SESSION 7 「或る富豪の死」


<1998年 5月 1日収録/Game Master : Amylaze Trypsin Pepsin>



INDEX

前説ショー
或る宿屋にて
日曜捜査本部発動!
メイドさんかく語りき
来ない男たち
ひみつのにっき(はぁと)
捜査会議は眠らない
無情にも陽は昇り
電光石火の解決劇


前説ショー


鉄人 「それでは今朝は山形からズームイン(笑)」

 実はこのセッションの前に2年ぶりにセッションを行ったのだが、GMもプレイヤーも勘が戻らずお流れとなったのである。やはりセッションは頻繁にやるのがいいようだ。
 今回はボケ王子物語の続き、場所はファニーから始まる予定である。みなさん、覚えてますかー。

鉄人 「それでは宜野湾からズームイン(笑)」
ルイス 「またまた難しいところから」
ゲイル 「寒いぞ」
ルイス 「いやいや、それくらい許してあげないとしゃべることがなくなるから(笑)」
鉄人 「しゃべらないぞ」
一同 「しゃべれよ(笑)」
GM 「えーっと、とりあえず、まあ、ファニーのことはおいといて(笑)」
ルイス 「おいとくんかい」
GM 「みなさんはいろいろ旅をしてるわけですよ」
一同 「…はい」
GM 「いろんな土地を知らなきゃいけないということで」
ゲイル 「我々は普段何をしてるんだろう(笑)」
ルイス 「この国の人なんだけどね」
GM 「えー、まぁ、」
ゲイル 「(無視)一体何をして生活してるんだろうか」
ルイス 「略奪の旅だろう(笑)」

 このGM、ちょっときっかけ作りが下手なようである。その間に鉄人がよくしゃべるのだが…。

鉄人 「そんなのどーせカットされるんだから(笑)」

GM 「みなさんはスタンク島のマイに向かっているところです」
ルイス 「お、初登場」
鉄人 「喜多嶋舞のこと?」
GM 「(無視)どうしてマイっていう名前なんだろう」
ルイス 「知りません(笑)」
鉄人 「ひょうきん族が好きだったから(笑)」
ルイス 「何でやねん」
鉄人&ルイス 「マイ…マイ…(笑)」
ルイス 「わかるまいぃ(笑)」
ゲイル 「中途半端だなぁ」
GM 「ということでみなさんはのんびり旅行してるわけで」
一同 「うん」
GM 「途中山賊なんかも出たりせずに(笑)」
ゲイル 「意味ありげにさいころを握るな」
GM 「いや、何となく(笑)」
ルイス 「何となくでもやめようよ」
GM 「目的地のマイに近くなってきたんだけど、」
一同 「うん」
GM 「日も暮れてきたので、」
一同 「うん」
GM 「近くに宿屋があったので、」
一同 「うん」
GM 「宿屋に…泊まるよなぁ」
ルイス 「まぁね」
ゲイル 「普通はね」
GM 「…そうか。(爆笑)」
ルイス 「最悪だよ(笑)」
ゲイル 「ある意味楽屋ネタのような」
ルイス 「仕組まれてるよぉ」
GM 「パーティ何人だっけ」
ルイス 「えーと…人間7人、人間以外1人(笑)」
GM 「人間以外は泊まりません」
ゲイル 「宿屋の名前は」
GM 「考えてませんっ(笑)リプレイ編集の時に書いてて(笑)」
鉄人 「モーテル○○(笑)」
ゲイル 「○○って言うなぁ」
鉄人 「○○○○ワイド600(笑)」
ゲイル 「JR○○線沿いに“モホテル○○”っていうのがあるけど(笑)」
ルイス 「ローカル色強いので切らせてもらうよ(笑)」
ゲイル 「モホテルは頼むよ(笑)」


或る宿屋にて


GM 「人間は7人だっけ」
ルイス 「プラス2」
鉄人 「(小声)ニュースプラス1」
ゲイル 「ヘビメタコは」
ルイス 「おそらくオクレ兄さんの膝の上だろう」
GM 「とりあえずその2人は除外」
ゲイル 「“2人”って(笑)」
ルイス 「2匹まとめて棺桶の中だ」
GM 「宿の外でね」
ルイス 「棺桶に車輪でもつけて」
GM 「そんな深いことはまあ(笑)」
ルイス 「ごまかしてる」
ゲイル 「ドラクエ状態になってる、と(笑)」
GM 「泊まるのなら20Gなので」
ルイス 「ゴールドって言うな」
ゲイル 「いつの間に」
鉄人 「イタリアンドルとか」
気動車 「ごごごごごごーっ」
ゲイル 「$20ですか」
鉄人 「うるさい○○線っ」
ゲイル 「$20っすか」
GM 「(無視)これが終電…じゃなくてその前だったっけ」
ゲイル 「聞けよお前」
GM 「(無視)いや、3つ前だ」
ゲイル 「にじゅうぅ?(笑)」
GM 「ん、$20ね」
ルイス 「し、しつこい」

GM 「そのソックスはおっさんくさいなぁ>鉄人(笑)」
鉄人 「ん?買うの面倒臭いから」
ルイス 「面倒臭いのか」
鉄人 「誰も見ないだろ」
GM 「額広いなぁ>ゲイル(笑)」
鉄人 「パンチョって言っても笑わないから、この人(笑)」
ゲイル 「もー、ほんともー、いいよ」
鉄人 「続けて」
ゲイル 「きりがない」
GM 「じゃあとりあえ…」
ルイス 「オレには振らんのか(笑)」

