SESSION 1 「岬町の反乱」


<1992年 7月21日収録/Game Master : Alexander Tuba W>



INDEX

スタート
旅立ち
援軍の要請
再度旅立ち
どさくさに紛れて
いよいよ本拠地へ
行方不明
決戦


スタート


プレイヤーA 「さあ始めましょう」
一同 「おお」
プレイヤーB 「今から僕の声が永井一郎にでもなったような気で」
GM 「はいはい」
プレイヤーA 「山口勝平にしましょうか(笑)」
プレイヤーC 「またオタッキーなことを(笑)」
GM 「それで…」
プレイヤーA 「それでじゃないんだって(笑)」
プレイヤーB 「記念すべき第一声なのに」
プレイヤーA 「状況とかを説明して」
プレイヤーC 「…ということで、とか(笑)どういうことなのかわからん」
プレイヤーA 「きみたちは敵に追われています…とかないか、そういうの」
プレイヤーC 「どういうことか教えてくれ」
GM 「これから言うところなの」
プレイヤーC 「言ってください」
GM 「今は…みなさん知り合ってないですねぇ」
一同 「ああ(嘆)」
プレイヤーB 「それじゃあ我々がこうやって同席しているのも間違いなわけだ」
GM 「いいけど…いまここにいるんだけど、みなさんは」
プレイヤーB 「どこの街ですか」
プレイヤーA 「ここじゃわかんねぇなあ」
GM 「首都のコンダクターっていうところ」
プレイヤーA 「何か音楽用語ばかり」
プレイヤーC 「一夜かけて作ったな、これは」
GM 「それで、ここサキソフォーンていうんだけど」
プレイヤーA 「ほう」
GM 「全部楽器の名前なんだから」
プレイヤーA 「何だかこれ、島の形がアブナイ」
プレイヤーC 「○○○○○はないんだな」
GM 「○○○○○?あるよ」
一同 「わー(嘆)」
GM 「ここだけど」
プレイヤーB 「あとで軍隊でここを滅ぼそう」
GM 「いや、もう全部統一されてる」
プレイヤーC 「ここだけバチカン市国みたいにしてやろ」
プレイヤーB 「あとで堀をつくろう」
プレイヤーC 「ここカット(笑)」
プレイヤーA 「とりあえず形だけ…プレイヤーA君にします」
一同 「もう」
プレイヤーB 「B君」
プレイヤーC 「C君」
プレイヤーA 「僕はガーウィック・オルガート、15歳、175cm、70kgです」
GM 「まあいいから」
プレイヤーB 「マック・ウォンドと申します。26歳、178cm、52kg、これでもやせっぽちじゃないのが不思議」
プレイヤーC 「私はオーバーラップ・フォーフィンガー、プレイヤーは●●●●●です、容姿と背景は今はありません(笑)」
プレイヤーB(以下、マック) 「つまり影の人間ということだな」
プレイヤーC(以下、指) 「Yes」
プレイヤーA(以下、GO) 「とっととはじめましょう」
GM 「…それで、この都市の大守がいるんだけど」
GO 「僕だな(笑)」
GM 「その人が、死んだんだよ、病気で」
一同 「わー(拍手)」
GM 「それで、新しい大守がここへ行くのに護衛を」
マック 「どこかで聞いたことがあると思う」
GM 「それに応募したんだ」
指 「それで僕が一次予選で落ちたんだ(笑)」
GM 「それじゃ話がつながらない」
指 「終わり」
GM 「4人でパーティを組んで護衛しながら行くことになりました」
マック 「パーティ券が乱売されて続々と逮捕者が出てるとか」
GM 「ここカット(笑)」
GO 「あのー、旅の途中でおいしいお食事は出るんでしょうか(笑)」
GM 「もちろん出る出る。報酬はずむから」
GO 「それならいいんですけど」
GM 「今回そういうキャラクターじゃないはずだが」
GO 「いや、グルメですから…報酬はいいんですけど、お食事は」
マック 「僕も味にはうるさいよ」
GM 「(無視)護衛して行きましょうということなんです」
GO 「わかりました」
GM 「みなさんもう、あれですね」
GO 「あれですね、じゃわからん」
GM 「みなさんもう、行くんですね」
GO 「はい、多分」
マック 「どうやらこの人の策略で行かねばならないようですね」
GM 「かなり強引に」
指 「have to ですね」
GO 「途中で私のとてもすばらしい歌声でも(笑)」
GM 「本人が歌うんじゃないんだろ」
指 「夢は大空を駈ける」
GO 「♪緑の大地を踏みしめ〜…はいカット(笑)」
GM 「じゃ出発しますよ」
GO 「護衛はいいんですけど、他にもいるんですか」
GM 「他にもいろいろいるんだけど」
GO 「私らは歩いて行くんですね」
GM 「もちろん(声が冷たい)」
GO 「…まあいいでしょう」
指 「車はある?(笑)」
GM 「ない」
指 「馬車」
GO 「エレキテルヒポポタマスか何か(笑)」
マック 「まだまだ、他のゲームは許さないよ」


