編集後記（2001年 3月21日号）

　みなさんお待ちかねのアノ特集です（待ってない？）。

• 　買っちゃったぁ（嬉しそう）（はいはい）。　2代目 Valuestar を使い始めてもうすぐ 4年、まだ老朽化しているわけではないのだが、ギガバイト時代の到来であれこれ増強しなきゃと思うことが多くなってね。　何せ 2代目は PC-9821 だし、HDD とかメモリとかモデムとかディスプレイに不満があったし、PCI スロットはもう空いてない（笑）。　というわけで丸ごと新しくしちゃう決意を固めたのだった（来宮良子の声で）。

  　新しく買うなら自作機、とも決めていたのだ。　パソコン歴 8年、ホームページ歴 3年、そろそろ「自分にあった機器構成」みたいなものが見えてきたんよね。　市販のマシンは余計なソフトが山のようについてくるし（容量のムダ）、今さら売れない低容量のメモリを積んでたりするし。　不満のないマシンを作りたい、と思えば自作機に目が向くのはこりゃ必然の流れと言えないというわけではない（婉曲）。

• 　んで 3月 4日、大阪のミナミでオフ会をすると偽って（ええーっ）、日本橋出陣のベースキャンプを張った。　当初は市川智彦さんのお友達かーけいさんが来てくれるとのことで、ほっとんど勉強せずに大阪入りしたんよね。　噂によると、彼にとっては日本橋は庭同然で、あちこちで店員を泣かせて回っているとか（爆笑）。　ところがお忙しいそうで、結局スパワールドの仮眠室で大イビキを BGM に一夜漬けのお勉強となった（笑）。

  　一式買い揃えたのは「STAND-BY」というお店。　なーんか来たような気がするなぁ。　と思い出した、「愛のメモリー」で大ボケをかましてくれたところだった。　何月何日号だっけ、確か宝塚記念の頃だった（探す気ゼロ）。

• 　一夜漬けの割には大して目星がついていなかったのだ。　青写真は「最強の足回りで 80km/h 走行」、つまりマザーボード・チップセットに金をかけて CPU 他は手抜き、というもの。　というと FSB （ベースクロック）が高いもの、つまり AMD の Athlon でしょ。　そして廉価版 Duron があるのでそっちにしようかな。　さらに 2次キャッシュを強化した新製品 Thunderbird があるってんだから、もうそれにしろっていうようなものじゃん（笑）。

  　お買い物リストはこちら。　スタッフの木原さんをとっ捕まえて、これはどうかこれはどうかとその場で相談しながら選んだのだ（笑）。　お手数をおかけしました。

  	品　名	価 格	摘　要
  CPU	AMD Thunderbird 800MHz （BULK）	\ 12,100
  マザーボード	K7T TURBO-R	\ 16,900	FSB 200MHz/266MHz
  メモリ	PC133 256MB （BULK）	\ 7,540	SDRAM
  グラフィックボード	ATI RADEON LE （BULK）	\ 12,900	AGP 4x / 32MB DDR
  サウンドボード	Sound Blaster Live! （BULK）	\ 9,300	5.1ch
  HDD	IBM DTLA-307030 S （BULK）	\ 14,210	E-IDE UltraATA/100 30GB / 7200rpm
  CD-ROM	CD-950E （BULK）	\ 3,890	ATAPI / 50x
  CD-R/RW	RICOH MP7083A	\ 13,580	ATAPI / 8x/8x/32x
  FDD	ALPS DF354H （BULK）	\ 1,700	720KB / 1.44MB
  モデム	Soft Modem	\ 1,870	Analog 56K
  マウス	SB-LM2000	\ 2,480	PS/2
  キーボード	GR-KB2001	\ 899	PS/2
  CPUクーラー	デカヒート君	\ 2,480
  ケース	PDC-0402B	\ 9,800	330w
  OS	Windows Me	\ 12,300	OEM
  小計		\ 121,949

  　もーねー、選ぶ間ずっと爆笑しっぱなし。　パソコン部品の価格なんて真夏の雪だるまのようにどんどん崩れてしまうものなんだけど、それにしても安すぎて笑ったね。　特にマザーボード、ほぼ最高グレードのものが 2種類あって、DDR SDRAM 搭載可能モデルと普通の SDRAM モデルの価格差がちょうど 4,000円。　DDR ってそんなに高性能なのかなぁ、と思っていたら普通の SDRAM が 128MB でサンゼンエン、と聞いて一同爆笑。　単に容量を増やしたほうがおトクじゃん。

  　CD-ROM を 2つにしたのは木原さんの入れ知恵。　こいつ焼きまくるなと察したのか（笑）、ヘッドの消耗まで考えてくれたのね。　読み込みも書き込みもあまりどんどんやってると消耗しちゃうんだと。　パワーユーザー諸君なら知ってるのかな？

