知らせてやるという意味で芝居をしようではないか、と」
ルイス 「役者デビューか」
GM 「王宮の者だと計画がバレてしまうかもしれないので協力を願いたい、だそうだ」
ルイス 「どうもうちのメンバーには芸達者なのはいなくてねぇ」
酵素 「何するの」
GM 「受けてくれるのだったら計画を話しましょう」
ルイス 「別にいいっすよ…どうですかねぇ、知力15の人」
酵素 「国王から直々なんだし、受けるべきでしょう」
鉄人 「あなたはどうですか、知力9の人/うーん、受けるべきだね(笑)」
ルイス 「こらこら」
鉄人 「カッコ、自分で振る(笑)」
ルイス 「そのように編集しておく」
GM 「カッコ、静かになる(笑)」

 国王の計画とはこうだった(どうも最近こんな導入ばっかり)。
 城下町にやっかいな盗賊団が現れて困っている。そこでネルス王子を連れて討伐することとなった。パーティは討伐団の一員となり、王子にはまだ充分な実力がないことを思い知らせる、という趣旨である。

@城下町の宿屋で1泊
A翌朝発つ
B盗ぞくの集団があらわれるからわざとあっさりさらわれる
Cアジトに連れていかれろうやに閉じ込められる
D王子に好き勝手やらせ、手段がなくなったところでだっしゅつする(鍵は前もって渡しておく)

鉄人 「“だっしゅつ”の字は平仮名だ(爆笑)」
GM 「ムカつくーっ、新社会人スーツがぁ(笑)」

E戦闘、王子が殺されそうになったところをぎりぎりで助ける
F王子は自分の未熟さに気付く

ルイス 「G最後までうまく進んだ試しがない(笑)」
鉄人 「受けましょう」
酵素 「王子の名前は何だっけ」
GM 「“王子”でいいです(笑)」
鉄人 「“○○○○ランド”とか言わないように(笑)」
GM 「ぐがーっ」
鉄人 「No、只今閉園中(笑)だから○○○○○○○やってない(笑)」

 遊園地ファンの人ならわかるかな?このシーンからメンバーの出身地がわかってしまうのです。

GM 「翌…朝…朝…夕方くらいに」
酵素 「どっちやねん(笑)」
GM 「改めて…王子を紹介される」
酵素 「はいはい」
GM 「余は王子ぢゃ、だって(笑)」
酵素 「馬鹿そうだ(笑)」
GM 「王子である、おぬしら余の足手まといにならぬように(笑)」
ルイス 「言ってくれるじゃないの」
GM 「出発するのぢゃ…あとは計画通りにお願いします」
ルイス 「仮にも王子様なんだろ…丁寧に扱わないといけないのかな」
GM 「自由です」
ルイス 「ともかく、宿屋で宿泊」
GM 「朝出発しようという趣旨です」
ルイス 「王子様、今宵は貴賓室に泊まりませう(笑)」
GM 「うむ、よきに計らえ(笑)」
鉄人 「どこの国だ」
GM 「宿屋は酒場を兼ねてますんで…飲んでください」
酵素 「おりゃーっ」
ルイス 「国王が払ってくれるんだね」
GM 「ロイヤラー(笑)」
酵素 「がぶがぶ飲むぞ」
ルイス 「たくさん持ってる鉄人にたくさん払わせようかなー(笑)」
GM 「じゃあ…知力で判定してみて」
酵素 「(D100を振っている)80(笑)」
ルイス 「(ころころ)失敗だなぁ」
GM 「誰か成功すればいいから」
酵素 「(ころころ)大成功」
GM 「酵素さんは気がついたんですけど…ボケ王子が酒飲んでる(笑)」
ルイス 「いけませぬいけませぬ」
GM 「余は満足ぢゃ(笑)」
酵素 「もっと勧める(笑)」
ルイス 「わかってないから何も言えない」
GM 「伝えていいよ、自分だけ勝手に満足しててもいいけど」
酵素 「伝えない(笑)」
ルイス 「こらーっ、本気かーっ」
鉄人 「Yes、踏み絵オープン」
GM 「(聞こえてないらしい)じゃあ振っておかないと(笑)」
ルイス 「もう1名振ってないけど」
GM 「(ころころ)成功したな」
ルイス 「ジョンも…あれれ、キャサのデータがない(ごそごそ)」
GM 「ボケ王子がキャサに絡んでいる(笑)」
酵素 「泣かす」
GM 「余は王子ぢゃぞ(笑)」
酵素 「殴る(笑)」
GM 「余の愛人にならぬか(笑)」
酵素 「かんしゃく破裂するぞ」
GM 「ハーレム第1号ぢゃ、だそうだ(笑)」
酵素 「てめーっ」
ルイス 「(見つかった?)こんなデータが出てきたんだけど…(笑)」
鉄人 「こんなデータが出ーた」
酵素 「(気にも留めない)誰?」
ルイス 「誰だろうなぁ、むひひ」

 出てきたのは2年前の5月に行われた“幻の第2部”で使用された、GMの??が演じたキャラクターのシートでありました。…閑話休題。

GM 「ボケ王子がキャサに絡んでる、どうするのかなっと」
鉄人 「警察を呼ぶ(笑)」
GM 「ロイヤラーだから」
鉄人 「royal - royaler - royalest」
ルイス 「そんな単語はないぞ」
酵素 「酔ってるんだろ」
GM 「もう、ばりばり」
酵素 「記憶ないだろ」
GM 「それは…わからない」
鉄人 「記憶ないのなら蹴ってもいいだろ(笑)」
酵素 「ぼかすか(笑)」
ルイス 「何て短絡的な」
鉄人 「記憶ないんだもんなっ(笑)」
ルイス 「ほらほら、GM困ってる」
GM 「酔っても…記憶がある人だっているよ」
鉄人 「その人は記憶があるんですか」

