編集後記（2000年 7月23日号）

　猛暑は寝てやり過ごすしかありませんなぁ（ダメじゃん）。

• 　またまた 3日目の続き。　昼食を目前にしてドリアンに手を出した一行は、胃からこみ上げてくる悪臭を必死に押さえつつ、バスでホーチミンに戻る。

• 　昼食の舞台は名も知らぬ高級ビュフェ。　もちろん高級とはベトナムでの話。　外国人御用達の店らしく、物乞いの子どもたちが大挙して詰めかけている。　心が痛むことに慣れてしまった自分がちょっと悲しい。

  　生春巻きがあったのでもちろん選ぶ。　前夜にも揚げ春巻きを食べたが、どちらもタレ（とうがらし、酸味、ニョクマム）以外の味はよくわからない（笑）。　具だくさん過ぎたし。　しかもかみ切れないから一口で頬張っておしまい（笑）。

  　その他には、インディカ米の炒飯はやはりプンと臭ったこと、鶏肉炒めが実は鶏ガラ炒めだったことくらい。　むしろ庶民派グルメに挑戦したかったのだが、衛生面に難があるとのことで断念。

• 　ホテルのフロントでキーを受け取ろうとすると「見つからない」という（笑）。　探しておきなさい。　スペアキーで部屋を開けてもらったのはいいが、室内の主電源がキーホルダーを差し込むことで起動するので困った。　「キーがないんです」「スペアキーで開けてください」まではいい。　「キーがないと電器類が使えないんです」とは英語で言えなかった（笑）。

• 　午後は予定がない。　このままだとみんな爆睡してしまいそうだったので、ホテル内のプールに行こうと提案する。　体調不良でダウン気味のＫねーちゃんは「後から行く」とのことだった。

  　持参していた海水パンツに着替え、プールに行こうとすると天候が急変していた。　昨日はそれほどでもなかったスコールが本格的にやってきたらしい。　これくらいは降るだろうと予想していたのはオレだけで、ドカ雨に興奮しまくるニホンジン一同（笑）。

  　その代わりフィットネスジムがあったので利用させてもらう（なぜベトナムまで来て）（笑）。　ランニングマシンの上を疾走しながら外のスコールを眺めていると…Ｋねーちゃんがずぶ濡れになりながら歩いている（笑）。　宮澤賢治じゃないんだから（難）。　どうせプールに入ったら濡れるんだからってあーた、高熱で判断を誤ったな。　せっかくだから泳ぐ、と突撃したが 3分で戻ってきた（笑）。

• 　ホテル内の Business Center でインターネットに接続できるという。　自分のページくらいはチェックしないとな。　って、日本語フォントが読めるわけもない（笑）。　カウンターは読めたが、掲示板はメールアドレスが判別できるだけ（笑）。　あぁ誰だれが書き込んだんだな、という事実を確認して終了（笑）。　20分で約 $7.00、よく考えたらムーチョ高かった。

• 　ロビーで民族楽器のデモ演奏が始まった。　オレはこれでもフルート奏者の端くれ（よく言った）、昨夜見た横笛を買って帰ろう。

  　眺めていると「吹いてもいいよ」みたいなことを言われたので遠慮なく吹かせてもらう。　作りが荒いので各々音の出しやすさはバラバラだが、たちまちロビー中の視線を集めちゃった。　謎の弦楽器の奏者が滝廉太郎の「花」を演奏していて、一躍スターダムに躍り出てもよかったのだがやめておいた。

  　結局 $30.00 の葦笛に決定。　水牛の角笛（$120.00）も欲しかったが、音が出にくいのであきらめる。

• 　夕食はサイゴン川クルーズ＆ディナーへ。　クァンさんが「長袖で来てくださいー、寒いだから」と言うのでパーカーを羽織っていったが、ベトナム人と日本人では温感が違う（笑）。　福澤家 3兄弟は島育ちなので、これくらいのそよ風は無視。

  　3階建ての客船に乗り込む。　屋根付きのオープンな空間に 200人分くらいのテーブルが並び、正面のステージではアジア各国の歌謡ステージ（笑）。　料理の方は巨大ガニと巨大エビ他スタンダードなベトナム料理が並ぶ。　ちょっと油が多くて手がベトベト。

