編集後記（2002年 2月21日号）

　執筆スピードが鈍ったせいでネタが目新しくありませんが（笑）、まー読んでみて。

●高地五輪が地に墜ちる

　どうしてソルトレーク五輪はかくもめちゃくちゃなんだよ。　大会はまだ数日残ってるけど速報リンク消しちゃった。　日本人選手の成績が振るわないとか、楽しみな競技がほとんど終わったとか（笑）、そんな理由もあるけどもう十分です。　似たような思いの人は多いんじゃないかな。

　前号の「●スポーツマンシップにのっとらない話」を書いたのは実は 15日よりも前。　フィギュアの不正採点問題を知らずに書いたんよね。　それからもう出るわ出るわ、何もかも台無しで楽しめなくなってしまった。　ちょっとひどく書きすぎたかなとも思ったけど、いや間違ってなかったとの思いを強くさせられたなぁ。

• フィッツランドルフ（スピードスケート・男子 500m）　0.03秒差の金メダルは 1回目にフライング
• 中井孝治（スノーボード・男子ハーフパイプ）　6.0 をつけたのはまたフランス人審判
• 寺尾悟（ショートトラック・男子 1,000m）　証拠 VTR も見ずに抗議は却下された
• リトアニアペア（フィギュア・アイスダンス）　転倒した 3位・ 4位ペアはイタリアとカナダだった
• 金東聖（ショートトラック・男子 1,500m）　1位でゴールも無実の失格、あまりにもかわいそう

　小さいネタも取り上げればキリがないぞおい。　ほんの一瞬のために選手はみな 4年以上の歳月を費やして頑張ってきたってのに、それを裁く審判がヘボかったり強情だったり買収されてたり。　全力を出し切った選手が何人もバカを見てるんだもんねぇ。　これって間違いなくオリンピックの存在意義に関わることだぞ。

　「大国のメディア」が大きく騒いだことで、あちこちから抗議の声が噴出し過ぎたのも事実。　しかし映像を見る限り、それらの多くは抗議やむなしだと思った。　審判がきっちりやれば済むことなんだよ。　きっちり裁いて、抗議の「こ」の字も口にできないような正確な裁定をしてれば万事丸く収まるの。　ったく、オレみたいなド素人に説教させないでくれよぉロゲ会長。

●親バカ、というかバカ親

祐也は乳もんでない　(c)三田佳子

●隣の店だったかな

　来なかったなぁブッシュ大統領。　まぁ意外に忙しくなったから、来てもらっても十分なおもてなしはしてあげられなかったかもしれないんだけど。　オレ英語はペラペラじゃないけど、ゆっくりしゃべるのを聞き取るくらいはできそうだから、ひとつふたつくらいはジョークも言えたかも。　笑ってくれるかは別としてね。

　…あれっ火曜じゃなくて月曜の話？（的外れなコメント）

●もう誰も信じない

△ABC の重心を G とするとき、AB²＋BC²＋CA²＝ 3（GA²＋GB²＋GC²） であることを証明せよ。

　という問題があったんよ。　家庭教師でダイスケを教えててね。　高一レベルで解けない問題なんて何ひとつない、とたかをくくっていたのだが、解けそうで解けない問題に出くわしてしまいました。　三角形の基本的な性質とか余弦定理とか、必要最低限の前提でできるはずだったのになぁ。

　論理的思考さえちゃんとできれば数学なんてちょろいもの。　と思い、無駄にややこしい公式、いつでも作れそうな公式などは極力教えないようにしてきた。　オレもそうしてるからね。　しかしこの問題はわからなかった。　てゆーか、んなのどこで使うねん的公式さえあればちょちょいと解けてしまったのね。

　結局 3週間くらいかかってしまった。　恥ずかしながら数人に助けを求めたけど誰も頼りにならない（笑）。　これオレのいつものパターン。　みなさん解けましたか？　10分もかからずにスイスイ解けたあなたは十分現役です（何の）。

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