 鉄人のプレイヤーは酔うと記憶がなくなることが判明しました。よいこのみなさん、ちゅういしましょうね。

GM 「わかりませんねぇ」
鉄人 「それは…ちょっと推理しないとねぇ(笑)」
ルイス 「どうやって推理するんだ」
酵素 「知力9だろ(笑)」
ルイス 「人並み以下だもんな」
鉄人 「殴る(笑)」
GM 「鉄人はお尋ね者1決定(笑)」
酵素 「引き離すよ、お子様はおねんねの時間…って言ったら怒るよなぁ」
GM 「余は王子だから別によいのぢゃ(笑)」
ルイス 「明日は朝早いので寝ませう寝ませう」
酵素 「誰か誘眠の呪文使えないのかぁ(笑)すごく不便だ」
GM 「いつもうるさいじいやがいないからノリノリだぜっ(笑)」
酵素 「体力奪って…」
ルイス 「普段から早寝してるお子様は夜更かしなんてしたくてもできないんだよーん」
鉄人 「で、どうしよう」
GM 「子供だから、ってキャサもあきらめてる」
ルイス 「しばらく保母さんしてやってください」
酵素 「9歳だっけ?(笑)」
一同 「5歳」
酵素 「5歳?…小学校にも入ってないガキが何やってるんだっ(笑)」
ルイス 「ひょーへん」
GM 「様子を見ようか」
ルイス 「とりあえずおねんね勧告」
GM 「手の位置がオトナには許せない範囲に届いてる(笑)」
ルイス 「やれやれ」
GM 「さすが血(笑)」
酵素 「…オクレ兄さん登場(笑)」
ルイス 「迷惑だろうが」
酵素 「それはうそだけど」
GM 「ロボピッチャー(笑)」
酵素 「ボスケテ(笑)」
ルイス&鉄人 「わかりません」
GM 「エリーゼのゆううつ(笑)」
鉄人 「この部分編集するのかどうなのか(笑)」
ルイス 「とにかくおねんねおねんね」
GM 「聞いてません」
酵素 「酒飲ませる」
GM 「かなり強いみたい(笑)」
酵素 「生命力判定して」
ルイス 「親は普段からどういう教育をしてるんだっ(笑)」
GM 「飲み方まで知ってるし(笑)」
ルイス 「もーっ」
GM 「ちょっと飲んではちょっと止めて」
酵素 「眠り薬なんてないのか」
ルイス 「毎度お馴染み粉末酒いこか、マスター」
GM 「でもあれ王子でしょ、まずいっすよぉ」
ルイス 「大丈夫、その親が味方についてるんだから」
GM 「そうっすか?…おい、ジョージ(笑)」
ルイス 「古いなぁ」
酵素 「誰だ?」
GM 「武器屋の丁稚奉公のこと」
ルイス 「ドアの剣がどーのこーの」
酵素 「めちゃくちゃ昔じゃないか」
GM 「そのうちつまみを食いにかかっている(笑)」
酵素 「つまみって…比喩表現のつまみだろ(笑)」
GM 「それだったら“つまみにかかっている”だろ(笑)文字通り“つまみにかかっている”場面もある(笑)」
酵素 「ねーちゃん怒らないのか」
GM 「子供だからね(笑)…知力−2で振ってみて」
酵素 「(ころころ)クリティカル」
GM 「よく見ると目が子供じゃなかったりする(笑)」
酵素 「それは…変身してるとか」
GM 「血でしょう(笑)」
鉄人 「血か」
ルイス 「親ぁ(笑)」
GM 「何でしょう(笑)」
ルイス 「簡単に出てくるんじゃないっ(笑)」
酵素 「どうしよう、誰も眠らせてくれないのか」
GM 「酒も飲もうとしない、自分の限界がわかっているかのような飲み方である(笑)」
ルイス 「こういう時に怖いにーちゃんに変装して…コラぁガキぃ何手ぇ出しとんやぁ、とか」
GM 「…やれば」
ルイス 「誰も変装できないもんな…確か前作では変装して演技もできるのにしないで(笑)“二酸化炭素を吐いていた”なんて人がいたなぁ(笑)」
GM 「いたなぁ」
鉄人 「二酸化炭素?…雲母?(笑)」
ルイス 「どうして雲母が出てくる」
鉄人 「また復習させてもらいます」
GM 「放っておくんですか」
鉄人 「ほっとけないよ、歌厳禁」
ルイス 「手詰まりであります、技能が少ないもので」
鉄人 「知力少ないもので(笑)」
酵素 「キャサを呼ぶぞ」
GM 「てこてこ、何でせう」
酵素 「もう遅いから寝なさい(笑)」
GM 「どうしてキャサが」
酵素 「それが手なんだ」
GM 「強く言うのかな」
ルイス 「バラード・オブ・子守歌」
GM 「キャサは渋々寝室へ向かうよ…すると余も一緒に寝るのぢゃ、添い寝ぢゃ(笑)」
ルイス 「はぁー」
酵素 「バカ王子め」
GM 「キャサははいはい、と」
酵素 「おいおいおいっ」
GM 「目がコドモじゃない(笑)」
鉄人 「その先に注目(笑)」
ルイス 「一緒に部屋に入って(笑)」
鉄人 「中継(笑)」
酵素 「5歳の子供に何ができるっていうんだ」
鉄人 「ピアノ演奏をする…そんな技能はないな(笑)」

 会話がえろちっくになってしまったので省略。…そのうちカットしたくてもカットできない状態になってしまったのである。

鉄人 「(以降私語モード)○○○○ってものすごくマイナーじゃないか」
ルイス 「自分としてはマイナーじゃないよ、幼稚園の頃の話…(笑)」
鉄人 「出すなっ、その話はっ(焦)」
ルイス 「家に遊びに来ててトイレを借りたという話(笑)」
GM 「家に来たのかぁ(笑)」
酵素 「ちょっと収録しよう、いやいや(笑)」
ルイス 「ぐぁーっ(押さえ込まれている)」
GM 「何かなー、ルイスさん話しなさい(笑)」
鉄人 「本題を続けろーっ(笑)」
GM 「まず放しなさい」
ルイス 「いたたたた」
酵素 「また今度話して、よろしく」
ルイス 「はぁ…はぁ…(笑)」
鉄人 「で、どうなった(笑)」
ルイス 「○○ようちえんローカルということで(笑)」
酵素 「○○ようちえんかぁ」
鉄人 「ちょっとぉ」
ルイス 「いや、○○ぐみローカルかな(爆笑)」
鉄人 「ふぎゃあーっ」
ルイス 「ローカルなんだから(笑)」
鉄人 「言ってるじゃないかぁ(笑)」
GM 「○○○だったからなぁ」
鉄人 「で?本題は?(笑)」
GM 「自分としてはそっちが本題なんだけど(笑)」
酵素 「同じく」
鉄人 「いやいや」
GM 「王子が、」
鉄人 「王子が何?(笑)」
ルイス 「そんなに焦るほどのことじゃないって(笑)」
酵素 「知りたーい」
GM 「王子が、キャサに、」
鉄人 「キャサにどうした」
GM 「今度わしの部屋に来てトイレを借りんか、と(爆笑)」
ルイス 「ぎゃあああ」
鉄人 「(疲れている)本題に戻ってぇ(笑)」
GM 「(正常化)知らない者が見たら何とも思わないけど、事情を知ってる者が見たら王子がキャサを連れ込んでるようにしか見えない」
鉄人 「うん、はい(生返事)」
GM 「どうしますか」
ルイス 「トイレで張り込む(爆笑)」
鉄人 「そのネタ絶対に編集するんじゃないぞ…あ、編集して(笑)」
GM 「“編集して”をカットしてもらおう(笑)」

 両者の間をとって一切編集しないこととさせていただきました。もちろん話には続きがあるんですが、ここではお話しできません。ゴメンナサイ。

鉄人 「ゲイルがどうなった?(笑)」
ルイス 「どうもなってないって」
GM 「王子がキャサを連れ込もうとしている、どうするのかな、と」
鉄人 「もう部屋に入ったのか」
GM 「いや、まだ」
鉄人 「でも入ったら鍵閉められるし」
GM 「鍵はない…いや、あったとしてもキャサはかけない」
鉄人 「じゃあ様子見ようか」
酵素 「護衛ということで中に入りたいのだが」
ルイス 「できれば先回りしてベッドの下に潜り込んでいたいのだが」
鉄人 「そういう手があるな、入れたところで“もう終わりだ”とか(笑)」
酵素 「堂々と入るんだぁ」
GM 「潜るのはもう間に合わない」
鉄人 「見守るしかないな」
ルイス 「何もできないっす」
酵素 「入る」
GM 「ゲイルも中へ入らせようか、王子はお子様だから…だからと言って」
鉄人 「だからと言ってあまか…あまや…あま…甘やかしてはいけませんっ」
ルイス 「江守徹入ってるぞ(笑)」
酵素 「寝たらどうにでもしよう(笑)窓の外にでも置くとか(笑)」
GM 「よく見るとさわられてるぞ、おいおいおい」
鉄人 「さわられてる…」
酵素 「それは今回のSESSIONと何か関係が」
GM 「全然(笑)楽しんでるだけ」
鉄人 「放っておこう」
GM 「しばらくすると王子は寝込んでしまいます、キャサはもうちょっと酒を飲もうと」
酵素 「王子をひとりぽっちにするのはいいのか」
GM 「それは…判断してください」
鉄人 「だからと言ってどうなるんだ」
ルイス 「こういう時のためにNPCが2人いるんだなぁ(笑)」
鉄人 「マルチメディアのNPC」
酵素 「ジョンを(笑)」
ルイス 「やはりジョンか」
酵素 「護衛じゃあ、ばーん(笑)」
GM 「いつもなら露骨に嫌がるところだけど、王様との癒着が強まってハーレム1つくらいもらえるかも(笑)」
ルイス 「ちなみにもう1人のNPCは覆面かぶってないですから」
酵素 「もう1人…って?…(笑)」
ルイス 「覆面かぶってないから内気になってます」
鉄人 「誰?…Mr.オクレ?(笑)」
GM 「オクレ兄さん!(笑)」
ルイス 「今どこにいるんだろう」
GM 「連れてこなかったのか」
酵素 「こなかったよ」
GM 「連れてきても王子の護衛には使えないし」
ルイス 「城のロッカーに(笑)」
酵素 「そうしよう」

