編集後記(2001年 6月19日号)


【No.0442】 このコーナーは「週刊ゆたんぽ」をパクって作られています。


 ぷんすか日記((c)なぎなぎ)をお届けします。 そりゃ酒にも走るさ(笑)。

●嵐の前の静けさ

 「Maji Midi」に意見広告を載せたのですがご覧下さいましたでしょうか。 繰り返しになりますが、JASRAC (社団法人 日本音楽著作権協会)が MIDI などに一律に課金する申請案を昨年暮れに押し通しました。 これによりネット上では「自由な」音楽活動ができなくなってしまいます。 音楽界全体がダメージを受けるのは必至で、日本文化全体にまで悪影響を及ぼすことは間違いありません。

 その規定改正、施行が 7月 1日なのです。 JASRAC が人目につかないところでコソコソと進めていたのでしょう、運命の日まであと 10日しかないのに状況は何も変わっていません。 こうなったら施行後も引き続き不当性を訴えていくしかありません。 というわけで、旗頭に立ってくれているサイトをご紹介します。

ミムジュンさんのホームページ内「日本の音楽文化を守ろう!」

 この話は 4月13日号で一度したんだけど忘れてね(笑)。 あの時はまだあまり勉強してなかったし、かなり怒りに任せて書いてたから、的外れなこともいろいろ書いちゃったかもしれないので。

 今こうして整理して書こうと思っても、あれこれおかしい点が噴出してしまって頭の中めちゃくちゃ。 何から何まで不条理で、何から話していいのかもわかんない(笑)。 というわけで他の話題をどうぞ(笑)。

●早い人は大嫌いです

 昨日、店長に頼まれていた LOTO 6 を買いに行った。 ドリームジャンボの当籤金を引き換える都合もあったし。 でも自分から進んで宝くじを買うことなんてオレにはあり得ないから、「くいっくぴっくでけいぞくごかい、ホイ 1,000円」って言われてもよくわがんね(笑)。

 オレの持論は「根拠のないギャンブルはしない」。 所詮ギャンブルなんて儲からないようにできているのであって、競馬や麻雀のようにプレイヤーの実力が勝敗を左右するものでないとする気がしない。 宝くじとかパチンコとかルーレットとか、オレに言わせれば「根拠のないギャンブル」は、負けたとき何を恨んでいいのかわかんないでしょ(笑)。 閑話休題。

 んなわけでロト初購入の福澤さん。 えーっと「クイックピックで継続 5回」だっけ。 ウワサには聞いていたマークシート方式の申し込みカードを手に取り、「クイックピック」の印を全てマークする。 あと継続回数「5」にマーク。 何だ簡単じゃん。

おばはん「ハイ、5,000円になります」

 待てぇーい(笑)。 あそっか、これ 1枚で 5口まで一度に申し込めるのか。 「クイックピック」の欄が 5つか 6つあったから(曖昧)、6つの数字をそれぞれ指定するのかと思っちゃってさぁ。 ははは失敗失敗。

 んだから、組合せ B〜E は全部「取消」をマークして出せばいいんだな。 ってことですよね? 窓口のおばはんに聞こうとした瞬間、先んじて券を 5枚差し出された。 ???

おばはん「ハイ 5口を 5回分ね。 5,000円は当籤金から引いておいたから、差し引きン万ン千円のお返し」

 待てぇーい(真顔で)。 ちょっとちょっと、さっきのは間違いだから訂正するんだってば。 このカードを機械に読み込ませて初めて券が発行されるんでしょ?

