クルマ特集号。 乗るのは楽なんですがねぇ。
いつもオレは母のムーブで動き回ってたけど、仕事に出てるわけだからもちろん夜間休日限定。 さっぱり自由にならず、忙しくなってきてるのにまるでスケジュールが組めなかったのだ。 お前みたいな青二才がセダンなんか、と世間一般には思われるかもしれないが、オレにとってはぴったりサイズだったしね。 そこ黙ってなさい(なぜ牽制)。
さっそく福澤色に染めてみせよう。 …というほどゴテゴテ飾る趣味はなく、カー用品店をかなり地味目に物色する。 バカっぽく見られたくないもんね。 しっかしあの買い物は性格がモロ出しになるのか、部屋で広げてみてけっこう笑ってしまった。
どうよこのセンス。 外堀から埋めていく感じでしょ(誤)。 ひと通り買ったので大満足、あとはほとんど何も足さない予定。 カーナビなんてもってのほか。 オレ自身が人間カーナビだかんね(よく言った)。
写真とかはしばらく待ってね。 てゆーか載せないかもしれないけど。 何せFさんは石橋を叩き壊して架け直す人、エンジンさっぱり回さないから走りがまだ今イチ。 しかも 2、3ヶ月野ざらしになってたからワイパーも錆びちゃってて(笑)、点検に出したりして戻ってきたのが今日の昼。 さぁやっと洗車だ、と思ったら今週 3度目の雨(笑)。 みなさんすんまそん。 せっかく桜も見ごろだってのに、無情の雨が降るのはオレのせいなんです。
オレの行動は以下の通り。 ネット上には解説ページがいくつかあるので予習したんだけどね。
2週間もかかったのだよ一連の手続きに。 まーオレは実印を作っていなかったので、何でもいいやと思って近所の文房具屋で発注したら軽く 10日待たされた。 この手続きはクルマを買う前からしておきましょうね。 あとは車庫証明が下りるまでに 4日くらいかかるだけだから、早い人なら 1週間かからないわけなんだけど。
最後の、陸運局での手続きがまたこりゃ面倒。 代行屋さんが幅を利かせてるからなのか、機械的な窓口がずらっと並んでて案内板を探すのにも一苦労。 書類はデジタル化されてないから紙の海が広がってるわけで、いちいち愛想笑いなんかしてもらえるわけもない。 申請用紙とか証紙とか必死で集めたが、提出しようとした窓口で「自動車税の手続きを…」という張り紙が目に入り力尽きた(笑)。 途方に暮れていると、目立たない一角に相談コーナーが隠されてたよ(笑)。
噂には聞いてたけど、年度末ってそういう申請が殺到するんだね。 裏にあるお好み焼き屋のオバチャンもそう申しておりました、年に一度だけ忙しいと。 普段なら 10分くらいで済むらしい書類審査?が 3時間もかかったもんなぁ。 審査が済んだら新しい車検証が交付されるんだけど、その窓口にシビレを切らしたおっさん連中が食ってかかってんの。 道理で可愛いねーちゃんが窓口にいるわけだ(笑)。
もうひとつ、別の戦いがそこにはあった。 相手は旧所有者であるオーナーFさん。 これがまた特筆すべき「奇特な人」で、オレの 3倍上を行く理詰め人間なのだ。 超常識人で云々という長所も多い人なのだが、実際に接してみると短所しか見えてこない。 こんな人のもとで、S元店長はよくやっていけるなぁと感心しきりなのである。
年度末までに手続きを済ませてくださいよ(こんな口調)、と最初に言われた。 何かしらの税金が年度末時点の所有者にかかるから、という理由らしい。 そのころ手続きについて勉強し始めたのだが、めちゃめちゃややこしく感じたので任意保険だけは父に任せた。 役所へ行くのにクルマが要るし、都合のいい日にとばかり思っていたら 3月にかなり食い込んでいた。 うーむ。 ここまでは確かに反省点。
さて、いよいよ本腰を入れたところでFさんの嫌がらせ、もとい催促が始まった。 似たような話を延々と聞かされ、何かにつけて「5万円なんだから」と付け加えてオレを黙らせようとした。 出遅れたのは間違いないのだが、それからは必死に急いで手続きしてるっての。 ちゃんと年度内に済ませますからもう言わないで、と返すのが精一杯であった。
んで、車検証を見せてもらってブッ飛んだ。 会社の所有になってるー! 税金の話はただのイントロで、本当は会社としての手続きがごっそり控えていたのだ。 個人の所有だったら、税金分くらい現金で納めてあげるつもりだったのにー。 なぜそんな大事なことを先に言わぬ。
ふと気がついた。 この人はたぶん全部先に言っていたのだ、と。 勉強不足のオレが混乱しているところへやってきて、あれやこれや一気にまくし立てたのだろう。 もちろんそんなの覚えちゃいない、けれど「もう言いました」という既成事実が作られているはず。 それがこの人の常套手段だから。 せっかく 5万円で譲ってもらえるってのに、まるで詐欺に遭ったような気分にしかなれなかったなぁ。
結局ケリがついたのは 25日。 火曜までに手続きが終わらなかったらこの話はなかったことにするからな、なんて先週末になって大真面目な顔で言い出すもんだからさすがに参った。 K野さんと食事に行く予定だったのに捕まってしまい、解放された時には胃が痛くなっていた。 やれやれ。 「何が食べたい?」「またあの辛いラーメン食べたいです」は追い討ちだったなぁ(笑)。
…こんなことここで書いていいのかって? 大丈夫、Fさんにはこのページの在処を教えていないのでわからないはず。 あの人のことだからあの手この手で探し当ててくる可能性はあるんだけど(関係者悲鳴)、オレに対しては今のところ知らぬ存ぜぬモードである。 もしこっそり読んでることがわかったら、店のスタッフと連名でストーカー規制法を適用してもらうかんね。 本気だよ。