GM 「飲み直しです、適当に争奪戦をしてください(笑)」
ルイス 「やっぱりやるのか」
GM 「国家権力の犬は…(笑)」
ルイス 「こらこら」
GM 「内気だから隅でちびちび飲んでる、キャサは豪快に飲んでる(笑)」
酵素 「一緒に階段下りてきたから隣だよなぁ(笑)」
GM 「どうぞ」
ルイス 「椅子を引く準備(笑)」
酵素 「何だ何だ」
GM 「どういう話を」
酵素 「…特にないなぁ(笑)」
GM 「無言で飲み続けるのか(笑)」
酵素 「王子はどーのこーの」
GM 「えー、子供じゃないの」
酵素 「親父は悪い男なんだ(笑)」
GM 「そう言ってるとローブを深くかぶった王様が顔を出して」
ルイス 「ほう、わざわざどうも」
GM 「すまん、ちょっとトイレを貸してくれ(笑)」
ルイス 「よく騒がれなかったな」
GM 「お忍びなのだ…うちの息子はどうだ」
ルイス 「えー、かくかくしかじか」
GM 「そうか…とキャサに目をつけかける」
酵素 「…やばいじゃないか(笑)」
GM 「横にいたマックが耳打ちしたらはっと気がついてやめた(笑)」
酵素 「お父様似のよいお子様ですねぇ(笑)」
GM 「そうか、強く育ったな(笑)」
酵素 「ちっ、この親父あってあのガキか」
ルイス 「強くしすぎだぁ、心の中」
GM 「大きくなれよ」
一同 「♪〜(短調、笑)」
GM 「忘れ物があったのだ…治療のエリクサを5本」
ルイス 「ははぁ、ありがたく」
GM 「1D治るみたい」
ルイス 「GM予定者として提案、それはアレキサンダー・チューバ4世さんが作ったということにしてもらえないかな」
GM 「いいよ」
酵素 「誰それ?知ってるけど(笑)」
GM 「誰でもいいんだけどね」
酵素 「そんな能力あったか?」
ルイス 「そういう設定があるの、最近エリクサの研究を始めたという噂が」
酵素 「ああ、別にいいけど」

 酵素のプレイヤーは第1部では誰を演じていたのでしょう。閑話休題。

ルイス 「パーティ4人+キャサに持たせておこう」
酵素 「それでいこう」
鉄人 「襟が臭いのか」
ルイス 「知らんっ」
GM 「オルガート王はカウンターに腰かけて…ジンだったっけ…」
酵素 「風の霊か」
GM 「…テキーラは違うな…」
ルイス 「♪テキーラを飲みほして〜」
GM 「…濃い…何だっけ…ウォッカをたくさん飲んで帰っていった(笑)」
ルイス 「王様は…確か今年で20歳…(笑)」
GM 「若いなー」
酵素 「お酒は20歳から(笑)」
GM 「どーします、結局」
酵素 「酔ったかどうか判定させてもらう」
GM 「では飲んだ量に応じて適度にマイナスしてください」
酵素 「−3だ(ころころ)…失敗」
ルイス 「あまり飲んでないから−1でどうだ(ころころ)成功してる」
鉄人 「−3で(ころころ)成功」
GM 「(ころころ)ゲイルも成功してる、さいころ振っていい目が出たらいいことが起こる」
ルイス 「(ころころ)…多いな」
GM 「多いねー、だめだねー」
ルイス 「これではちょっと」
GM 「(ころころ)この目はいいね、ゲイルは眠ってしまったけど寝室までキャサがついていってくれる」
酵素 「何だそれはっ(笑)」
ルイス 「そんなことだろうと思ったよ(笑)」

 以上、GMお約束のシーンでした。
 本人曰く 「ただでさえ短いシナリオ」だったそうなのでやむをえず酒場を用意したらしいのですが…収録時間は過去最長でした。ちゃんちゃん。


殺陣


GM 「翌朝です、例の場所で襲われることになってます」
ルイス 「どこか知らないけど」
GM 「てふてふ歩いていくと」
鉄人 「ちょうちょう歩く?(笑)」
酵素 「そういうことだ」
GM 「ボケ王子が、余は疲れたのぢゃと言って座り込む(笑)」
酵素 「てめーっ」
鉄人 「蹴る(笑)」
GM 「そこのロン毛っ(笑)」
酵素 「…んっ?(笑)」
GM 「余の肩を揉め(笑)」
酵素 「肩疲れてるのか(笑)」
GM 「そこの金髪っ」
鉄人 「蹴る」
ルイス 「きみも金髪なのか」
GM 「足を揉め」
酵素 「鉄人の髪は何色か書いてない」
ルイス 「きみ鹿賀だから黒髪(笑)」
鉄人 「3年B組!」
観客 「それは金八だ(笑)」
鉄人 「ありがとう」
GM 「もう1人の金髪っ、料理を作れ(笑)」
鉄人 「(ころころ)成功(笑)」
ルイス 「ちなみに−9の成功です」
GM 「おおっ、すごくうまい」
ルイス 「何を作ったんだ」
GM 「ぱくぱく、余は満足ぢゃ」
ルイス 「勝手に満足するなっ」
鉄人 「ちょっとむかっとしてる」
酵素 「かんしゃく判定するか(笑)」
GM 「鉄人さんは食器洗って(笑)」
ルイス 「皿を両手でひっくり返さないと」
鉄人 「ん?」
ルイス 「(くるっ)やるもんだねぇ」
酵素 「何それ」
ルイス 「中華鍋を洗剤で洗ってる妙な陳さん(笑)」
鉄人 「…ママポケッティ?(笑)」
一同 「違ーう」
鉄人 「1500達成〜(笑)」
ルイス 「それは兵藤ゆきだ(笑)」
鉄人 「子供産め(笑)」
GM 「ゲイルに、そこのタレ目っ」
ルイス 「タレ目なのか」
GM 「陽の光を遮げ(笑)」
一同 「“遮れ”」
GM 「ジョンっ、余はこれから寝るのぢゃ、あおげ」
ルイス 「♪仰げば尊し〜」

 静寂(しじま)。

GM 「トイレ借りるぞコラ(笑)」
鉄人 「せみきにはきみにある」
ルイス 「ぐげっ」
GM 「せみきに?(笑)」
酵素 「さっきから全然舌回ってない」
GM 「アナウンサー、しっかり」
鉄人 「それでは金曜日のニュースの出来事です…?(爆笑)」

 <アナウンサー養成特別講座>
・魔術師手術中
・旅客機100機客各100人

鉄人 「りょきゃっき…」
GM 「いきなりつもったな」
酵素 「ツモるのか(爆笑)」
ルイス 「ツモり三暗刻だな(笑)」
GM 「平和にドラが4枚って感じだぁ(笑)」
GMの母 「こんこん」
一同 「はーい」
GMの母 「静かにして(笑)」
ルイス 「麻雀のほうが静かだったかもな(笑)」

GM 「計画書を見ると…見てるのか、お前ら」
ルイス 「見てるよ、そろそろ盗賊団が現れる頃なんだが」
酵素 「…と、注意しよう(笑)」
GM 「くつろいでると、お約束通りの盗賊団が現れる、やいやいてめえら」
酵素 「場所は?」
ルイス 「街中だろう」
一同 「ゑーっ」
酵素 「草原だろう」
GM 「木陰(笑)」
ルイス 「木陰にいながら陽を遮れと」
酵素 「狭い範囲だなぁ」
GM 「戦闘に突入します」
酵素 「で、場所は」
GM 「どこでもいいよ(笑)」
鉄人 「駅前3分、入浴料200円、そらあんた銭湯やがな〜」
GM 「6角ヘクスのシートください」
鉄人 「あばれ六角」
GM 「鼻づまり」

 久しぶりに登場した6角ヘクス、上級戦闘のためではなく大人数を管理しきれないためらしい。敵は4人。

ルイス 「負けなきゃいけないんだな」
GM 「そぉ」
酵素 「あら」
ルイス 「みなさんサインは敗北です、わざと熟語使ってやる(笑)」
GM 「で…王子は…“玉”でいいか」
ルイス 「“ぎょく”」
GM 「“たま”」
ルイス 「“ぎょく”」
鉄人 「“たま”」
GM 「“きん”でいいや(笑)」
ルイス 「“ぎょく”にしようよ」
GM 「“えき”(笑)…“新幹線”にしよう(笑)」
ルイス 「どう飛んだんだ」
GM 「えきを飛ばすから(笑)」
酵素 「連想ゲームの域を越えている」
鉄人 「大和田さん壇さん大和田さん壇さん大和田さん(笑)」
ルイス 「松平アナの時代だな」
鉄人 「水島裕に“允”という置き字が(笑)」
GM 「水島裕允を馬鹿にしてはいかんぞ」

 味方も敵も熱血チャンバラごっこ、本気で戦っているのは王子ただ1人という状況である。王子の前で手を抜くわけにもいかず、パーティはひたすらチャンバラを続けるのであった。

GM 「(ころころ)攻撃成功のふり」
ルイス 「(ころころ)防御成功、でもファンブルして武器を落としてしまうふり」

鉄人 「倒れるふり」
GM 「スローモーションで倒れてください」
鉄人 「奇跡のロマンス最終回みたいに(笑)」
GM 「ゲイルがその光景を見て“てつじーん!”(笑)」
鉄人 「バックでテーマ曲が(笑)」
GM 「倒れるまであと3ターンかかります(笑)」

 王子はまだ5歳、でも時として大人以上の行動をとることがあるようだ。いろんな分野において。

GM 「(ころころころころ)王子の攻撃が当たってる」
ルイス 「またかい」
酵素 「死んでくれ(笑)」
GM 「(ころころ)おーっ(出た目は6、驚)」
ルイス 「ガキのくせに」
GM 「Aは本気で倒れました、7のダメージ」

 このままではやばいと思ったのかどうなのか、さっさと降伏して捕まることとなった。


謀反でござる!