旅立ち


GM 「そしてチェロまでは、何事もなく行きました」
一同 「早い(笑)」
GM 「このあたりのペースは早いんですねぇ」
GO 「旅は気長にいきましょう」
マック 「途中で箱を踏みました、なぜか心もハイソフト(笑)どうして僕が言わなきゃならない(笑)」
指 「カットな(笑)」
GM 「途中で敵は出ない、ということで」
GO 「出ないんですか(嘆)」
GM 「そういう設定になってるんだ」
指 「○○○○が現れた(笑)」
マック 「しっ!」
GM 「そこカット」
GO 「○○、○○、○○(爆笑)」
一同 「おおーい」
マック 「カットカットの¥23800」
指 「それカット(笑)」
GM 「それで、そこで自由時間がありますので」
マック 「よし、何かやろうぜ、スキーか何かでも(笑)」
GO 「こりゃ」
マック 「LV10だな(ころころ)早速転んだりして」
GM 「雪もないのにどうやって滑るんじゃいっ」
指 「グラススキー?」
マック 「この世界にはないんだよな」
指 「残念」
マック 「考えてみればスキーっていう技能があるのに道具がないや。まあいいや、先々で借りるということで」
指 「事故るなよ」
マック 「それで数学に転向したっておかしくはない(笑)」
GO 「僕は…まぁいいや、ぼけーっとしてましょう…あ、大守様からお話を聞きましょう」
マック 「はいっ、礼儀作法LV14です(ころころ)わーい、成功」
GM 「別に会わせるとも何とも言っていないのに勝手に話が進んでるとは」
GO 「勝手に会わせてもらっていいんですか」
GM 「会わせてあげよう、もう」
マック 「えー、お初にお目にかかります」
指 「ゴマするな」
GO 「その横でゴマすり音頭を歌ってやる」
マック 「私たちはよく知らないんですが、この地方の治安はいかがなんですか」
GM 「まあ、どうなのかねえ。知らないんだよ(笑)」
GO 「おい」
指 「あなたの知らない世界」
マック 「最高の権力を握る者がそんなことでどうする」
GM 「最高の権力はこの街(コンダクター)にいる王様」
指 「王様の耳は?」
一同 「ロバの耳」
マック 「馬の耳。だからその耳に入ることはすべて念仏」
指 「うまい」
GO 「どういう人なんでしょうか」
GM 「いい人」
GO 「そういう意味じゃなくて」
マック 「大抵いい王様ってのは太ってるんだよな」
GO 「やっぱりグルメなんですね、話が合いそうです(笑)何かおいしい料理のことは聞いてないんですか」
指 「料理天国です(笑)」
GO 「このおやじ」
GM 「そんなことをしてたら、江戸時代でいう早馬が来て」
マック 「伝令と言ってください」
GO 「使いっ走りですか?タッタくんみたいな」
指 「三角馬」
GM 「情報が入ってきて、ここにある街(サキソフォーン)で反乱が起き、街が制圧されて、入れなくなってしまいました、と」
GO 「…どこかで聞いたことあるような」
GM 「聞いたことある?」
マック 「すいません、僕です」
指 「ボクのほうで」
GO 「ちなみにみなさん、まだ知り合いじゃないんじゃないんですか」
GM 「パーティ組んだって言ったよ」
GO 「自己紹介しましょう」
指 「事故紹介?スキーで…」
GO 「礼儀正しいんですよ…ああっ、こんなところに犬がいるおりゃばきっ(ハイソフトを投げる)はあ、なぜか心もハイソフト(笑)」
指 「止めようか」
GM 「あの場所カットね」
GO 「入れといてよ、口癖なんだから…マックさん、あなたは確か僧侶でしたね」
マック 「僧侶じゃないんだな、実は。でもまあ、余計な技能をたくさん持ってるんで」
GO 「要するに、変な趣味があるんですね(笑)」
マック 「まあ、治療術はやりますが」
GO 「やってくれますね」
マック 「はい」
GO 「私切れるとこわいんですが」
マック 「催眠術をしてあげましょう」
指 「ああ、●●さん…あ!」