GM 「夕方になりました、みなさんは食堂で夕食をとってください」
ゲイル 「メニューは何ですか」
GM 「知らんっ(笑)」
ルイス 「振られることくらい予想して考えろよ」
鉄人 「焼き蛤グランプリ」
ゲイル 「面雀やろうぜ(笑)」
鉄人 「…おもちゃ?」
ルイス 「すんません、よく言うて聞かせますんで(笑)」
GM 「じゃあ食べてよ」
ルイス 「味覚消失が2人いるんですけど」
GM 「それでもぱくぱく食べるのっ」
ゲイル 「おいしく食べる」
鉄人 「グルメだぞ」
ゲイル 「作らせる(笑)」
GM 「酵素は酒飲みながら(笑)食べてます、他の人は」
ゲイル 「ゲイルも飲む」
ルイス 「飲んでる人のつまみをかじってる」
鉄人 「カツ丼と赤出し(笑)」
GM 「それじゃあ飲んでない人は知力判定、飲んでる人もペナ…」
ルイス 「(ころころ)成功っ(笑)」
GM 「女性の叫び声が聞こえてきた」
ゲイル 「それは…キャサ?」
GM 「いやいや」
ルイス 「客室のほうかな」
GM 「そうらしい」
ルイス 「行ってみないといけないのかな」
GM 「他のお客さんも何人か気がついた人がいる」
ゲイル 「みんなが行くなら行く」
ルイス 「もしかして殺人事件?スリルスピード…」
GM 「…で?(笑)」
ルイス 「このネタ2回目だった」
鉄人 「スリルスピードサスペンス」
ルイス 「…あ、フリーでも警察だから行かないと」
ゲイル 「内気だからみんなが行けば」
鉄人 「風邪なので遠慮します」
ルイス 「“風邪”が癖だから(笑)」
GM 「声が聞こえた方向に行く人は」
一同 「うん」
GM 「声が聞こえた方向に行きました(笑)」
ルイス 「こらーっ」
ゲイル 「誰が行ったの」
GM 「こいつとこいつ(笑)」
ルイス 「言ってくれよ」
GM 「ルイスさんとゲイルさん」
ゲイル 「みんなが行くのなら行くって言ったのにぃ」
GM 「みんな行ったから(笑)」
ルイス 「そうなのか」
GM 「ほぼみんな(笑)…でも酵素は聞こえてないから行かない」
ルイス 「来いよ」
GM 「キャサも酒癖悪いから行かないし(笑)」
ゲイル 「おかまいなしだ」
ルイス 「悲鳴なんだから」
ゲイル 「…隊長、疲労消していいですか(笑)」
GM 「どうぞどうぞ」
ルイス 「その疲労は本当はなかったことになってるから(笑)」
鉄人 「負傷を消さないと(笑)」
ルイス 「その事実は闇に葬られたわけだ(笑)」
ゲイル 「僕も行きました」
GM 「そうしたら、とあるゴージャスな部屋の前に、」
ルイス 「♪見られるたびにきれいになるの〜」
GM 「女の人が座り込んでいる、へなへなと」
ルイス 「どうなさったんですか、おぜうさん」
GM 「その人は宿屋のメイドさんなんだけど…中でお客さんが死んでるんですぅ」
ルイス 「よし、出番だ(笑)」
ゲイル 「最前線に出ていきたいんだけど内気が(笑)この前注意を受けたばかりなので(笑)」
GM 「ルイスだけかな」
ルイス 「白手袋をはめて一歩前へ」
ゲイル 「そのお客さんってのは何歳くらいの方ですか」
GM 「部屋の外なんだけど(笑)」
ゲイル 「行けよぉ」
ルイス 「がちゃ」
GM 「この部屋は2つつながってるんだけど…食卓の近くで初老の紳士らしき人がうつ伏せにばったりと」

ルイス 「ふんふん(図を書くが…)」
ゲイル 「下手くそ(笑)」


日曜捜査本部発動!


ルイス 「うつ伏せに倒れている、と」
一同 「うん」
ルイス 「血がどくどく、と」
一同 「うん」
GM 「ううん」
ルイス 「うん?」
鉄人 「仰向けにしよう」
ゲイル 「もしもーし、大丈夫ですか」
GM 「部屋に入ってるのか」
ゲイル 「あ、入ってないっす」
鉄人 「グルメな冒険してる(笑)」
GM 「騒ぎで人が集まってるから入ってきてもいいよ」
ルイス 「仲間が最前線にいるんだから来なさい」
鉄人 「最前線…ということで藤岡弘と一緒に行く」

 この間10秒。

ゲイル 「まあ進めようか(笑)」
ルイス 「この間10秒、と(笑)」
ゲイル 「もしもーし、大丈夫ですか」
ルイス 「いやいや」
ゲイル 「出血を確認する、大出血なーし」
ルイス 「この私の役目やっちゅうねん(ぺちっ、笑)」
鉄人 「おでこを攻撃するのはやばいよ(笑)」
GM 「かわいそうだ」
ゲイル 「…しばくぞマジで(笑)」

ルイス 「死んでるのは間違いないんだな」
ゲイル 「呼吸、なーし」
GM 「間違いない…って」
ルイス 「倒れてるから死んだと思ったのかな」
GM 「脈がない」
ルイス 「あ、そう」
ゲイル 「脈、なーし」
ルイス 「じゃあとりあえず遺体の型だけはとっておくぞ」
GM 「一応絨毯なんだけど(笑)」
ルイス 「うぅ、チョークで書きたかったのに」
ゲイル 「そんな」
GM 「高そうな絨毯(笑)」
ルイス 「悠長なこと言うてる場合か」
GM 「書きたいんだったら書いてもいいけど」
ルイス 「え…なら…参考程度にコインでも並べようか」
GM 「…コイン(笑)」
ゲイル 「一枚一枚拾っていくんやけどな。(笑)」
GM 「そういう感じで拾っていくんだな(笑)」
ゲイル 「1枚おきくらいで拾っていく(笑)」
気動車 「ごごご…」
GM 「コインでいいのか」
ルイス 「いつまでたっても終わらない(笑)」
気動車 「ごごごごごごーっ」

 ごごごごごごごごご。

ルイス 「コインに難色を示すわけ?」
ゲイル 「いやいや、大歓迎よ」
ルイス 「だって、ご主人が嫌な顔するからぁ」
GM 「GMの見解なんだが(笑)」
ゲイル 「高そうだからダメっぽいぞ」
GM 「書きたいのなら書けば」
ルイス 「まぁ後で掃除機で吸えばええことやけどな。(笑)」
ゲイル 「掃除機があるのならな。(笑)」

ルイス 「それっぽい外傷はないかな、と仰向けにする」
GM 「外傷はないよ、白目むいて口をぽかーんと開けてる」
ルイス 「首を絞められた跡とか」
GM 「ないよ」
ルイス 「だったら…頭を殴られたとか…毒を盛られたとか…」
ゲイル 「司法解剖にまわそう(笑)」
ルイス 「ちょっとだけ待て」
GM 「何がどうなったんですかねぇ、とご主人が困惑しながら尋ねてくる」
ルイス 「窓とか鍵とか調べよう」
ゲイル 「その人は普段から鍵を掛ける人なのか」
ルイス 「その前にガイシャの名前を聞いておこう」
GM 「えーとねぇ…結構なお金持ちの人なんですよ、カルロス・クライバーさんという方」
ルイス 「かるろす・くらいばーさん、ね」
ゲイル 「その名前を今さっき必死で考えてたんスね(笑)」
GM 「そういうことだ」
ルイス 「歳はいくつくらいですか」
GM 「ご主人は名簿を持ってきたよ、58歳となってますけど」
ルイス 「58…となってますけど?…まぁ58にしておこう」
ゲイル 「あからさまに怪しい」
ルイス 「…気がつかないことにしておこうか(笑)気にしてもしょうがない気もするし」
ゲイル 「58だな」
ルイス 「で、どこの人?」
GM 「え…(笑)うーん…そうだなぁ…(笑)」
ゲイル 「今考えてるのか」
GM 「…ムレーンにしておこう」
ルイス 「独りだったのかな」
GM 「そうですねぇ…お付きの方もいらっしゃらずに…自分だけで旅をするのがお好きみたいです」
ルイス 「もちろん金目のものを身につけて」
GM 「どうなんですかねぇ」
ゲイル 「懐を探る(笑)」
ルイス 「こらこら」
ゲイル 「いやいや、パクるとかそんな…パクるけど(笑)」
ルイス 「パクるんかいっ」
ゲイル 「いや、もし財布がなくなってたらそっち系の犯行だし」
GM 「今バスローブを着てます、テーブルの上には煙草があるけど」
ルイス 「荷物の中に財布があるかな」
GM 「$2000くらい入ってる」
ゲイル 「ん…(かりかり)」
ルイス 「パクるなぁ(笑)」
鉄人 「早いな」
ルイス 「今のシーンは台詞を補足させてもらうぞ(笑)“$2000か…”とか(笑)」
鉄人 「おい、演出入ってるぞ(笑)」
ルイス 「財布には当初もっとたくさん入ってた感じですか」
GM 「豪華な…もっとあったのかもしれない」
ルイス 「盗まれるのならもっとたくさん盗まれてもおかしくないのになぁ、と」
GM 「そう判断したわけね」
ルイス 「金目当てでない可能性が高いわけだ」
ゲイル 「金目当てに見せかけるとか」
ルイス 「考えられなくもないけどね」