GM 「鉄人は今“じー!”くらいまで倒れてる(笑)」
鉄人 「まだやるのかー」
GM 「残りの敵は王子を押さえにかかる」
ルイス 「ああー、ぎょくさまー」
GM 「捕まってしまいました」
酵素 「いぇーい」
ルイス 「今さっき本気で斬られた人にエリクサを渡しておく(笑)」
GM 「へいへい」
酵素 「落としたバックラーは拾ってくれるのか」
GM 「拾ってあげよう、戦利品」
ルイス 「で、連行されるんだな」
GM 「そう…それで王子だけ別の部屋に閉じ込められてしまう」
酵素 「牢屋なんだな」
GM 「うん、しばらくすると盗賊の頭らしき男が檻の前までてこてこてこと(イラストを見せる)」
ルイス 「ストロング金剛だな(笑)」
GM 「あのガキを使って国王から金をまきあげることにしたのだ」
酵素 「裏切るってことか」
GM 「協力しなさい」
ルイス 「しなさい、か」
酵素 「一晩考えさせてくれ」
GM 「一晩過ぎたのでやってきました(笑)」
ルイス 「こらこら」
酵素 「その前に行動起こすんだよ」
ルイス 「ありがちなネタを」
酵素 「当然国王に味方するよな、口には出さない」
ルイス 「そうしたいんだけど」
酵素 「主人公は英雄的行動を」
GM 「檻の向こうには見張りが2人います」
酵素 「誰か誘眠使えないのか」
ルイス 「使えないねぇ」
酵素 「どうしてそういうオーソドックスなことができないのかなぁ」
鉄人 「武闘系だから」
ルイス 「料理しかまともにできないのに?(笑)」
鉄人 「料理人だもの、だものだもの」
ルイス 「裏切ることに決めたって…女性2人は大丈夫なの?人質だとか?」
GM 「それは大丈夫みたい」
鉄人 「みたい…」
GM 「同じ部屋に閉じ込めてあるんだから」
ルイス 「で?ベッドで檻を?(笑)」
鉄人 「おいおい」
酵素 「ここは洞窟?」
GM 「そう、洞窟」
酵素 「見張りと戦ってたらばれるんだろうなぁ」
GM 「そうだろうなぁ」
鉄人 「ちょっとひどいネタになるけど…(放送中止)」
GM 「ひどすぎるネタだ」
鉄人 「例えが悪かったか」
酵素 「あれはひどいよなぁ」
鉄人 「情状酌量の余地はない」

 なぜか社会的論議(脱線ではない)になってしまったので中断。話の中身は気にしないように。

ルイス 「一旦裏切りに加担するふりをしたらどう?まずは自分が自由にならないと」
鉄人 「で、○を○○る(笑)」
GM 「それから抗癌剤入りの酒を飲む(笑)」
ルイス 「きわどいきわどい」
鉄人 「やばいと思うよ」
GM 「そして娘がデビュー(笑)」
ルイス 「ひがーしー、ななひかりー」
鉄人 「やめてくださーい、そのネタ」
GM 「愛ちゃーんって感じ(笑)」
鉄人 「消せ消せ消せ消せ」
GM 「えー、違うのー、卓球少女じゃないのー(笑)」
鉄人 「チャーハン作ってる人とは違う(笑)」
ルイス 「アッコが本気で泣かせてしまうし(笑)」
酵素 「いい演技だ(笑)」
鉄人 「ここまでカットな(笑)」

ルイス 「加担するふりはしないと」
鉄人 「ふりは、な」
酵素 「ふりして逃げるか」
ルイス 「ふりをしたところで見張りが大親分に報告しても困るんだけど」
酵素 「とにかく待ってみるか」
GM 「考えがまとまったかな、夜になると金剛がやってきます(笑)」
鉄人 「待った待った、待った文朱」
一同 「ゑーっ」
ルイス 「ぴろーん、はいマッハぁ(鉄人独りで爆笑)」
酵素 「加担してあげようじゃないの」
GM 「そうか仲間になってくれるか、わかったわかった、トイレを使ってみるか(笑)」
ルイス 「言ってる言ってる」
GM 「しーっ」
鉄人 「ひどい、ひどすぎるよ、あんまりだよ(笑)」
ルイス 「てんぷくトリオのメンバーか(笑)」

 伊東四朗のことです。民放の某番組のワンシーンからなんだけど…知らないだろうなぁ。

ルイス 「カットできなくなったなぁ」
鉄人 「カットしないように…あ、いやいや(笑)」

 酵素とルイスは鉄人のプレイヤーの私情について語り始めてしまったのです。張本人の鉄人と話題についていけないGMは本題に戻る気なので…。

鉄人 「続けよう」
GM 「2人で続きをしよう」
鉄人 「何だか初めての対話だなぁ、自分とゲーマー…じゃないや(爆笑)」

 ちゃんちゃん。

GM 「牢屋から出してあげよう」
ルイス 「装備は」
GM 「すぐそこにあるよ」
鉄人 「感動の対面」
GM 「案内…ってほどじゃないけど洞窟の中を案内してくれます」
鉄人 「蟻の巣みたい、何LDKだ」
GM 「ここは昔本物の盗賊団が使ってたらしい、と」
一同 「ほう」
GM 「掘ったみたいですな、自然にできたんじゃなくて」
鉄人 「○○洞以上○○洞以下(笑)」
酵素 「どういうことやねん」
鉄人 「ウニ丼以上イクラ丼以下」
ルイス 「は?」
鉄人 「次(笑)」

GM 「仲間になってくれるのなら早速仕事を頼みたい」
鉄人 「何の?」
GM 「何のって、あーた」
酵素 「王子ってどこにいるの?」
鉄人 「カレー作ってるのか」
GM 「(無視)とある場所に隠してある」
鉄人 「どこですか」
GM 「場所はわししか知らんっ」
鉄人 「吐け」
酵素 「ということは我々が何かすれば王子様は死ぬということだな」
鉄人 「そういうことか」
GM 「わはははは」
ルイス 「そちらさんのヒラ社員はどれくらいいるんですか」
GM 「…20人くらいかなぁ」
鉄人 「正社員20人(笑)」
ルイス 「そのうち100CPは何人くらいかな(笑)」
GM 「(無視)20人くらいだったんだけど計画を話したら嫌がったのが数名いて…惨殺したり…(笑)」
酵素 「普通に殺すだけでいいじゃないか」
鉄人 「ひどーい」
GM 「○○○に○○て○○るとか」
ルイス 「危険危険危険」
鉄人 「おかみさーん、危険ですよー」
GM 「(無視)7人になってしまったのだよ、首領を含めて」
ルイス 「ヒラ社員は6人だな」
酵素 「1人ずつ殺っていけば(笑)」
ルイス 「今コトを起こしてもしょうがない、現行犯を捕まえないと」
酵素 「もう現行犯だ(笑)」
GM 「仕事を頼もうと思う」
酵素 「そんな簡単に信用してくれるのか」
GM 「王子の居場所を知ってるし、信用はできなくても利用はできる」
酵素 「その考えは甘いと思い知らせてやる」
GM 「早速仕事、王様にその旨伝えに行きなさい」
酵素 「あ、我々が行くのか」
鉄人 「どの胸を?…岡本夏生でも雛形あきこでも」

 素直に(無視)とか(気にも留めない)で次に進めばいいのに、今回はなぜかそちらに本題が移ってしまうのである。誰の責任だろう?うーむ…。

酵素 「元に戻しまして」
ルイス 「明るくまいるんですね」
GM 「では行ってくれ」
ルイス 「やっぱりストレートに伝えるの?余計なことも話したほうがいいのかな」
酵素 「事情を全部伝えないと」
GM 「当然お目付がつくけど」
ルイス 「あ、そうなのか」
GM 「おまけに軍隊連れて攻めてこられても困るから我々本体は場所を移動しておく、移動先はお目付が知ってるからな」
ルイス 「ふん、お目付を殺しちゃいけないんだな」
酵素 「王子が見つかればどうにかなると思うんだけど」
ルイス 「その旨だけ伝えた後に本当の事情をしたためた手紙を落としていくとか」
GM 「これからすぐ出発だから、暇もないし隙もない」
一同 「うーむ…」