 プレイヤーの実名を言ってしまったため、ペナルティを受けているのだ。

指 「くそぉ」
GO 「フォーフィンガーさん、誰ですか、●●って」

 きわどい発言にもめる。

指 「ガーリック・オ…(笑)」
一同 「ガーウィック!」
GO 「ガーウィックなんですけど。オルガートと呼んでください」
指 「目のかゆみには?」
マック 「アルガードでしょう(笑)」
GO 「オルガートですので」
指 「あの…キャラメルみたいなのを包む薄い…」
マック 「オブラートだろ!(笑)」
GO 「あのー、話がそれてますが」
一同 「オブラートさん」
GO 「間違えないでくださいよ」
指 「あなたは何ですか」
GO 「一般市民です(笑)」
マック 「うそぉ」
指 「貴重な御意見、ありがとうございました」
マック 「私たちのパーティの中で一番力が強いはずなんですが」
GO 「そうなんですか」
GM 「これだあ、これだあ」
マック 「あんたは年をとってるからもうお払い箱」
GO 「こう見えても僕はひ弱なんですよ」
GM 「こう見えてもこの国の元王宮魔術師だぞ」
指 「(無視)虚弱体質ですか」
GO 「いや、そういうわけじゃないんですけど。武器だってほらこの通り、クォータースタッフだけなんですよ」
GM 「王様とも知り合いなんだぞ」
マック 「(無視)またまたうそばっかり。グレートソード持ってるじゃないですか、しかも突刺し用を」
GO 「え、どこにあるんですか」
マック 「さやに入ってるじゃないか」
指 「ソフィサヤ」
GO 「ええ、ああ、これですか、おもちゃですよ。ちょっとダイコンでも、ストン(笑)」
指 「切れるやないの」
GO 「あ、ははは…ところで、今何をしてるんですか」
GM 「伝令が入ってきて、反乱が起きて、入れなくなりました、と」
マック 「さぁ行きましょう」
指 「フライングでした」
GM 「反乱軍のボスの名前はビンセント・バック・チューバといいます」
一同 「またもう」
マック 「ということは、あなたのお仲間ですね(GMが持っているNPCにアレキサンダー・チューバ4世という人物がいる)」
GM 「知らないよ」
マック 「苗字が同じですが…ちょっと待って!いつの間にアレキサンダーになったの?チェルベニー(前の名前)じゃなかったんですか」
GM 「改名したの」
一同 「まあいいや」
GM 「でもこれ4世ということですから」
指 「ルパン…ですか」
GM 「ルパンは3世」
GO 「○○(笑)」
一同 「待てぇ」
指 「カット、カット」

GO 「行けないんですか」
GM 「街が…街は…」
マック 「間違い(笑)」
GM 「街は…何だか…混乱していますからねぇ」
マック 「○○先生みたいな話しぶりになっちゃって」
GM 「どういう喋り方をしてよいのだろうか」
GO 「トーンはちょっと低めに」
指 「思春期を越えている」
GO 「悩み多き年頃ですねぇ」
マック 「全部入ってる(録音されている)んだからぁ」
GO 「みなさん、なりきってしまいましょう。ロールプレイングっていうぐらいだから」

マック 「そして伝令の人は何と言っている」
GM 「反乱軍が、氾濫を起こして、叛乱軍が何か…」
マック 「混乱してる、混乱してる」
GO 「ゆっくり話を聞こうじゃないですか」
GM 「反乱軍は、」
指 「ピー」
GM 「ゾンビとかでね、襲いかかってきてね、軍隊がね、」
指 「キョンシーですか」
GM 「(無視)襲ってきてね、城とか制圧されてね、」
指 「城とかね」
GM 「うん、しろとかが…」