 <迷捜査官ルイスのメモ@>
・被害者はカルロス・クライバーさん(58歳)、ムレーン在住、単身旅行中
・外傷はない
・財布には$2000(それ以上?)
・金目当ての可能性は少ない

 あれれ、意外に進んでないぞ。


メイドさんかく語りき


GM 「やじ馬もたくさん集まってるみたいだけど」
ルイス 「話聞こうか、クライバーさんの行動について何か意見を」
GM 「そうしたらさっきのメイドさんが…お食事をお下げした後しばらくして部屋のお掃除に伺ったんですけど、ノックして返事がなかったのでスペアキーで開けたらお客様が倒れてたんですぅ」
ルイス 「中から鍵が掛かっていたんですね」
GM 「そうですぅ」
ルイス 「窓は開いていたんですか」
GM 「窓はないんですぅ」
一同 「…ない?」
ルイス 「毒殺か…密室殺人か…もしかして病死か、どれかでしょう」
ゲイル 「最後にクライバーさんを見たのはメイドさんなんですか」
ルイス 「食事した後だからみんな見てるんじゃないの」
GM 「クライバーさんは部屋でお食事なさったんですけど」
ゲイル 「そうなのか」
ルイス 「食事を運んだのは誰?」
GM 「えー、下げたのはメイドさん、運んだのは調理師のランパルという者です」
ルイス 「らんぱる、ね」
ゲイル 「最近雇った人だとか」
GM 「いえ、もう長くなりますねぇ、若いんだけど結構な腕前で」
ルイス 「怪しい(笑)」
ゲイル 「クライバーさんのこの村での評判はどうだったんですか」
ルイス 「旅してたんだろ」
GM 「初めての方ですからねぇ」
ルイス 「おっとごめーん、忘れてた、勝手に外へ出ないでくださーい」
GM 「そう言ったことにしよう」
ルイス 「逃げられるからね」

 んもう、手順悪いんだから。

ルイス 「自分では毒殺の可能性がかなり高いとにらんでるので」
鉄人 「毒殺…」
ゲイル 「参考人も挙がっていないのに勝手に決めちゃいけません」
ルイス 「話聞いてる限りではそう思えるんだよっ」
ゲイル 「そっち系の技能が使える人はいないのか」
ルイス 「毒物!…(しばらく間)」
鉄人 「毒とグルメは違うね(笑)」
ルイス 「パトリシアだな、LV12」
ゲイル 「パトリシアに、これこれこういう症状は毒なのかどうか…」
ルイス 「それは難しいぞ」
GM 「さいころ振ってくださーい」
ルイス 「12なんスけど」
ゲイル 「振ってあげよう(ころころ)7、たぶん成功だろう」
ルイス 「平目から5の成功か」
GM 「そうねぇ、毒っていう可能性もなくはないかもしれないわねぇ」
ルイス 「そういうしゃべり方だったのか」
ゲイル 「毒じゃないとは言い切れないということだな」
ルイス 「毒以外に方法がね…というか他殺と決めてかかっているのはいいんだろうか(笑)」
ゲイル 「他殺じゃないとおもしろくないから(笑)」
ルイス 「まさか病死だなんて」
ゲイル 「食器はもう片付けちゃったんですか」
GM 「皿は片付けて洗っててゴミも出しちゃったんですが」   ゲイル 「メモの裏にタイムテーブルを書いておきますよ」
ルイス 「ちょっと待て、発言がかぶってる(笑)」
ゲイル 「うらにたいむてーぶるかきますよ(笑)」
ルイス 「はいはい」

 <タイムテーブル@>
・ランパル氏食事を運び込む
   ↓
・メイドさん片付ける
   ↓
・メイドさんが遺体発見

ルイス 「食器はどうやって下げたんですか」
GM 「お盆で(笑)」
ルイス 「部屋を覗いて?」
GM 「その時は椅子に座られてて、なかなかおいしかったよ、と」
ゲイル 「片付けたのも発見したのもそのメイドさんなんだな」
GM 「そうそう」
ゲイル 「メイドさんに話を聞こう…まだショック状態かな」
GM 「いや、かなり気の強い人らしくて」
ゲイル 「ああ、好みか(笑)」
GM 「さいころ振ってくれていいんだけどね(笑)」

ゲイル 「いつ死んだかというと…片付けた後かな」
ルイス 「毒殺ならその前に仕込まないと」
GM 「とにかく片付けるまでは生きていたわけだ」
ルイス 「そうだろうなぁ」
GM 「メイドさんが見たんだけどね」
ルイス 「…人形だったりしない?」
GM 「そうかもしれないよねぇ、魔法があれば」
一同 「うーん」
ルイス 「ありがちだよなぁ、顔が見えないように椅子に座ってて(笑)そのまま持っていってくれたまえ、とか」
ゲイル 「あー、そうそう」
GM 「でもメイドさんが言うには、パイプを吸われててにこやかな笑顔で話されたそうだ」
ルイス 「顔も見たのね」
GM 「うん、本を読んでました」
ルイス 「タイトルは関係なさそう?」
一同 「関係ない(笑)」
GM 「考えてない(笑)」
ルイス 「旅のお供ということで」
GM 「吾輩は犬である(笑)」

 <タイムテーブルA>
・ランパル氏食事を運び込む(生存)
   ↓この間に毒を仕込む?
・メイドさん片付ける(生存)
   ↓この間に死亡
・メイドさんが遺体発見