GM 「城に着いてしまいました、お前らじゃないか、息子はどうしたのかな(笑)」
酵素 「かくかくしかじか(笑)」
GM 「どういう風に言うのかな」
ルイス 「大変悲しゅうございます」
酵素 「我々は、」
GM 「うん」
酵素 「王子様を、拉致したから、」
GM 「うん」
酵素 「返してほしければC(ツェー)万持ってこい(笑)」
GM 「要求額は聞いてあるから」
鉄人 「G(ゲー)百万」
GM 「G百万は高いなぁ、C十円にまけてくれ(笑)」
鉄人 「ちょっと、桁が桁が」
GM 「…C万って安すぎるんじゃないのか(笑)」
鉄人 「G千でどうだ…(笑)」
GM 「G千でいいのか」
酵素 「せめてG万だろう」
GM 「指定しなくても決めてあることだから(笑)」
酵素 「まあまあ」
GM 「そんなにたくさんか…すると奥さんらしき人がやってきて、あーなーたぁ、きらーん(笑)オルガート王がはぅあっ(笑)」
ルイス 「何が“はぅあっ”だ」
GM 「オクレ兄さん!(笑)」
鉄人 「参照マーク付けまくり」
酵素 「オルガート王は奥さんに弱いのか」
ルイス 「ロッカーからオクレ兄さんを呼んでくるチャンスではあるんだけどなぁ(笑)」
酵素 「どうしようもない」
GM 「お前らもう帰れ、しばらく考えさせてもらう」
酵素 「え?帰るの?」
GM 「目付の男が…それまで宿を用意してもらおうか、と言うと前に泊まった宿を指定される」
酵素 「あの宿でいいのか」
GM 「5日以内に返答がなかったり、我々の使者が来なかったりしたら、王子様は鮫の餌なり何なりと」
ルイス 「鯉の餌なり」
鉄人 「♪よく食べる〜」
一同 「♪スイミー〜(バラバラ、笑)」
酵素 「聞けない」
鉄人 「GとAsとEs出しただろ(笑)」
GM 「宿を用意してもらいました、個室です」
酵素 「どうせ反抗できないし、寝る」
GM 「目付の男はロイヤラーだからって酒飲んでる」
酵素 「もしものために酒は控えて」
ルイス 「寝ましょう」


愛のかたち


GM 「ルイスさんの部屋にマック氏の密偵が来ました、裏切ったというのは本当なんですか」
酵素 「違うって言っててほしいなぁ」
GM 「隣の部屋の人は口を出さないように(笑)」
ルイス 「本当にマックさんの使いの方なんですね」
GM 「そうです」
酵素 「それだけでわかるのか」
ルイス 「マックさんの催眠術のレベルはいくらですか(笑)」
GM 「知るかっ」
ルイス 「偽者だ(笑)」
酵素 「レベルなんてわかるものか」
鉄人 「レベル100」
ルイス 「正解は12、ではマックさんが現役時代に使ってた剣は何ですか」
鉄人 「田中剣(笑)」
GM 「えーっ」
ルイス 「それは“健”だろ(笑)」
GM 「見事に答えてくれました」
ルイス 「ちなみに答えはレイピアね」
鉄人 「レイピア○○スケートリンク?(地元民も知ってるかどうか…)」
ルイス 「じゃあ正直に言おう、実は反逆団に騙されました、今は王を裏切ったふりをしてるだけなんですよ」
GM 「証拠は(笑)」
ルイス 「証拠…」
鉄人 「♪〜(笑)」
GM 「そうやってごまかさないで、二重の裏切りかもしれないんだから」
酵素 「全て話してほしいなぁ、隣の部屋でぼそぼそと」
GM 「はいはいそこの人、寝言でもだめです(笑)」
ルイス 「とりあえず今のところはこの青手帳に誓って…だめだなぁ」
GM 「裏切るような人ならそんな嘘は平気でつけるでしょ」
ルイス 「(しばらく間)…そういうのほんっとにだめなんだよな、味覚消失だし爬虫類苦手だし(笑)」
一同 「関係ない」
ルイス 「正直で誠実で法の番人で義務感があるんですけど…義務感は雪崩だけか」
GM 「この密偵とは付き合いが長くないからわからない」
ルイス 「聞かれたことにはほいほいと答えるんだけどな…本当にふりをしてるだけなんですよぉ、信じてくださいよぉ(笑)」
酵素 「語尾が媚びてるな」
鉄人 「媚び山田って感じ」
GM 「あたふたしてるのかな」
ルイス 「あたふたあたふたあたふた」
GM 「うーん、どうしよう」
ルイス 「上の者を呼んでまいります」
GM 「私が戻らないとマックさんが動くことになってますからね」
ルイス 「こんこん」
鉄人 「狐かな」
酵素 「難聴です(笑)」
ルイス 「大きなことはできないな、目付の男に気付かれる」
GM 「鍵は閉めてる?」
酵素 「…閉めてるな(笑)」
GM 「どうしましょう」
ルイス 「バーの親父さんに頼んで合鍵を借りる、鍵をなくしちゃったので」
GM 「どれどれ、何か問題でもあったのか」
ルイス 「ちょっと鍵をなくしまして」
GM 「鍵なんてちょちょっと開けてやるよ(笑)」
ルイス 「親父さん、こんな盗人みたいな男を放っていいんですか(笑)」
GM 「盗人だもん(笑)」
ルイス 「うげーっ、久しぶりのプレイヤーはすごく難しい(笑)」
GM 「さあ、がんばってみよう」
ルイス 「あ、自分で鍵を開けられる」
酵素 「いぇーい」
GM 「では何でもないよとごまかせたかどうか判定だ(笑)」
ルイス 「言いくるめか…(ころころ)失敗したぁ(笑)」
酵素 「おいおいおいっ」
鉄人 「役立た…(テープが終わる)」
GM 「どうも怪しいなぁ、何か企んでるんじゃないのかぁ、へらへらへら」
ルイス 「世の中にはこんなドジな警官もいるということで、ちらっ(笑)」
GM 「それは怪しまれるぞ(笑)」
ルイス 「どうも“手帳に頼る”という癖があるみたいだなぁ(笑)」
酵素 「それが正しいロールプレイングの態度だ」
GM 「お前の部屋に行ってみるよ、てくてく、がちゃ、どこの鍵が閉まってるんだよぉ、ったく(笑)」
ルイス 「すんませーん、顔洗って寝ます」
酵素 「これで落ち着いて開けられる」
ルイス 「普通の鍵なんだろ…(ころころ)ほら成功だ」
GM 「かちゃ」
ルイス 「酵素さん、酵素さん」
酵素 「寝てる(笑)」
ルイス 「がくがくがく」
酵素 「何だ、寝起きは悪くないぞ」
鉄人 「プレイヤーの寝起きはひどい」
GM 「ナントカくんをお願いします/ちょっと待って、♪〜(峠の我が家)…この間10分(笑)」
ルイス 「かくかくしかじか」
酵素 「これこれうまうま(笑)」
鉄人 「どうして馬なんだ」
酵素 「鹿には馬だ(笑)」
鉄人 「ひつじひつじ、とりとりいぬいぬ、子丑寅卯辰巳琢郎(笑)」
GM 「沈んでいく(笑)」
酵素 「で?」
GM 「今ひとつどうも信じられないんだけど」
酵素 「だから、玉子を、」
GM 「玉子って何ですか(笑)」
酵素 「王子様が、どこかに監禁されてて、脅されてるから、敵に味方するしかないわけよ」
GM 「脅されてる?」
酵素 「そういうことに(笑)」
GM 「そういういきさつがあるという確信をもてるようなものを」
ルイス 「(古畑モード)物的証拠はないんです、はい…(笑)」
GM 「物でなくても何か」
酵素 「我々は目付の男に見張られてるわけだから…見張られてるってことは敵も我々を信じてないということで」
GM 「早く信じてもらえるように努力することが大切である(笑)」
酵素 「誰に?」
GM 「見張りに(笑)」
ルイス 「誰の台詞だ」
GM 「ややこしいから…見張りの男は“ボスケテ”(笑)」
鉄人 「別に“母すけて”じゃないんだな(笑)」
GM 「それなりに納得できる話ではありますが…決定打が…」
酵素 「阪神打線ですか(笑)」
GM 「決定打に欠ける…としか言えません、このまま帰ると怒られそうなので」
酵素 「うーん」
GM 「それなりの態度を示してくれれば」
一同 「態度?」
酵素 「見張りを倒すとか(笑)」
GM 「そんなことをしたら玉子の命が…王子だった(笑)」
鉄人 「“玉子”が定着してるなぁ」
GM 「いや、“ロボピッチャー”に決定(笑)」
鉄人 「ロボピッチャーって何ですか」
GM 「上にボスケテを出す人(笑)」
鉄人 「今回のリプレイには資料を載せるように(笑)」
酵素 「どういう態度をとれば」
GM 「物質とか」
ルイス 「物質ねぇ…」
一同 「(同時に)あっ、」
酵素 「オクレ兄さんがいた(笑)」
GM 「オクレ兄さんだけか」
酵素 「ヘビメタコも(笑)」
GM 「イカすじゃん、ダーリン(笑)いいねぇ」
酵素 「人質にしてOK」
GM 「人…人か?(笑)」
ルイス 「蛇質」
GM 「あなたがオクレ兄さんとヘビメタコをどれくらい大事にしているかを(笑)」
ルイス 「…愛の表現?(笑)」
GM 「体全体で表現しても可(笑)」
鉄人 「(しばらく間)…表現しない」
GM 「愛してないんですかねぇ」
酵素 「…というかねぇ、匂いきついからねぇ(笑)」
GM 「やっぱり愛してないのかねぇ」
酵素 「…手紙でも書くか(笑)」
GM 「朗読してください(笑)」
酵素 「愛してるよ、ダーリン(笑)」
GM 「それヘビメタコの台詞(笑)」
酵素 「これはヘビメタコ用(笑)」
GM 「返事が戻ってきたらどうするんだ(笑)それあたいの台詞じゃん、とか(笑)」
酵素 「そう言いそうだなぁ」
GM 「で、オクレ兄さんには」
酵素 「危ない薬でもあげておこう」
GM 「こうしよう、ポーズで表現してください(笑)」
酵素 「ひょーっ、こう?(笑)」
GM 「ヘビメタコは?(笑)」
酵素 「…どんな顔なんだっ(笑)」
GM 「別に真似をしろというわけではなくて」
  鉄人 「今の顔を資料として載せてよ(笑)」
ルイス 「インターネット上になら写真も取り込めるぞ(笑)」