 バキッ。

GM 「制圧されて…その街には、入れません(なぜか笑)封鎖されてます。それでここ…今軍隊が来てます」
GO 「来てるんですか」
GM 「来てます。危険です」
指 「封鎖されてるんですな。どこを封鎖されてるんですか」
GM 「この2つの街道、海路」
マック 「リクルートも」
GM 「そうですよ、はいはい」
GO 「山を通っては行くことはできないんですか」
マック 「登っていこうよ」
指 「あの山を登れば」
GM 「誰も行けとは言っていないの」
GO 「ぼくたちの目的は、王様の護衛ですから…そんなことしなくていいんじゃないんですか」
GM 「大体そんなところを越えてまで行ったって敵は3、4万くらいはいるでしょうからねぇ」
マック 「3、4万とか言ったって無駄だ、大将を失えば総崩れになる」
GO 「で、どうするんですか」
GM 「で、その大守の人から…名前を言ってなかったな…きみたちに頼みがあるんだけど、首都まで戻って援軍の要請をしてきてくれないか、と」
GO 「あなたはどうするんですか」
GM 「ここにいて味方の軍の指揮とかを…」
GO 「いいですけど…そんなことはここの軍隊に任せればいいんじゃないですか」
GM 「ここの人は…周りを固めなきゃいけませんからねぇ」
GO 「強引な押しですねぇ」
マック 「誰か馬に乗れる人いますか…そこのあなた(指を指名)」
指 「いや、ないよ」
マック 「乗れてるじゃないですか」
指 「…乗馬があった、乗れまーす(○○氏の口調)」
マック 「えーっと、この人…それからチューバさん、あなた軍を指揮できますね」
GM 「はい」
マック 「2人乗りで行ってきてください」
指 「指揮?」
マック 「コンダクターじゃないよ」
GO 「…♪ちゃらりー」
マック 「ええから、もう」
GM 「あ…でも…2人で行くの…2人で行くとまずいんじゃないのかな」
マック 「この人(指)は軍を動かすことはできないんだから、多分」
GM 「援軍を頼むと向こうの人が来てくれるはずだから」
マック 「そうかなあ」
GM 「4人で行ってきなさい」
マック 「軍を指揮してたわりには軍事階級って特徴がないですね」
GM 「もうやめてるもん」
指 「退職、失職」
GO 「GM、ゾンビってどんなのですか?知識的に判定しなくていいんですか?」
GM 「まだ見たことないでしょう」
マック 「どんなものなのかなあ。バタリアンで見たような」
GM 「エイリアン…エイリアンVできましたねぇ、今度見にいきましょう」
マック 「近代じゃなくて…昔」
GM 「昔のやつっすよ」
マック 「オバンバみたいなやつ…あれだったらいいなあ、足がなくて背骨がブラブラしてて」
指 「無セキツイ動物」
GO 「ゾンビの肉って焼いて食えるんですか」
GM 「食えば(笑)腐った肉だけど」
指 「食ってみい」
GO 「火通したら」
マック 「豚でもいやがる」
GM 「○○でもいやがる(笑)…で、4人で行ってきたら」
GO 「4人で行かないといけない理由でもあるんですか」
GM 「そのほうが助かるから」
GO 「敵とか出るんですか」
GM 「山賊が出ないとも限らないよ」
マック 「馬車を手配してくれるのなら行きましょう」
GM 「手配してあげます」
GO 「ください、馬車が1台欲しかったんです」
GM 「金出せ」
マック 「$120までなら僕が出しましょう」
GO 「あまり高く出せなんて言わないでくださいよ」
GM 「いいから、いいから」
GO 「ちなみに$5以上は大金ですから」
GM 「わかった、わかった、あげるから」
一同 「わーい、わーい」
GM 「はあ、それでどうしますか」
GO 「行きましょう」