ゲイル 「何かそれっぽい薬とかはありませんか」
GM 「ブランデーみたいなのがサイドテーブルに置い…」
ゲイル 「押収(笑)」

 その後しばらく捜査を続けるが、有力な情報は得られない。

GM 「そうこうしていると、もう寝てもいいですか、とお客さんが」
ゲイル 「話聞く(笑)」
ルイス 「鬼か」


来ない男たち


GM 「別のメイドさんの話、今日は部屋で食事された方がクライバーさんの他に3人いらっしゃるんです」
ゲイル 「メモだ、メモ」
ルイス 「決めてかかってるな」
GM 「その3人はクラウスさん、サンダースさん、ロイビンさんという方です」
ゲイル 「サンダース…(笑)」
GM 「名前で判断しないで(笑)」
ゲイル 「サンダースさんは…シャワーズという連れがいるとか(笑)」
GM 「ああ、なるほどね」
ルイス 「待ってくれ〜」
ゲイル 「あと…ブースター(笑)」
GM 「元は何だっけ」
ゲイル 「元は…何だっけ…」
GM 「もういい(笑)」

ゲイル 「ブランデーをパトに見てもらおう」
ルイス 「鑑識にまわすんだな」
GM 「さいころ振ってみて」
ルイス 「(ころころ)あァ〜(笑)」
ゲイル 「おいっ」
ルイス 「すんません、ブランデーの香りにやられてしまいました(笑)」
GM 「ダいじョうぶ、だぃジよぅブと言っている(笑)」
ゲイル 「全然信用できない」
ルイス 「ブランデーはクライバーさんのものなのかな」
GM 「店で出したものですよ」
ゲイル 「栓は開いてるんですか」
GM 「飲んだ形跡はありません」
ルイス 「えっ?」
GM 「封を切ってない」
ルイス 「そうなのか」
ゲイル 「へいボス、酵素さんは毒味という呪文が使えます」
ルイス 「お、いいねぇ」
GM 「(ころころ)はい成功っ」
ゲイル 「ちょっと待って、ちゃんと調べ…」
GM 「(無視)これは毒じゃないねぇ(笑)」
ゲイル 「どんな呪文なのか調べておかないと」
GM 「毒味じゃっ(笑)」
ルイス 「この目なら成功だろ」
ゲイル 「…ふざけんじゃねぇぞ」
GM 「GMは神様だぞ(笑)」
ルイス 「それ以外に水の入ったグラスとかは」
GM 「ないですねぇ、リクエストがあれば持っていくんですが」

ゲイル 「…イーブイ!(笑)」
GM 「そ、そうだな」
ルイス 「お前そんなこと考えてたのか(笑)」
ゲイル 「ルイスさん、3人の聞き込みは終わりましたか(笑)」

 <迷捜査官ルイスのメモA>
・来ない男1:クラウスさん
 紳士、人前で食事をするのが嫌い
・来ない男2:サンダースさん
 青年、軽め(通販に出てきそう)
・来ない男3:ロイビンさん
 中年、ごつい感じ、常連、友人2人と食事(友人は帰店)

ゲイル 「ここまで聞いたところで鉄人さん、何か(笑)」
鉄人 「うーん…まぁ…部屋の人じゃないでしょう…」
ゲイル 「何が?(爆笑)」

ルイス 「宿泊客以外で出入りした人はロイビンさんの友人だけなんですね」
GM 「そうですねぇ」
ルイス 「じゃあもう3人に絞ってしまおう」
ゲイル 「早すぎ(笑)」
ルイス 「その中でも1人に絞ったけど…それはまだ誰にも言わない」
ゲイル 「みんなにも秘密、と」
ルイス 「隊長の秘密(笑)」
ゲイル 「…あいつ勝手に隊長気取ってるよ(笑)」
ルイス 「現場にいる者が隊長だ」
ゲイル 「…まあいいけど(笑)」

 <迷捜査官ルイスのメモB>
・クラウスさん:会計士、マイ在住
 マイの自宅に帰る途中
・サンダースさん:無職、マイ出身?
 職を求めてスタンクに行く途中
 鉄人 「くさいなぁ(笑)」
 GM 「こいつそればっかり(笑)」
・ロイビンさん:林業出稼ぎ
 友人2人は仕事仲間

ゲイル 「ボス、情報が乏しすぎます」
ルイス 「ワシもそー思う」
気動車 「ごごごごごごーっ」

 <迷捜査官ルイスのメモC>
・被害者は意識を失って倒れたらしい→毒殺とほぼ断定
・密室殺人のトリック?

ルイス 「医学を勉強しておけばよかった」
鉄人 「○○大学医学部の○○教授にお越しいただきました(笑)」
GM 「○○大学に医学部はありません(笑)」
鉄人 「リプレイでは△△大学に変えておいて(笑)」

ゲイル 「強行策がないわけでもないんだが」
ルイス 「強行策?まだ秘密なのか」
ゲイル 「そんな別に秘密でもないけど…魔法で蘇生させれば早いじゃん、とはったりかます(笑)」
鉄人 「そうしたらまわりのお客さんがそーせい、そーせいと」
ゲイル 「しばくぞ(笑)」
ルイス 「犯人が焦るわけね」
ゲイル 「でもはずれだったら客に文句言われたりして(笑)蘇生に失敗しましたぁ、とか」
GM 「♪〜」
ゲイル 「口笛吹くなっ(笑)」
ルイス 「魔法を使える人がいるんだろうか」
ゲイル 「見た目でそういう人はいないのだろうか」
ルイス 「みなさんの中で捜査に協力できる魔法をお持ちの方はいらっしゃいませんか」
ゲイル 「医学の心得とか」
GM 「魔法なんてとてもとても、と」
ゲイル 「とてもとても…と言いながらローブ着て杖持ってる人は(笑)」
GM 「いませんねぇ」
ルイス 「推理モノにありそうな…こういうアングル(?)でこちらを見てる人は(爆笑)」
GM 「どうやって書くんだ(笑)」
ゲイル 「編集するのはあなただからいいんだけどね(笑)」
鉄人 「出演者欄の2段目の右側に名前書いてある人(笑)」
GM 「ちょっとわかりにくいな」
ルイス 「3段目の左側じゃなかったか(笑)」
ゲイル 「♪ちゃらららら〜と手品の音楽を流す(笑いなし)」
GM 「…(黙っている)」
電話 「とるるるる   」
ルイス 「あれ、切れた」
GM 「自分でかけたもん(笑)」
ルイス 「…カワイくない(笑)」
ゲイル 「カワイくても困るが(笑)」
ルイス 「それで黙ってたのかぁ(笑)」
GM 「で?(笑)」
ルイス 「勝ち誇ったような顔するなぁ(笑)」
ゲイル 「それで(怒)、ポール・モーリアの音楽を流して、手がぴくっと動いた人を捜す」
GM 「おらんっ(笑)」
ルイス 「質問、どうしてポール・モーリアなんでしょうか」
ゲイル 「CMでやってたから(笑)」
GM 「エーゲ海の真珠」
鉄人 「オリーブの首飾りだ(笑)」
ルイス 「マジで間違えたな(笑)」
ゲイル 「手がぴくっと動いたらその人は手先が器用で手品とか…」
GM 「黙れ(笑)ポール・モーリアの音楽なんて流れないもーん(笑)」
ゲイル 「歌唱の技能使う、歌唱」
GM 「知らないもーん、ポール・モーリアなんか(笑)」
鉄人 「マギー四郎のバックで流れてたらわかるけど(笑)」