次はストUしてるゲーマー 「くるっと回ってキックするのはどうするんだっけ?」
GM 「ベガは旋風脚は使えないよ」
ルイス 「ダブルニープレスならためておいてキックだけど」

GM 「早くしてください、いらいら」
酵素 「そんな使者はいないぞ」
GM 「それはまあ…ファニー国ですから(笑)」
ルイス 「おいおい」
GM 「要はマックさんが信用するかどうかだから…酵素さんのポーズを使者が真似して(笑)マックさんがうんと言ったらOK(笑)」
酵素 「そんなのありかよー」
GM 「ありなんです、ファニー国だから(笑)」
酵素 「fannyな国だ」
GM 「夜が明けてしまいますよ」
酵素 「どうすればいいんだ」
GM 「“エリーゼのゆううつ”は(笑)」
酵素 「どんなのがいいのかな…(ゆううつねぇ…)」
GM 「それっ(笑)そのポーズを真似するから修正してください(笑)」
酵素 「そうだなぁ、手首はこんな感じ(笑)」
GM 「文章にできるように(笑)」
鉄人 「別途資料請求(笑)」
GM 「スナップを効かせてて(笑)」
酵素 「てこの原理で(笑)」
鉄人 「だめだよ、スマップ聞かせたりしては」

 静寂(しじま)。

GM 「一応信じてもらえました、その上で何か要求することはありますか」
酵素 「C万出せ(笑)」
GM 「出せって、あんた」
ルイス 「兵士がC万ほしい」
酵素 「うーん、やはりC万(笑)」
GM 「何のために」
酵素 「特別な報酬」
GM 「でもあなたたちも手際が悪かったかもしれないし」
酵素 「何でやねんっ、計画通りやっただけだし、向こうが勝手に裏切ったんだし、…そういう性格じゃないから言わないけど(笑)」


長考アワー


GM 「翌朝です…今日も王様に会うんだけど」
酵素 「王様の返事は」
GM 「…半分にならないか(笑)」
酵素 「値切るなよ(笑)」
GM 「目付の男は…どういう名前だったっけ(笑)…ボスケテだったかな」
鉄人 「資料くれよ(笑)」
GM 「身代金を半分にするんだったら王子は無事じゃなくて半殺しになるところなんだけど」
酵素 「…OKだろ(笑)」
GM 「それならそれでよい…と言おうとしたら、あーなーたぁ(笑)」
鉄人 「野村監督系の(笑)」
ルイス 「野々村真系かと思った」
酵素 「ということはカツノリが捕まったわけか(笑)捕まるはずだ、9打席ノーヒットだから(笑)」
GM 「王妃と相談して…身代金は全額出そう、王子と交換である」
酵素 「誰が金持って帰るの」
GM 「まずは承知したことを伝えに帰りなさい」
ルイス 「へいへい」

GM 「ボスケテの案内で本体の居場所に向かいます…ぱっと後ろを振り返って、尾行はついてないな、と」
酵素 「魔法を使えばそのくらいいくらでも(笑)そのくらいの魔術師はいるだろうしなぁ」
GM 「こちらにも魔術師はいるしー」
酵素 「習得してないからわからない」
GM 「まぁいいや、ややこしいしー…あごのお楽しみだ」
鉄人 「あご?(笑)」
酵素 「言ったよなぁ」
GM 「うぅ、ツモに続いて(笑)」
ルイス 「アルコールが入ってるのか」

GM 「以前のアジトと同じくらいの距離に小屋があってだねぇ、中へ入って報告しました」
酵素 「玉子は?」
GM 「いないよ」
ルイス 「別の場所にいるのか」
GM 「こちらから交換を呼びかけようではないか、何かいいアイデアはないだろうか」
一同 「うーん…」
GM 「ふんふん言うなっ(笑)」
酵素 「そう言われても」
GM 「何だか試してるような目をしてるような気がしないでもないこともないかもしれない」
酵素 「いい案を出せばいいのか」
ルイス 「そうとは思うんだけど」
GM 「何かうまい受け渡し方法はないか…金を先にもらうほうがいいのか」
酵素 「それを…先方がOKするかどうか」
GM 「こちらには王子がいるんだし、優位に立ってるんだから別にかまわないのでは」
酵素 「でもあの王子はバカだから…捨てられて我々もろとも殺されるかも」
GM 「でもボスケテが言うには、あの時の王妃の態度からしてそんなことは絶対ない(笑)」
酵素 「さすがボスケテ、いいところを見てる」
GM 「そんなに注意してなかったのに気になるだろ(笑)」
酵素 「でも…金を受け取ったら…」
GM 「分散してちりぢり」
酵素 「どうやら我々の使命としては…身代金を渡さないことも含まれるんだろうなぁ」
GM 「そう、かなりきついねぇ」
ルイス 「我々パーティを除いた盗賊団は7人だろ、身代金受け取りグループと本体に分けてしまえば歯は立つと思うんだけど…金を受け取ってきます、なんて言えないよな」
GM 「王子の居場所はもっとわかりにくくなると思うぞ」
酵素 「王子を目の前に引き出せればこちらの勝ちなんだけどなぁ、他者移動でもすれば」
GM 「で、何か提案があれば」
一同 「うーん…(笑)」

 そんな簡単にいい案が飛び出してたまるか。現代の世の中と違って魔法があるとはいえ、このパーティにあまりハイテク(死語)な魔法を期待しても無駄である。

GM 「王子の居場所なんかわかりっこないぜ、わははははってボスは言ってる」
ルイス 「それはどうやら意外に簡単なところに隠してあったりして」
鉄人 「それもあるかもしれないな」
ルイス 「話わかってないだろ(笑)」
鉄人 「全然わからないね(笑)」