援軍の要請


GO 「わくわく動物ランドだ(?)」
GM 「だーっと行ってだーっと行ってだーっと行って、1日目はこのあたりで休み、サイコロない?」
GO 「何個?」
GM 「1個でいいよ」
指 「パラダイス」
マック 「何ぃ、この人イベント表まで作ったのか」
GM 「はいはい…(ころころ)何も出ません、ブー(笑)」
マック 「ちょっと待ちなさい、あんた行く時にはこんなのなかったやろ」
GM 「行く時は出ないの」
GO 「そういうのはこっそりとふらなきゃ…もろにあいつがふってるってわかるだろ」
GM 「…街に着きました」
マック 「何ていう街かな」
GM 「ビオラ」
指 「○○は出ないな(笑)」
GO 「GM、研ぎ屋あります?」
マック 「鍛冶屋と言いなさい…刀鍛冶なら僕が」
GO 「やめてください(焦)」
マック 「…できない」
指 「村の鍛冶屋」
GM 「ここは…あまりそういうのはないね…鍛冶屋の関係ですごい街は…バスーンだな」
GO 「またいつか」
マック 「僕にやらせてみなさい」
GO 「いやですよ…僕ただ剣のお手入れするだけだから…ミスったらこわれるでしょ」
マック 「知力−5か…LV8?…やめておきます」
GO 「やめてくださいよ…それでも剣のお手入れは欠かしません」
GM 「つぎいきます…このあたり(ころころ)出ません(笑)」
一同 「おのれ…」
GM 「出すつもりだったんだけど」
マック 「ということは…1が出たら何かあるな(まだ1が出ていない)」
GM 「(ころころ)出ません(笑)ああ、首都の近くまで来てしまった」
マック 「意地でも出すつもりやな」
GM 「最後のチャンス…(ころころ)出ない(笑)」
GO 「お金落としました、ちょっと拾いに」
GM 「知らないって」
GO 「戻りましょう、こっちに」
マック 「要するに1が出たら何か」
GM 「いや、5です…(しばらく間)王様にあってください」
指 「やだ」
マック 「じゃあ、僕が先陣を」
GO 「…ちょっと待ちなさい、アレキサンダー・チューバ4世さんは顔パスですか」
GM 「顔パス」
GO 「じゃあ行きましょう」
GM 「一応、援軍の要請の文書持ってるから」
GO 「あのー、いますか、お城の警備兵さんたちは」
GM 「いるよ」
GO 「握手しましょう」
GM 「画鋲(笑)」
GO 「ぷっちーん!その警備兵殴ってやる」
GM 「おぬしはアレキサンダーじゃないか、おほほほほ」
GO 「変な人ですねえ」
マック 「この方はすごいんだよ」
GO 「カラヤンさんですか」
GM 「カラジャン」
GO 「指揮してみてください」
指 「やってやって(一同拍手)」
GM 「そんなことをしに来たのか、お前ら」
マック 「ではちょっと腕前を拝見させていただきましょう」
指 「どうぞ」

 なぜか、ベートーヴェンの交響曲第5番が演奏される(実はCD)そして演奏が終わり…

一同 「おおーっ(大歓声&拍手)」
GM 「もちろん、金取ります」
一同 「あ(ア然)」
GO 「聞いてませんよ(笑)見てただけです」
GM 「いいの、いいの」
マック 「鋭敏感覚がある」
GO 「僕は耳悪いですよ、知力低いから(ころころ)」
GM 「(無視)それで、何をしに来たのかな、と」
GO 「ヤボ用です」
マック 「これこれこういう大守様から何やら援軍の要請のような手紙を」
GM 「おお、それは大変だ」
GO 「かくかくしかじかで」
GM 「しかじか…OK、OK」
GO 「ところでマックさん、あなた僧侶でしょ」
指 「♪マックソナルド」
マック 「僕は礼儀作法を学んできたんです」
GO 「それはそれでちゃんとしといてください。ああ、なぜか心もハイソフト」
GM 「息子のバーンスタインを大将として兵を出しましょう」
一同 「おお」
GM 「他の都市からもいろいろ来ますから」
指 「例えばムリムリスキーさんとかですか(爆笑)」
マック 「念のためこの手紙はお預かりください」
GM 「はいはい」
GO 「そんな物もらったんですか」
GM 「もらってたの」
マック 「もらったんでしょうが」
GM 「それで、軍隊はちゃんと出動させてくれましたんで。軍隊は後から行くからきみたちは先に行っててくれ、と」
一同 「はーい」