 お前ら、捜査する気あるのか。

ゲイル 「現場に戻って何か探す」
ルイス 「えらく抽象的だな(笑)」
ゲイル 「怪しいものを探すんだ、怪しいものを」
ルイス 「捜査は気長にやろうよ」
鉄人 「いつまで捜査してるの(笑)」
ルイス 「そう言われても」
鉄人 「はい、犯人は誰?(爆笑)」


ひみつのにっき(はぁと)


ルイス 「話戻してくれ(笑)」
ゲイル 「部屋探すんや何かあったら出せボケッ(笑)」
GM 「…かばんの中には衣類とか手帳とかあるけど」
ゲイル 「手帳を見る」
ルイス 「人間関係のトラブルとかあれば読み取りたいんだけど」
GM 「スケジュールとかは書いてあるね」
ルイス 「借金はありそう?」
GM 「書いてないね…自分の趣味はいいなぁ(笑)、と日記調の文章があったりもする」
ゲイル 「それは…センスのこと?」
GM 「この趣味はやめられないなぁ、と」
ゲイル 「センスじゃなくて」
GM 「ホビーでしょう」
ゲイル 「何なの?」
GM 「どうして聞くの(笑)」
ゲイル 「手帳から読み取る」
GM 「何も書いてないけど…ムレーンを出てからの旅の行程が書いてあるんだけど、いろんなところで高額な買い物をしてる」
ルイス 「何を買ったの」
GM 「書かれていない」
ルイス 「書かれていない?」
GM 「その部分に限っては金額だけしか書いてない」
ルイス 「いくらぐらいなの?」
GM 「$2000とか$5000」
ルイス 「ほら、出てきた」
ゲイル 「金の斧と銀の斧とか(笑)偶然斧を池に落としてしまったロイビンさんが…(笑)」
ルイス 「…で?」
ゲイル 「鉄って正直に答えたのにどうして鉄の斧しかもらえんのぢゃボケッ(笑)」
ルイス 「…とにかくその取り引きについて読み進めたいんですけど」
GM 「趣味はいいなぁというコメントは金額のところに併せて書いてある」
ルイス 「つまり趣味のために大金を投じている、と」
GM 「そうらしいねぇ」
ゲイル 「買い物じゃなくてギャンブルで負けたとか」
ルイス 「どういうニュアンスなの」
GM 「購入と書いてある」
一同 「こーにゅー…」
鉄人 「コレは○○(下ネタ)」
ルイス 「…続きいこうか(笑)」
鉄人 「使えるでしょ、このシーン」
一同 「使えない(笑)」
ルイス 「うちのページでは載せないよ(笑)」

GM 「もう遅いのでお開きにしてもいいでしょうか」
ルイス 「あ、それじゃあ…勝手に宿の外に出ないことを約束して終わりにしましょう」
ゲイル 「メンバーから見張りを出しましょう」
ルイス 「ではこれから手帳の解析だ」

 見張りは当然ジョン(笑)が務めることになった。もう1人くらい適当な人材がほしいのだが…。

ゲイル 「駐在さんを呼んでこよう、死亡時刻もわかるかもしれないし」
ルイス 「駐在さんはエキスパートじゃないぞ」
ゲイル 「何か役に立つかも」
ルイス 「見張り程度にしか役に立たないと思うが…お願いしてみるか」
GM 「気をきかせてもっと早い時間に呼んできたことにしようか」
ルイス 「ああ、すんませんっス」
GM 「よぼよぼの爺さんがやってきた(笑)」
ルイス 「やっぱりか」
GM 「このむらにそんなし゛けんか゛おこるとわのお、●▼□◇◆△◎☆(笑)」
ゲイル 「義務感があるから優しくしないと」
GM 「マイの警察に連絡を取るように手筈をとってくれた」
ゲイル 「次は町医者だ」
ルイス 「内科っぽいが(笑)」
ゲイル 「いないよりはね」
GM 「産婦人科(笑)産婆のお婆さん(笑)」
ゲイル 「いらん(笑)…老人はいてもいいけど(笑)」
ルイス 「話は聞いてしまう」
ゲイル 「最近どうなの、おばあちゃん(笑)」
鉄人 「そんな、ふれあい旅してどうする(笑)」
GM 「まあぼちぼち、な」
ゲイル 「結婚とかしないのかなぁ」
GM 「駐在さんがご主人なんだけど」
一同 「やっぱり(笑)」

 「発見!はつらつおばあちゃん」
 今週は○○県○○市からお伝えいたします。最後までごゆっくりお楽しみください。番組の最後には素敵なプレゼントのお知らせもありますよ。

ルイス 「リプレイ編集しててこういうところを聞くとうんざりするんだけど(笑)」

GM 「ムロン島のエイクで買ったものを指輪に加工してもらった、という記述があるよ」
ゲイル 「宝石、か」
GM 「$250」
ルイス 「安いな(笑)」
GM 「ごめん、$1850」
ゲイル 「どうしてそんな中途半端なんだ(笑)」
ルイス 「趣味と結びつく可能性大ね」
ゲイル 「荷物の中には宝石類はなかった、と」
GM 「ない」
ゲイル 「物盗りじゃん、それじゃ」
ルイス 「でも金は残ってるぞ」
ゲイル 「…購入した地点と特産物が結びつかないかなぁ」
GM 「そうし゛やのう、えいくゆーたらほうせきか゛て゛てのう、」
ルイス 「ふーん、そういう設定だったのか(笑)」
GM 「そういえは゛は゛ーさんにあけ゛たゆひ゛わわえめらると゛し゛やつたかのう、それともさふあいあた゛つたかのう、とか」
ゲイル 「特に珍しいものは」
GM 「た゛いやもんと゛もて゛るかのう」
ルイス 「ダイヤねぇ…」
GM 「そしたらパトリシアが、大金を支払った地点にダイヤが共通していることに気がつく」
ゲイル 「よしよし」
ルイス 「そういうことが知りたかったわけよ」
ゲイル 「ダイヤを買い集めているんだな」
ルイス 「旅をしながらダイヤを買ってるということは…ダイヤは持ってるはずだよねぇ」
ゲイル 「それがない」
ルイス 「それが狙いだったんだ」
ゲイル 「金目のもの目当てだったら財布の金もないはずだし、それがあるということは…どうなの?ダイヤが特別なのか、ダイヤしか狙ってなかったのか」
ルイス 「産地と関係あるのなら後者かな」
ゲイル 「…とここまで聞いて鉄人さんどうでしょう(笑)」
ルイス 「振るなぁ」
鉄人 「長いよ(笑)」
ゲイル 「聞いてたのか?(笑)」