  「あご?(笑)」以来台詞の途絶えていた鉄人、何と寝床を確保していたのである。あぁ、夜明けは近いぞ。

鉄人 「知力少ないから任せた(笑)」

 長考。盗賊団から3人(上役1人、ヒラ2人)とパーティから数名が受け取りグループになることが決まった。金を受け取った瞬間に分散してしまうことを避けるためである。

GM 「受け取りグループは女性についてきてほしいと言ってる」
酵素 「キャサと一緒に行動するということで(笑)」
ルイス 「またまた」

 また長考。特に意図もなくだらだらと発言してるから…。

酵素 「●●●●…(笑)」
ルイス 「しっぺじゃあ」
酵素 「いやいや、テレビを」
ルイス 「そうくるか」

 そう、CX系の 「今泉慎太郎(最終回)」が始まる時間になってしまったのである。結局10分中断、ますます夜明けが近くなった。

GM 「誰が受け取りに行くのかな」
酵素 「キャサはどうするの」
GM 「指示されるように」
酵素 「じゃあ一緒に行こうか(笑)…女性2人連れていく(笑)」
GM 「ジョンが、私も行こう(笑)」
酵素 「きみは残っていたまえ」
GM 「ふぅーん(笑)」

 どうも今ひとつ意見がはっきりしないまま受け取りグループは出発した。
 盗賊団で残ったのはストロング金剛、上役1人、ヒラ2人、パーティでは鉄人、ルイス、ゲイル、ジョンである。

鉄人 「待つ?」
ルイス 「まさか、王子様を迎えに行ってきましょうかだなんて」
GM 「金が届いてからでいいだろう」
ルイス 「ここでボスたちを始末、しかも生け捕りにしてしまえればヒーローなんだけど」
GM 「まぁそうだね」
酵素 「役立たずはみんな連れていってるから」
ルイス 「こちらに肉体派は3人か」
GM 「こちらは…4人かな」
ルイス 「1人多い連中を相手にしてボスを生け捕りにできると思いますか」
鉄人 「ここまで話が進んでないのなら思いきって何かやってみるのもねぇ」
ルイス 「そういう話は静かにしましょう」
GM 「静かに静かに」
鉄人 「思いきってやったらいいよ」

 GMはとりあえず配置図を書いた。以降はボス以外のザコはA、a、bとする(酵素 「生物の授業みたい」)。

ルイス 「単純に考えるとザコは100(CP)、25、25だな」
鉄人 「100もあったら倒せないよ」
GM 「きみも100(CP)でしょ」
鉄人 「…あ、CPのことか、生命力かと思ってた(笑)」

GM 「もう1枚ヘクスシートを」
ルイス 「へいへい」
GM 「これくらいかな、かなり広い小屋です」
ルイス 「“大屋”だな(笑)」
鉄人 「“政子”だな」
ルイス 「言うと思った」
GM 「“体育館”でもいいよ」
ルイス 「バドミントンのコートが2面とれそうだな」
GM 「細かいことは気にしないということで、イメージ映像(笑)」

 配置図を書いてはみたものの、すぐには戦闘に突入しない。GMもかなりじれったい思いをしている。

ルイス 「大将、トイレはどこですか」
GM 「外でしてこい」
ルイス 「ゲイル、一緒に」
GM 「へいへい」
ルイス 「残る2名には何も言わない」
GM 「伝えないのか」
ルイス 「思いきったことやってみようか、味方にも内緒で放火(笑)」
酵素 「いいねぇ」
GM 「そんなに煙が立ちのぼったらバレるんじゃないのか」
ルイス 「そうか…かといって冷凍するわけにもいかないし(笑)」

 さらに長考。

GM 「aもトイレにやってきたよ、お前らどうして中に入らないんだよー」
酵素 「ひなたぼっこ(笑)」
GM 「どこでしたら見えないかなー、実は大なんだよー(笑)」
酵素 「大してる最中に殺せるよなぁ、と数km先から話しかける(笑)」
ルイス 「法の番人だから虐殺はできない」
GM 「(しばらく間)考えてるねぇ」
ルイス 「ゲイル氏がこっそり放火して逃げる(笑)そしてaとbが追う、残るは3VS2なんだけど…だめかな」

 またまた長考。

GM 「敵はみんなリラックスしてるからね、無防備といえば無防備、ボスはもう金を手に入れた気分」
ルイス 「皮算用してるのか」
GM 「あれ買ってこれ買って、まずは肉体を美しく見せる油だな(笑)」
酵素 「何だそれは」
ルイス 「大人数VS大人数の戦闘なんて嫌いだよなぁ、GM(笑)」
GM 「嫌いです、何より戦闘それ自体が嫌いです」

 このGMは戦闘が嫌いなのである。それを考慮に入れても考えは浮かばないのだろうか。

鉄人 「20秒、1、2、3、4、」
ルイス 「ぱちり」
鉄人 「後手、4七歩裏返って王裏返る(笑)」
ルイス 「王の裏には何も書いてないぞ(笑)」
GM 「どうして王まで一緒に裏返るんだ」
鉄人 「ジャンピングチャンス(笑)」

GM 「aは大が終わりました、お前らどうやって拭いたんだよー(笑)」
ルイス 「あそこの木の葉っぱが柔らかくていいんだよ」
GM 「本当かよー、砂かけてズボンを握ったままで歩いていった(笑)」
ルイス 「よし、正攻法でいこう」

 やっと動いた。窓越しに戦闘開始の合図をしたが、気がついただろうか。

GM 「(ころころ)ジョンは成功」
鉄人 「(ころころ)成功」
酵素 「よしよし」
ルイス 「ではドアを開けるぞ、火球発射!」
GM 「(ころころ)命中」
ルイス 「Aに不意打ちだな、能動防御は−4で」
GM 「(ころころ)だめです、よけられません(ころころ)ダメージは1点だけ」
ルイス 「では突撃」
GM 「1ターン不意打ちにさせてあげよう」

 ダメージが1点なら別に不意打ちでなくてもよかったかな?…あくまでも結果論。

酵素扮するジョン 「ボスに斬りかかる(ころころ)12と12(笑)」
ルイス 「12面ダイス振るなっ」
GM 「ド失敗」
ジョン 「(ころころ)成功」
GM 「(ころころ)11、防御失敗です」
ジョン 「弱いぞ(ころころ)」
ルイス 「よしよし、7だから…スケイルアーマーだから…4のダメージか」
GM 「ぶー、頑強です」
一同 「何ーっ」

GM 「Aが鉄人を攻撃(ころころ)成功」
鉄人 「(ころころ)…あ(笑)」
酵素 「何じゃそら」
ルイス 「どこかで見たパターンだな」
GM 「(ころころ)8の切り」
酵素 「死ぬんじゃあるまいな」
ルイス 「7のダメージ(笑)」
一同 「おいおいおい」

 鉄人のキャラクターを作成したのは何を隠そう編集者の私であります。少しでも身軽にさせようとヘビーレザーを着せたのは失敗でした。

ルイス 「すぐに反撃できないのから全力攻撃でいいな、ダメージ+2(ころころ)成功」
GM 「(ころころ)無理でーす」
ルイス 「(ころころ)8の刺し、やっと役に立ったぜいっ」
酵素 「よぉーし」
GM 「6のダメージ」
酵素 「もしかして強いのか」
GM 「生命力と同じくらいのダメージです」
ルイス 「ターン済んだから判定、失敗して気絶しなさい」
GM 「(ころころ)ぴんぴんしてる」
ジョン 「今のにならって全力攻撃(ころころ)よし、クリティカル」
GM 「死んでもいいのかな(笑)」
ジョン 「(ころころ)6だ、ダメージ3倍(笑)」
GM 「(しばらく間)…2倍」
ルイス 「いいねー」
酵素 「(ころころ)10、よしっ」
GM 「死んでもいいのかなー」
ルイス 「22のダメージだな」
GM 「22?…(笑)」
ルイス 「実は死亡判定3回(笑)」
酵素 「あー、そうか」
GM 「(ころころころころころころ)生きてる(笑)」
ルイス 「うーん、またも助っ人に」

 ボスの通算ダメージは35、さすがのストロング金剛も降伏した。

ルイス 「勝ったぞー」
GM 「空しい勝利だ(笑)」
ジョン 「aは?(笑)」
ルイス 「戻ったところを御用(笑)」
GM 「じゃあ戻ってくるよ」
ルイス 「ドアの陰に隠れて」
GM 「うそつくなよー、あの葉っぱはがさがさじゃないかよー(笑)」
ルイス 「がちゃ、ばたばた」
ジョン 「押さえられたのか」
GM 「ばっかやろう、なんだよー」
鉄人 「猪木系だな」
ジョン 「山寺宏一入ってる(笑)」


後始末は?