  　食後は屋上で風景を眺める。　といってもスコール対策で屋根があるので、ただひたすら夜景を横から眺めることになる。　その間にクァンさんといろいろ話をした。　親戚一同は 2人を除いて中年一直線で（今日の暴言）、Ｋねーちゃんはダウンしているので、26歳のクァンさんにはオレくらいしか話し相手がいなかったのね（笑）。

  　「諭吉さんー、『あかん』ってどういう意味ですかー」と言われた。　やっぱりにわか仕込みじゃ無理か。　大阪のオバタリアンが使う言葉です、と教えておいた（笑）。　ちなみに「オバタリアン」は昼に教えてある（爆笑）。

• 　やっと長い長い 3日目が終了。　と言いたいところだが、ロビーにドリアンの残り香が漂っていて思い出しちゃった（笑）。

●補足

　昨日号の「ドリアン〜」について、どんな味なのか一言も触れていませんでした（笑）。　あのねあのね、果物だからちゃんと甘味はあったんだけど、においが強烈で味なんか覚えちゃいねぇ（爆笑）。　このオチ予想してたでしょ。

●責任者出てこい

　最近 IT 関連の相談をよく持ちかけられる（と書くと聞こえはよい）。　みんなオレを慕ってくれるのはうれしいのだが、「よくわからんけどあーでこーで」って感じの人が多いから理解するだけで一苦労。　そっち方面専用の家庭教師やったら儲かるかなぁ。

　先週のこと。　ぽんた氏の PC がハングアップしたらしく、どうしていいのかわからず電源コードを抜いちゃったんだって（笑）。　そっか、まだ教えてなかったもんな。　どうにもならなくなったら電源ボタン 5秒押しが正しい対処法です。　ハングアップすることって意外に多いから気にしないように。　と伝えておいた。

　ところが後日、やっぱり往診に来てくれという。　いつも普通に動いているゲームが「不正な処理」を行ったとかで、原因がわからない。　オレが電源を入れるとちゃんと動く。　気まぐれってこともあるし、とアイドリングさせていると突如フリーズ。　？

　電源ボタン 5秒押しから再起動。　すると今度は Windows が立ち上がる直前にフリーズした（笑）。　おい？　また再起動、今度は BIOSを認識する段階でフリーズ（おーまいがぁーっ）。　オレ何も悪いことしてなーい。

　何が起こったの？　データをあきらめて再セットアップしようともしたが、フロッピーからデータを読み込む前に力尽きる（笑）。　これじゃ策の施しようがない。　容体の急変したマシンを購入した店に運ぶべく、ぽんた氏が本体を担ぎ上げたその瞬間。

　がちゃん。

　！！！！！

　中で CPUクーラーが外れてた（爆笑）。　うがーっ、フリーズの原因は熱中症（オーバーヒート）だったのか。　そりゃたびたび凍るわけだ。

　となるとだな、がちゃんと音がするより前から外れてたはず。　ぽんた氏に聞くと「前夜にそういう音がした」という（笑）。　でも金具は折れたりしてなかったし、ひとりでに外れることはありえないよなぁ。　密着面を見てみると、シリコングリスを塗ってある周りに白い粘液が。　これってまさか木工用ボンド？（爆笑）

　ちゃんと金具を取り付けると起動した（笑）。　でも何度もいじくったせいか不安定になっており、どうもすっきりしない。　てゆーか、手抜き作業がこういう異常を生んだのだからすっきりしてもいられない。　クレームをつけてやろうじゃないの。

　お詫びの印に何かサプライ品をサービスしてくれないかな。　どうせならデジカメがいいな（笑）。　中古でいいからノートも欲しい（笑）。　あれこれ悩んだあげく、現実味を考えて CD-R 生ディスク10枚で決着（爆笑）。

　店（組み立てた店と同一らしい）に持っていくと、こちらの怒りの表情を浴びせ倒しで覆うがごとき笑顔で応対された（笑）。　「CPUクーラーが勝手に外れた」と言った瞬間には表情が思いッきり曇ったけどね（笑）。　間違っても電源コードを抜いたことは口にしない（笑）。　あれから 1週間、生ディスクは勝ち取れるのでしょうかねー。