捜査会議は眠らない


ルイス 「食堂に来なかった3人を叩き起こす(笑)」
ゲイル 「いきなりかい(笑)」
GM 「不服そうに起きてきた」
ルイス 「あ、そう」
ゲイル 「当たり前じゃっ(笑)」
ルイス 「過去1週間のスケジュールを聞きたいんですが」
GM 「クラウスさんはファニーに出張中、やっとマイの近くまで帰ってきたところ」
ルイス 「サンダースさんは」
GM 「放牧の手伝いをしてたんだけど嫌気がさしてきてスタンクへ出るところ、つい最近友達と遊んだり飲んだりなんかしちゃったりなんかしちゃったりなんかしちゃったりして」
鉄人 「長いよ(笑)」
ゲイル 「そういうとこだけ反論しない(笑)別のところで発言する」
ルイス 「ウクレレ弾かないっ(笑)」
ゲイル 「♪な〜んでか」
鉄人 「そっちかい(笑)」
ルイス 「ロイビンさんは」
GM 「木を切ったりする仕事をしてて…3日ほど前にここへ来たんだけど」
ルイス 「自宅は」
GM 「この辺(笑)」
ルイス 「近くなのか」
ゲイル 「ジモティーだな」
GM 「そういうこと」
ルイス 「とりあえずみなさんにお詫び言っておこう、わざわざどうもすみません」

 ここで各人の考えを述べてみよう。

 ルイス:サンダース犯人説
・GMの口調、何かと話しすぎることから考えて
・犯人はクライバーさんのダイヤを最初から狙って行動していたのではないか→最もアリバイが薄いサンダースさんが怪しい
・あまりに考えすぎ?

 ゲイル:ロイビン犯人説
・客全員から持ち物検査をしてダイヤが出てこなければロイビンさんの友人2人が持ち出したに違いない
・信憑性は高いが証拠が何もない

 鉄人:

ゲイル 「ここまで聞いて鉄人さんどうでしょう(笑)」
鉄人 「長いのう(笑)犯人は誰かのう(笑)」
ゲイル 「どうしてキャラ変わってるんですか(笑)」

ルイス 「提案、単に物を奪う目的だったら無理に殺す必要はあったんでしょうか」
ゲイル 「…ふんふん」
ルイス 「盗みに入って見つかったから殺した…という場合には流血の惨事になるよねぇ、この場合は最初から殺そうとしてる…」
ゲイル 「ダイヤというものはコンパクトかつ高額な物だから…手軽に大金を手に入れられるものであり、旅の人を偶然殺して奪うというレベルではなくて、最初から個人の財産を奪う目的で殺すという方法も考えられないわけではない(所要時間36秒)」
ルイス 「かまないように気をつけたんだな(笑)」

 一同手詰まる。

ゲイル 「…(所要時間33秒)」
GM 「などと話をしていたら(笑)」
ルイス 「すんません、助け船を出していただいて(笑)」
GM 「調理場から人が出てきて、まだ考えてらっしゃるんですか、ご苦労様です」
ルイス 「それはどなた?」
GM 「ランパルさん」
ルイス 「ああ、料理を出した人ね」
GM 「作った人でもある」
ゲイル 「…すっかり忘れてた(笑)」
GM 「もう寝ようか、と言ってるよ」
ゲイル 「ちょおっと待った!」
ルイス 「そうなの?」
ゲイル 「…いや、心の叫び(笑)内気だからね(笑)」
鉄人 「俺と焼き蛤グランプリをしよう(笑)」
GM 「もう夜も遅いからやめにしようよ(笑)」
ゲイル 「負けるのが怖いのか(笑)」

 負けるのが怖いのか。不戦勝。負けるのが怖いのか。勝った。怖いのか。吐け。怖いのか。吐け。怖いのか。

ゲイル 「同時に言うな(笑)」
ルイス 「ランパルさんの線で洗い直すか」
GM 「じゃあランパルさんは部屋に帰る」
ルイス 「どこへ?」
GM 「スイートルームのほぼ向かい」
鉄人 「そこなのか」
ゲイル 「楽勝じゃん、そんなの」
ルイス 「従業員の部屋だな」
鉄人 「はい駆け込む、駆け込み寺」
ルイス 「意味違うだろ(笑)」
ゲイル 「うーん…」
ルイス 「ランパルさんなら毒を盛るのは簡単だな」
鉄人 「そらぁ平松愛理も毒入りスープを…」
ルイス 「そのネタ2回目(笑)」
鉄人 「あれ?…そう?」
GM 「歌ってたよな」
ルイス 「第1部の第6話だ(笑)」
鉄人 「古ーい」
ゲイル 「…うーん…」
ルイス 「なぜ古畑モードなんだ」
ゲイル 「どっちかと言うと今泉モードだけど(笑)」
GM 「薄いから(笑)」
ゲイル 「しばくぞマジで(笑)」

 ランパルさん疑惑について全員で討論し続ける。…全員か?

鉄人 「毒入りスープだ、毒入りスープ(笑)」

GM 「そのうちご主人も仕事が終わった、今日はもうお休みになったらどうですか」
ゲイル 「…今日は寝る」
鉄人 「寝る」
ルイス 「寝るな(笑)」
ゲイル 「GMが今日中には解決しないと言ってるぞ(笑)」


無情にも陽は昇り


GM 「朝になりました、見張りの人はちゃんと見張ってたみたいだけど」
ゲイル 「ジョンが一晩中(笑)」
GM 「朝食の時間です、ロイビンさんは食堂で、クラウスさんとサンダースさんはやっぱり部屋で食べてる」
ルイス 「…うん」
GM 「はいどうぞ(笑)」
ルイス 「どうぞじゃなくて」
GM 「お店の人が、何か進展がありましたか、と聞いてきたりするし、お客さんからも聞かれるけど」
ゲイル 「…実を言うと進展はあまりないんですね(笑)」
GM 「出発される方はもう宿を出ていただいていいんでしょうか」
ゲイル 「ダメです(笑)」
ルイス 「本人立会いの元で持ち物検査をさせていただけないか、と」
GM 「そうですねぇ、私も立ち合いますからさせていただきましょう」