• 　パーツは全部宅配してもらい、翌日組み立て開始。　ちょうど遊びに来ていたドラ○えもん氏をドレイに使い（笑）、説明書も見ずに 5時間で組み立てた。　だって説明書ぜーんぶ英語だし（笑）、その上役に立つこと何も書いてないんだもん（笑）。

  　迷ったのはファンが 1つ余ったこと。　穴もネジもあるのにネジを受ける溝がない（笑）。　それっぽいスペースがあったから、ネジを噛ませるのに何を挟もうか、すぐに思いついたのは消しゴム（笑）。　ねじ込んでみた、締め付ける前にあっさり割れちゃって使いものにならない（笑）。

  　次に思いついたのがダンボールの蛇腹。　細長く切って折り曲げて、うまく締め付けることができた。　でも待てよ、ネジを受ける溝もないのにネジで締め付けるわけはないよな。　と思ったらやっぱり別の場所だった（笑）。

• 　電源が入らないトラブルがあったのは前述の通り。　ったく困っちゃう。　オレの周りにはオレより詳しい人が全くいないから（よく言った）、わざわざかーけいさんに電話して尋ねただよ。　あんなのどーせいっちゅうねん。

• 　品目をみてわかる通りバルクがずらっと並んだんだけど、つまり説明書がなくて CD-ROM ばかりたまっていくのね（笑）。　確か CD-ROM は 1枚 650MB、10枚で 6.5GB か…ドライバだけで 6.5GB も食われちゃかなわんな、と意味のないことをボヤく。　CD-ROM も英語ラベルばかりで、どれが必要でどれが不要なのかわかんない（笑）。　しかもよく見ると 1枚割れている（笑）。

  　Windows Me も順調にインストールし終わったんだけど、ディスプレイの解像度がおかしいなー。　640*480 の 16色しか選べない。　役に立たないことで有名なヘルプを開くと、「コントロールパネル」「画面」「プロパティ」をクリックし…と全く役に立たないアドバイスを返してくれる（笑）。　こういうときにキカイはアテにならんな、かーけいさんに電話だ。

  かーけい「それはディスプレイじゃなくて、グラフィックボードの設定がおかしいんだと思いますよ」
  オレ「例えばドライバとか？」
  かーけい「そう、ドライバとか」
  オレ「あっ」

  割れてる

  　まさにその CD-ROM だったのじゃーん（爆笑）。　バルクだから製造元は全く取り合ってくれそうにないし、STAND-BY にお願いして交換してもらっちゃった。　ありがとうでした。　おかげでデータの引越しが間際になっちまった。

• 　ともかく無事にサンダーバードは発進したので、安心してディスプレイを買いにいく（まだやったんかい）。　15インチの 2代目はそろそろ「叩いて直す」次元になってきたし。　しかも 800*600 は「音楽ツクール 95」では楽譜が 2段しか表示できず、ぜひとも 3代目は 17インチをと考えていたのだ。

  　中古屋とか行ってもあまり置いてないんだね。　だいたいマシン本体と同じ運命をたどっちゃうから。　下限は 25,000円かと思っていたが、組み立て工事が杜撰なことで株急落の某店が 16,800円で売ってくれた。　既製品だから心配はないのだ（笑）。

• 　あと、日本橋でデジカメも買ってきた。　我が家のカメラが故障しちゃって、修理代を払うくらいならという段階だったのでね。　OLYMPUS の 131万画素のやつを買ったら資金が底を突きかけた（笑）。　ぴったり 20万円くらいしか持参していなかったのだ。　ともかくこれで一式そろった。

  本体関連	\ 121,949
  ディスプレイ	\ 16,800
  デジタルカメラ	\ 25,800

  　単に足し算するのは間違いなのだが、小物とかカードリーダーとかも買ったのだが、それにしてもどうしてこんなに金が減ったんだろう。　ふと頭をよぎったのは、前夜しこたま踊ったこと（笑）。

• 　最後に、ごく簡単に葵・福澤三代（誤）の諸元をご覧いただこう。

  	PC-9821 model S2 （98multi）	PC-9821 V200 （Valuestar）	3代目（命名中）
  CPU	80386SX 20MHz	MMX Pentium 200MHz → K6-2 400MHz	Thunderbird 800MHz
  メモリ	3.6MB + 4MB	32MB + 64MB	256MB
  HDD	SASI 40MB	IDE 3GB	E-IDE Ultra-ATA/100 30.7GB
  CD-ROM	1x	24x	50x、8x/8x/32x
  モデム	なし	33.6Kbps	56Kbps
  OS	MS-DOS 5.00A-H MS-Windows 3.0A-H	Windows 95 Windows 98	Windows Me
  購入費用	約 33万円（1993年 4月）	約 30万円（1997年 3月）	約 16万円（2001年 3月）

  　こうして見ると感慨深いよねー（自分だけ）。　いや、もっといろいろ書こうと思ったけど、疲れてて眠いので終わりだ終わりだ（笑）。　「エクストラ写真集」見てね。