おばはん「一度発行したら取り消しはできないの。 楽しみが 5倍になったと思ってね、ありがとうございました」

ふざけんなーっ

 それじゃ詐欺じゃねーかコラ。 ちょっとこっちが初心者だからって勝手なマネしやがって。 窓口に並ぶ行列を尻目にグダグダとゴネてやってもよかったのだが、こういう悲劇が 2度と起こらないように呼びかける方が得策と判断してあきらめた。 岡山県南部のみなさん、倉敷市笹沖のサブリーナ前うりばには絶対行ってはいけませんよ。

●続・嵐の前の静けさ

 JASRAC 会社更生法を申請の話(誤)。 もーいろんなことに腹が立ちすぎて、全く的を得ないしゃべりになるけどカンベンしてね。 さぁ何から話そう。

 まず主旨。 「著作権を保護するため」とか何とか理由をつけるのはわからなくはないんだけど、いきなり矛先が我々名もなき一般市民かよ。 MIDI を責める前に MP3 を取り締まって回るとか、数々の盗作疑惑を解決するとか、本来するべき仕事があるでしょ。 逃げも隠れもしない弱者を責めれば簡単に金を取り立てられる、という非常識な思惑が過ちの元なんだよなぁ。

 それからカネの流れ。 著作権保護の名目で集められた金がどこへ流れ何に使われるのか、今のところ一般にはなーんにも知らされてないんよね。 少なくともアーティスト個人へ流れることはなさそう。 というのは JASRAC が何もかもを管理しているから。 印税がちゃんと届くから心配しなくていいんだよ、と保護者的な笑みを浮かべておきながら裏では私服を肥やすことしか考えてない。 社団法人のくせにとんでもない連中だ。

 あと改正された規定の中身。 これはややこしい話になるので専門サイトに任せるが、10曲ごとに年間 10,000円だとか、それはダウンロード方式であってストリーム方式はまた別だとか、えらくけったいな線引きを演じてくれるわけ。 MIDI の現実を全く捉えてない判断だもんね。 いかに連中が勝手な思惑だけで先走ったかおわかりいただけよう。

 んで手段。 JASRAC は著作権管理業務を独占しているため、JASRAC の言うことは業界の総意と勘違いされがち。 それにつけこみ、人目につかないところで勝手に申請をし、「既定の事実」を作ってからごちゃごちゃ言い始めた。 異議を申し立てても「これこれこういう条文がありますから」で聞く耳持たず。 その条文自体がおかしいんだってば。 てゆーかそんなおかしな申請案がよく通ったな

 …続く。 何とキーワードは「癒着」だった!

●今日のお酒が飲めるのは

 地震は来ませんでしたなー。 19日に大気イオン濃度が急変したとかで、グラフの推移による予知方法では数日間はハズレなんだと。 そのように e-PISCO で発表されておりました。

 ここ数日どんな過ごし方をした? ご丁寧に緊急情報を逐一流しまくったおかげで、オレの近くの友人はけっこう戦々恐々としてたらしい(笑)。 被害がどうとか言う以前に「怖い」からなぁ。 でもね、地震大国ニッポンにすんでる以上はそれが正しい心がけなんじゃないかと思う。

 地震が来なかったじゃねーか、両膝突いて土下座しろとか言い出す大バカな連中がやっぱりいたみたい。 緊急情報は「予報」なのに、100%起こるものと勘違いしたテメーが悪いんじゃないの。 揺れたら揺れたで「なぜもっと早く言わなかった」とか言うんだぜきっと(笑)。

 天災は不可抗力。 完全に防ぐ方法なんてない。 だから心の準備をしておくことが大切で、弘原海(わだつみ)教授はその指針を与えてくれたと捉えるべきだよね。 来るべき地震が来なかったら、それは平穏無事ってことでこの上ない幸せじゃないの。

 あ、起こした騒ぎを正当化するつもりじゃないからね(笑)。

●続々・嵐の前の静けさ

 JASRAC 「普通の女の子に戻ります」宣言の話(もうええ)。 著作権利用料規定の申請案は文化庁へ出されて通ってしまったんだけど、聞けば JASRAC の中に文化庁から天下りした連中がいるんだと。 がーんがーんがーん。 そんなのチェック機能も何も働かないじゃないか。

 全ては仕組まれたワナだったんやね。 んな茶番に付き合ってられるか!

 根本的に正す方法はただひとつ。 それは申請案を破棄し差し戻すこと。 いかにおかしな要求であるかを理解してもらえれば申請案が通るはずもなく、今日の由々しき事態を引き起こすこともない。 もはや一般市民の力で何とかなる問題ではないのかもしれないな。

 頑張って。 お願い。 ちゃん