 ごそごそ。ごそごそ。

GM 「怪しい人はいなかった」
ゲイル 「宝石は」
GM 「持ってる人はいたけど怪しくはなかった」
ルイス 「まあそうだろう」
GM 「もしかして宝石について何か捜してらっしゃるんですか」
ゲイル 「捜してます。(笑)」
GM 「そういえばクライバーさんも立派なダイヤの指輪をされてましたよ、という情報が」
ゲイル 「見に行く、死体を」
GM 「ない」
ゲイル 「…えっ?…(笑)」
GM 「指輪が、ね(笑)」
ルイス 「まぁここまでの展開では奪われてるだろう」
ゲイル 「うーん…」
ルイス 「あったら不自然だよな」
GM 「やはり盗まれたんでしょうか」
ゲイル 「従業員も一応調べさせてください」
ルイス 「特にランパルさん」
GM 「じゃあ店の部屋と従業員の部屋を調べました」
ルイス 「ランパルさんも起こして」
GM 「ひょっとして僕を疑ってるの、と不安そうだが」
ゲイル 「お客さんを全員調べた以上はね、従業員さんも調べておかないと…我々の荷物も誰かに調べてもらうんだけどね」
GM 「何も出てこない(笑)」
ゲイル 「当たり前じゃい(笑)」
GM 「ありがたい壺やら…バター飴やら…(笑)」
ゲイル 「まだあったのか」
GM 「もうみなさん出発されるんですけどどうしましょうか、ロイビンさんも斧をかついでる」
ゲイル 「いや、ロイビンさんは逃がせないなぁ」
ルイス 「ロイビンさん、お仕事はどちらですか」
GM 「宿屋の近くの林をちょっと奥に入ったところです、結構いい木があるので」
ルイス 「もし何かあったら話聞きに来ますんで…と言ったらおしまいかな」
ゲイル 「犯人なら闇に葬られるな」
ルイス 「だな」
GM 「クラウスさんも準備できたみたい、ロイビンさんと話をしてる」
ルイス 「クラウスさんの家はマイだっけ」
GM 「そうです」
ルイス 「まぁ場所はわかるか」
GM 「また一緒に旅がしたいねぇ、という会話を」
ゲイル 「また?」
ルイス 「旅?」
ゲイル 「また?」
ルイス 「旅?」
GM 「って言ってるよ」
ルイス 「別々じゃなかったの」
GM 「道すがら偶然知り合ってねぇ、少し話をしたんだよ…ロイビンさんの方は友人と2人で後から宿に着いたそうだ」
ルイス 「クラウスさんと友人2人は顔を合わせたんでしょうか」
GM 「いやいや、クラウスさんと別れて友人の家に寄って2人を呼んできたから」
ゲイル 「…どうして友人宅に泊まらなかったんだろう」
GM 「…うーん(笑)」
ゲイル 「宿代も浮くのに」

 一同手詰まる。

ルイス 「で、サンダースさんは」
GM 「もうちょっとゆっくりしてからということらしい」
ルイス 「うん」
GM 「ロイビンさんとクラウスさんはまだ話をしてる…あの人はすごい大金持ちだったよなぁ…あんなお歳でも元気に旅をされてたのに…どうして急に亡くなられたのか不思議だ、と」
ルイス 「どうもGMがしゃべりすぎるよなぁ(笑)」
ゲイル 「逆にわかりにくい(笑)」

ルイス 「…ごめん、すごいチョンボしてた」
ゲイル 「どうした」
ルイス 「嘘発見使えたのに…(笑)」
一同 「おおーい(怒)」
ゲイル 「チョンボ極まりない」
ルイス 「LV10だけどね」
ゲイル 「可能性をかなり消したな」

ルイス 「どうだろう、敵として戦うのならロイビンさん+友人2人とかありそうだけどね(笑)」
ゲイル 「どうかな、鉄人さん(笑)」
鉄人 「…疲れてきた(笑)」


電光石火の解決劇


ゲイル 「持ち物検査をして毒物が出なかったということは…」
GM 「毒物は捜してないよ(笑)」
ルイス 「こらこら」
ゲイル 「捜してる、捜してる」
ルイス 「ダイヤと怪しいものを捜す目的でやったんだけど」
ゲイル 「誰か薬は持ってなかったんですか」
GM 「持病の薬を持ってる人はいたけど」
ゲイル 「それは大量に飲んだら危険とか」
ルイス 「薬は何でもそうだぞ」
GM 「クラウスさんも持病の薬を持ってるな…サンダースさんは持ってない…ロイビンさんは…持ってないか、木こりの道具とか木の根っことかは持ってるけど」
ゲイル 「(よく聞いていない)毒らしい毒がないということは…だったら殺せないじゃないか」
ルイス 「使い切った可能性があるぞ」
ゲイル 「…そうか…」
ルイス 「…でも殺す目的だったら使い切るだろうか」
ゲイル 「じゃないの」
ルイス 「失敗したらどうするんだ」
ゲイル 「うーん…」

 うーん、すごくいいところ突いてるのに。やっぱり手詰まった。
 その後情報収集が進み、少し進展があったので補足しておく。

 <タイムテーブルB>
 他の3人  クライバー氏
・配膳 
  ↓(30分) ・配膳
・片付け   ↓(30分)
 ・片付け
・(友人帰店)   ↓(30分)
 ・遺体発見
 以上、各時点においてはアリバイが成立している。

ルイス 「ランパルさんに話を聞こう、配膳の時の状況について」
GM 「料理を運び込む前にテーブルの上を片付けて…料理についてご説明申し上げて…」
ルイス 「話してる間料理はどこにあったの」
GM 「廊下に置いておきました」
ルイス 「それだ…」

 <迷捜査官ルイスのメモD>
・クラウスさんとロイビンさんは道中クライバーさんと会っている
・犯人はランパル氏以外の可能性が高い
・3人は食事中のアリバイはない
・無理に鍵をこじ開けた形跡はない(うまく開けたか開けていないか)
・ダイヤは死後奪われた?
・非常手段で鍵を閉めた?
・ダイヤは誰も持っていなかった
・毒物?も誰も持っていなかった

 ここまで調べられたらもう解決したようなものだろう。でも証拠がない。

GM 「クラウスさんとロイビンさんを含めて多くの方は出発されました、爺さん婆さんも帰ってしまいました」
ゲイル 「ハッスル婆さん、か」
GM 「…何?(笑)」
ルイス 「どうしよう、サンダースさんが残ったよ」
GM 「それでも出発しようとしてるけど」
ゲイル 「うーん…情報収集できなくなるからなぁ…」
GM 「スタンクを目指す予定ですが…追いかけてくれば道中で会えるでしょう」
一同 「うーん…」

GM 「進めようか」
ルイス 「進むのか」
GM 「打つ手ないんでしょ」
一同 「うーん…」
ルイス 「まさか警察が来たとか言わないでね」
ゲイル 「しょうがないだろ」
GM 「昼頃になって警察が来ました」
ルイス 「あああ(泣)」

 こちらはプロフェッショナル集団である。パーティが一晩かかって調べ上げたことを台詞数行で解決してしまった。

GM 「とにかくその3人は問題があるな、ということで」
ルイス 「連絡先を教えましょう」
GM 「で、ロイビンさんを追いかけた捜査官が…そのあたりでは木こりは全く活動していない、と(笑)」
ルイス 「あっりゃあ」
ゲイル 「そうきたか」
GM 「嘘だったわけね」
ルイス 「決めてかかればわかってたのか」
GM 「それから聞き込みでわかったこと、ロイビンさんには他にもう1人友人がいるらしい」
ルイス 「4人なのか」
GM 「4人は仕事場と言っていた方角には行かずに海へ向かっていた、という情報も」
ルイス 「海ですか」
ゲイル 「海へ、マリノ(笑)」
鉄人 「ん…」
ゲイル 「こそっと笑うな(笑)」