GM 「ここで、お金をあげましょう、一人$400ほど」
GO 「さすが王様、太っ腹」
マック 「よし、せこい手を使わずに馬車を買うぞ」
GM 「いや、あげるよ」


再度旅立ち


GO 「では王様に丁重にお礼を言っておきましょう」
GM 「みなさん、行ってください」
GO 「もう行くんですか?この刀手入れしてくださーい」
GM 「そんなことは後で」
マック 「街を出る前に鍛冶屋に寄っていけば」
GO 「寄るって言ったのに(嘆)」
GM 「まあいいや、へい鍛冶屋です」
GO 「これちょっと手入れしてください」
GM 「$1000でござーる(爆笑)」
GO 「…おやじぃ、と言ってグレートソードに手をかける」
GM 「100…20…あ、いやいや、$5でいいよ」
GO 「$15払いましょう」
GM 「あ、じゃ$15もらおう」
GO 「あと、あまりはチップでとっておいて」
GM 「誰がチップや」
指 「ポテトチップでも(笑)」
GO 「何かいい情報ないですか」
GM 「…情報?反乱が起きたって話だねぇ。大変だねぇ」
GO 「はいありがとう」
GM 「(無視)既に各都市から軍隊が向かってるって話だ」
GO 「それじゃあ今みんな手薄なんですね」
マック 「よし、では我々が一番槍を」
GO 「…もう既に遅いんじゃないんですか」
マック 「この馬に全力で走らせれば何とかなるでしょう(?)」
GM 「くたばるぞ」
GO 「バーサークの僕にそんなこと期待しちゃだめですよ」
マック 「僕には体力回復ってのがありますが」
GO 「まあいいですけど」
マック 「また体力賦与ってのもあるんですよ」
GO 「さて…フォーフィンガーさん、いや人差し指さん、がんばってください(人差し指を合わせる)」
指 「E.Tか(爆笑)」
GM 「では行きましょうか、このあたりに来ました(ころころ)出ませんよ(笑)ここまで来ました(ころころ)出ない、ここ(ころころ)出ない」
GO 「何だかだんだん細かくなってませんか」
GM 「ここ(ころころ)出ない(笑)この街へ入って出た(ころころ)出ない」
GO 「そんなものGMの権限で強引に出せばいいんじゃないんですか」
GM 「お望みなら出ましょう(笑)」
一同 「あーあ(焦)」
GO 「ちょっと待ってくださいよ」
マック 「そんなこと言わなくていいのに」
GM 「何匹かだけ決めておこう(ころころ)」
GO 「こういうときに限って6が出たりするんですよね」
マック 「ゾンビが出てきてこんにちは」
GO 「GMの意地悪ぅ」
GM 「3匹」
GO 「“匹”じゃないって」
GM 「どうやら敵のまわし者のゾンビらしい」
マック 「わーい、わーい」
GO 「ゾンビですか…(未練)」
マック 「こういう時に刺しは有利なんだよ(実は大ウソ)」
指 「ゾンビが現れた」
マック 「ゾンビは強いんですか?この世界では…何を言うてるんや、そうやなくて“しりょうせん”…って言わなきゃ」
GM 「しりょうせんって海の上じゃないんだから」
マック 「“私掠船”なの、本当は」
GO 「そういう友野詳さんを馬鹿にした言い方って」
GM 「(無視)…モーニングスターを持ってます」
マック 「重いのかな…やばい」
GO 「大丈夫ですよ、僕が持てますから」
マック 「盾で止めなきゃいけないんだな(マックはレイピアを装備)」
GM 「フェンシング武器は流せませんね」
マック 「だから…盾でLV11だな…よし、何とかしてやる」
GO 「受け流しにペナルティはありませんか…−4ですね」
マック 「イニシアティブをどうぞ」

 結局、指が先手を取った。激しい戦闘か…と思いきや、禁句は飛び出し、歌が始まり、プレイヤーの実名が出たりして大変だった。マックは走り回ったあげくダメージを受けてばったり倒れるし、他の連中もたかがゾンビ1匹倒せなかった。結局GOが全部始末して戦いは終わったのだが…。

GO 「マックもそろそろ気がついてもいいんじゃないんですか」
マック 「(無言)…(ころころ)」
指 「14、失敗」
マック 「(無言)…(ころころころころころころ)やれやれ」
GM 「治りましたね」
マック 「僕救急箱持ってます、応急処置に+2ですから使ってください」
GM 「同じく応急処置持ってる」
指 「○○○○箱は(笑)」
GM 「13以下ですね(ころころ)成功しました」
マック 「1D−2ですから」