ルイス 「これで完勝だな」
鉄人 「やれやれだな」
元通り酵素 「プレイヤーがいいとこうなるんだ、ボスも生きてるし」
GM 「死にかけてるぞ」
ルイス 「ジョンさん応急処置を」
GM 「何のためにエリクサが(笑)」
やっぱりジョン 「こんな男に使うのはもったいないっ(ころころ)成功」
GM 「(ころころ)1…(笑)」
ジョン 「勝手に振るなぁ(ころころ)1(笑)」
ルイス 「1点だけ回復か、エリクサを使ってあげなさい」
GM 「誰のを?」
結局酵素 「自分はいないしキャサもいない」
ルイス 「(計算中)…エリクサ2つで10ポイント回復すればいいのか」
GM 「1つにつき1D回復」
鉄人 「(ころころ)4」
ルイス 「あとはゲイルが持ってるだけか」
GM 「(ころころ)1、よりによって(笑)」
ルイス 「酵素さんの帰りを待つとするか(笑)」
GM 「帰ってくるまで半日はかかるかな」
ルイス 「こっそり生命力判定しておいて、失敗したら12時間後には死んでしまう」
酵素 「ちょっと不安だな」
ルイス 「死ぬかどうかは12時間後にわかるんだからこっそりと振…」
GM 「(ころころ)うっ(笑)」
酵素 「密かに振るんじゃないのか」
GM 「わかったよ、密かに振るよ(ころころ)はい成功(笑)」
ルイス 「どうもなぁ」
GM 「いやー、12時間後には意識を取り戻しそうだー、安心安心(笑)」
ルイス 「では帰りを待とう」

GM 「戻ってきました」
酵素 「お金は」
GM 「無事に受け取って」
ルイス 「トラブルはなかったんだな」
GM 「帰ってきたのはいいけど…誰が先頭なのかな」
ルイス 「…おいおい(笑)」
GM 「いやいや、受け取りグループの中では」
酵素 「ずっとついていってたんだから後ろからのこのこ」
GM 「では先頭は敵だな…何だよー、何してるんだよー、おいー」
酵素 「その備えを何もしてなかったのか」
ルイス 「…うん(笑)」
酵素 「また戦闘かい」
ルイス 「そのつもりでいたんだけど」
GM 「bが事情を話してしまう」
ルイス 「そうなの?(笑)」
GM 「それはそうだろう」
ルイス 「全員縛ってあるから無力だと思うが」
GM 「こいつらが突然襲ってきたんだよー」
ルイス 「これは真っ向から戦って勝てるでしょう」
GM 「…勝ちました(笑)」
一同 「おいおい」

 戻ってきた敵はB、c、dとしておこう。今しがた戦った連中とあまり変わらない、ということだ。

ルイス 「お前たちのボスは、」
酵素 「ボスケテだった(笑)」
ルイス 「お前たちのロスは…(笑)」
酵素 「ツモに続いて」
鉄人 「三浦一義」
ルイス 「お前たちのボスは我々の前に屈伏したのだ、命が惜しければ降伏しろ」
GM 「それは…一体」
ルイス 「犯行声明だ(笑)」
GM 「どうしようかなぁ、勝ち目ないしなぁ」
ルイス 「もちろんゲイルは火球の狙いをつけている」
GM 「どうしよっかな、戦いたい?」
ルイス 「Bが倒れたらそれで終わりであると思うが」
GM 「では…後ろへ下がろうとする」
ルイス 「だってよ」
酵素 「うん、聞いた」
ルイス 「鉄人、ジョンさん、懲らしめてやりなさいっ(笑)」
鉄人 「何のパクリやねん」
GM 「…うっかり八兵衛?(笑)」

 完全に水戸黄門モード、8時44分状態である。正義の前に敵はない。…はずだった。

GM 「(ころころ)dが呪文の邪魔をするぞ」
ルイス 「よけなさい、しょうがない」
GM 「斬られ損だぞ」
酵素 「(ころころ)…斬られた、自信過剰だから」
GM 「(ころころ)3の切り」
酵素 「何だ、その程度か」

GM 「酵素さん」
酵素 「少し動いて立ち止まる」
GM 「それは追いつくぞ(ころころ)攻撃成功だ」
酵素 「(ころころ)だめだ(笑)」
GM 「(ころころ)4」
ルイス 「3のダメージか」
酵素 「困ったなぁ」

 酵素はこの後も同じように殴られ続け、合計9のダメージを受けた。瞬間回避を使うのも忘れていたそうな。このシーン以外は順当だったのだが。

一同 「ばんざーい」
酵素 「ひどい状況だな(笑)」
GM 「ボスを何とかしないと」
酵素 「魔法で回復させてあ…しばらく待ってね(笑)」
GM 「パワーストーン使いなさい」
酵素 「そうだった(ころころ)成功、8ポイント回復」
GM 「ヒットポイントは−9になりました」
ルイス 「目はしばらく醒めないだろうけど」
酵素 「いつかは醒める」
GM 「後で醒めました」
酵素 「お金は無事なんだな」
GM 「無事です」
ルイス 「いやー、強行策が当たってしまうなんて」
GM 「ああなったら強行策しかないんじゃないの(笑)」
ルイス 「では王子様の居場所を」
GM 「吐きましょうか、教えられた別の小屋にいました」
酵素 「敵と一緒じゃないのか」
GM 「敵はいないよ、食料が置いてあるだけ」
酵素 「あのボスは嘘をついたんだな」
GM 「そうだよ、大人数に見せかけるだけ」
ルイス 「所詮は金剛」
GM 「お前ら遅いぞ、何をしていたのぢゃ(笑)」
酵素 「うるさいっ(笑)」
GM 「はぁぁ」
酵素 「お前が勝手な真似をするからこういうことになるんだ、と忠告する」
ルイス 「忠告では弱いなぁ」
酵素 「怒ってやる」
ルイス 「自分としては平手打ちをしたい、悲しゅうございます(笑)」
GM 「(ころころ)よけた(笑)」
ルイス 「生意気なガキだ」
GM 「うわあぁぁ、と泣き出す…のをキャサがなぐさめようとする」
酵素 「また変なことをするんだろ」
GM 「すぐに泣きやんで偉そうな態度に戻ってしまう(笑)お前らが遅いのがいけないのぢゃ」
酵素 「また怒っ…てもしょうがない」
GM 「で、そこでゲイルがハイキック(笑)」
ルイス 「こらこら、ハイキックって顔面に当たるんだぞ」
GM 「怖いものなし、この前土の中に埋められたもん(笑)」
酵素 「そういう性格なのか」
GM 「わかったよ、優しく、優しく優しく…クォータースタッフ(笑)」
ルイス 「やめんかいっ」
GM 「平手にしよう(ころころ)…はずれてる(笑)」
酵素 「カッコ悪いぞ」
GM 「(ころころころころ)これくらい振れば当たるだろ(笑)」
一同 「カッコ悪ーい」
GM 「でも実はこの子はそんなに悪くないんだよな」
ルイス 「悪いのは、…」

GM 「…ということで、申し訳ございませんでした」
ルイス 「今後はお母様にお任せしたほうがよろしいかと存じます(笑)」
GM 「お金は無事なんだけど…知力で判定してください」
酵素 「…誰も盗癖なんてないだろ」
ルイス 「ないよな」
GM 「こいつこいつ(笑)」
酵素 「このガキ盗癖あるのか」
GM 「金に汚いから(笑)」
酵素 「それはいくらなんでも、親の金なんだし…?」
GM 「親の金はボクの金(笑)」
酵素 「(ころころ)見つけた(笑)」
GM 「どうするかな」
酵素 「げしっと(笑)」
GM 「振ってみて」
酵素 「(ころころ)おや…(笑)」
ルイス 「こんなのばっかり」
酵素 「さっさと戻るぞ、こいつと一緒だとろくなことがない」
GM 「オルガート王はそんなに心配してなかったけど」
酵素 「お母さんに全部言いつけてやる(笑)」
GM 「殴ったことまで?(笑)」
酵素 「いやいや」
GM 「ネルスちゃまぁ(笑)」
酵素 「そういう名前なのか」
ルイス 「ネルスのふしぎな旅…15年くらい前のネタだった(笑)」
GM 「ネルフにしようか?(笑)」

 結局報酬は$500と非常に高額であった。たくさんあげたところで使い道がないからいくらでもいい、という事情らしいのである。
 …とまあA4版12頁に渡ってお送りした今回のSESSION、収録時間は合計4時間14分(カット分を除く)であった。この頁も残り少ないのでさっさと失礼しよう。
 では次回をお楽しみに!



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