GM 「警察は今散らばってて人が足りないのできみたちもちろん来てくれるなということで(笑)」
ルイス 「話が早いな」
ゲイル 「いくら出すんだ(笑)」
GM 「その話は後でということで海へ行った(笑)」
ゲイル 「我々の無能さがよくわかったよ(笑)」
GM 「海岸近くの林でいくらか木が切り倒されてる(笑)」
ルイス 「ええーっ」
ゲイル 「どうしてそんな真面目に仕事してるんだ(笑)」
ルイス 「わかりにくい(笑)」
GM 「木を浜辺に運んだ跡がある」
ルイス 「まさか筏か?」
GM 「と思われる(笑)」
ルイス 「もう沖まで行ってしまったのか」
ゲイル 「そうだろう」
GM 「さいころ振ってもらおうか」
ルイス 「(ころころ)4の成功」
GM 「ならいいか、はるか遠くに筏が見える(笑)」
ゲイル 「どうやって食い止めるかが問題だ」
ルイス 「スタンクへ先回りしてもらおうか?」
ゲイル 「沖へ向かってるんでしょ」
GM 「方向で言えばスタンクだけど」
ゲイル 「外海へ逃げるかもしれない」
GM 「でも作ったのは筏(笑)」
ルイス 「じゃあスタンクに連絡してもらおう」
GM 「その間に警察が船を見つけてきた」
ゲイル 「必死で追いかける」
ルイス 「…漕ぎますか?」
GM 「こちらは帆船だから」
ゲイル 「風…何かいい呪文が」
GM 「前方に漕いでる姿が見えてきた(笑)」
ゲイル 「追いつけるということだ」
ルイス 「漕いでるということは…」
GM 「近づいてきた(笑)」
ゲイル 「追いつけるらしい」
GM 「このままでは逃げ切れないとわかって漕ぐのをやめた(笑)」
ルイス 「犯人扱い(笑)」
ゲイル 「今まで悩んだのが馬鹿みたいだ(笑)」
ルイス 「追いかけっこで終わるだなんて」
ゲイル 「…爆裂火球?(笑)」
GM 「距離は15mくらい」
ルイス 「そんなに近いのか(笑)」
ゲイル 「燃やしてしまうと…」
GM 「12m(笑)」
ゲイル 「よし、戦闘の準備だ」
GM 「戦いたいのか」
ルイス 「捕まえればいいのよ」
ゲイル 「無駄な抵抗はやめなさーい」
GM 「筏が沈みそうなんだ、助けてくれー(笑)」
ゲイル 「ダイヤは放すな、と言って助ける(笑)」
GM 「縄梯子を上ってきたけど…さすが警察だなぁ、と(笑)」
ルイス 「おい」
ゲイル 「縛る」
GM 「(無視)こうなってはしょうがない、と言って、」
ルイス 「…襲いかかってくるの?」
GM 「うん(笑)」

 鉄人、そろそろ起きなさい。

ルイス 「あのー、警察さんは戦…」
GM 「戦力外(笑)」
ルイス 「あんなこと言ってるよ」
ゲイル 「しょうがない(笑)」

 敵はロイビン、A、B、Cの4人である。この展開、ほとんど予想通り。

GM 「ロイビンがルイスを攻撃」
ルイス 「武器は大きいの?」
GM 「メイス(笑)」
ゲイル 「やばーい」
GM 「(ころころ)成功」
ルイス 「(ころころ)…失敗(笑)」
一同 「やばーい(笑)」
GM 「(ころころ)11の…切り」
ルイス 「うぐっ」

 これも予想通り。

ルイス 「(ころころ)ぽてっ(笑)」

 ほら、予想通り。
 その間に唯一金属鎧の敵Aは鉄人にさっさと片付けられている。うーん、さすが睡眠パワー(?)。

ゲイル 「ロイビンに電光撃つぞ」
ルイス 「頑張れー」
ゲイル 「(ころころ)余裕で成功」
GM 「(ころころ)出るわけない」
ゲイル 「(ころころ)よぉーし」
ルイス 「9の叩き」
GM 「うーん、弱い」

ルイス扮するジョン 「Bに攻撃(ころころ)クリティカル2!」
GM 「うーむ」
ジョン 「(ころころ)あぁ、また通常ダメージ」

 そしてロイビンはダメージで転倒、タコ殴りモードONである。死亡判定のお時間なのだが…。

ゲイル 「降伏勧告のバラード(笑)」
ジョン? 「♪あんたに〜」
鉄人 「世良公則か」
GM 「…降伏しない」
ゲイル 「ふざけんなよ(笑)」

 (注)あなたは内気です。

GM 「ジェフは…(笑)」
ゲイル 「誰?」
ルイスのプレイヤー 「使い回しなのか(笑)」

 使い回しだ。しかもずいぶん前の。

ジョン改メ酵素役の元ルイス 「飛ぶ剣発射!(ころころ)成功」
GM 「(ころころ)出ないよ」
酵素? 「刺され(ころころ)ほーら、10の刺しだ」
ゲイル 「おいおいおいおい」
酵素? 「これはフィニッシュホールドになりそうだ」
鉄人 「おいしいところ持っていくなぁ(笑)」
酵素? 「おいしいなぁ、魔法使いの分際で(笑)」
ゲイル 「降伏勧告のバラードを受け入れなかった罪は重い(笑)」
GM 「(ころころ)…死んだ(笑)」

 終了(所要時間30分)。

ゲイル 「縛る縛る縛る」
復活?ルイス 「ロイビン死んじゃったけど」
ゲイル 「他のメンバーを縛って…お前ら1回目の降伏勧告のバラード聞かなかったよなぁ(笑)」
GM 「その辺は警察が(笑)」
ルイス 「内気な人の言う台詞じゃありません(笑)」
GM 「警察が言うには…今回の戦いでの活躍には非常に感謝します」
ルイス 「“戦いでの”か(笑)」

 <迷捜査官ルイスのタネ明かし>
・容疑者はクライバー氏に会って犯行を思いついた(友人を呼んだ)
・ランパル氏の解説の間に毒を混ぜた
・毒は木の根っこから抽出したもの(致死性、約20分で効く)
・鍵開け技能で扉を開け、逆の操作で鍵を閉めた
・友人2人がダイヤを持ち出した

GM 「ということでした、お疲れさまでした」
ルイス 「お疲れさまでした」
ゲイル 「お疲れさまでした(怒)」
GM 「どうして怒ってるんだ(笑)」

 初の推理モノはいかがでしたでしょうか。GMの思惑とプレイヤーの考えはなかなか噛み合わないものですね。
 さて、キャンペーン完結篇がどーのこーの言いながら脇道にそれてしまっていますが、次こそは…どうなんだろう。まだ決まってないや。
 では次回をお楽しみに!



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