どさくさに紛れて


GM 「まあ、続きいきましょうか」
GO 「ああー、グレートソードがゾンビの汚ねぇ肉で汚れちまったぁ(笑)しくしく」
マック 「馬車のなかでばったり逝ってる」
GM 「チェロまで着きましたよ」
GO 「拭いておこう、拭き拭き」

GM 「次の日、バーンスタインさんの援軍が到着しました…それで、きみたちにちょっと話がある、と」
GO 「はい。…まさか」
GM 「別動隊として動いてくれないかと」
GO 「ありそうな設定ですねぇ」
GM 「作戦をお話しましょう」
GO 「敵はゾンビだけですか?大体反乱が起こってゾンビが出てくるってのも不思議な話ですね」
マック 「要するに、中に巨大な魔術師がいるってことだ」
GM 「そういうこと」
GO 「それじゃあ普通の人間だっているんですね」
GM 「そう」
GO 「市民反乱軍ですか」
GM 「市民も一応無理やりという感じで…反乱軍にこき使われているみたいです」
GO 「そんなことまでよくわかりますね」
GM 「一応攻めることになってますからねえ、全国から軍を差し向けてるんで…戦闘になるから、どさくさに紛れて敵の領内に侵入して、市民に反乱軍に対して革命を起こさせる、ということ」
GO 「どうすればいいんですか」
GM 「説き伏せる」
マック 「言いくるめですな。僕の出番だ」
GO 「そんなことだめなんですけど…えい、そんなことをするより」
GM 「ええい、うるさい。始まったのだ、ひゅう」
GO 「ひゅうだなんて、そんな」
GM 「戦争が始まりました」
GO 「あいかわらず無口ですねぇ、人差し指さん」
GM 「どさくさに紛れて侵入して、逃れながらこの街(サキソフォーン)まで到着しました」
指 「着いた」
GM 「夜忍びこんで、町長さんの家に着きました…町長さんがいました、お話を」
マック 「礼儀作法を使って…」
GM 「こらこら」
指 「健康の秘訣を聞く」
GM 「健康の秘訣?玄米ですよ(爆笑)1にブラシ、2にブラシ、3に玄米」
GO 「じゃあちょっと玄米いただけませんか」
指 「最初に玄米じゃなかったか」
GM 「夜だったっけな」
指 「朝も言ってた」
GO 「ワインでも飲みましょっか」
GM 「いいんだよ、そんなの」
マック 「礼儀作法を使って丁重に話を聞く(ころころ)−8の成功」
GM 「反応すばらしくいいですよ」
マック 「反乱軍についてお話を聞かせて頂きたいのですが」
GM 「ビンセント・バックという人が指揮をとってましてねぇ」
GO 「○○○○・○○○?(笑)」
マック 「ちょっとこれ、イニシャルだけ入れといてよ」

 申し訳ございませんが、本人のプライバシー保護のため掲載できません。御了承ください。

指 「番組上不適当な言葉があったことをおわびいたします(笑)」
GM 「あのやり方には我々も反対しているのじゃが」
GO 「それじゃあ反乱を起こしましょう」
GM 「起こしましょう」
GO 「気が合いますな」
マック 「待ちなさい、まともに戦ってかなうわけがないんです」
GO 「大丈夫でしょう、後ろから軍隊が来てるから」
GM 「そうですね、半島や海上の戦いに続いてこの辺でもどうやら反乱軍は負け続けているようで」
GO 「たかがゾンビがこの国全部の軍隊と戦って勝てるなんてこりゃ傍ら痛いと正露丸(笑)」
マック 「ボスが残ってたらそれが別の所へ逃れて旗を挙げるでしょうが」
GO 「いいじゃないっすか」
マック 「だから最低でもボスだけは倒しておく必要があります」
GM 「城への抜け道を知ってます」
マック 「案内してもらおう」
GO 「そんな都合のいいこと知ってるわけないと思う」
GM 「言っておきますけど、軍はすぐには街中へ入ってこれないでしょう。だいたい西洋のお城ってのは街そのものを城壁で囲んでますから。ジパングとは違って…だからきみたちだけで戦うことになるでしょう」
マック 「そのつもりでいたから」
指 「そのつもり」
GO 「そんなことだろうと思いましたよ」
マック 「よし、抜け道行くぞ」
GO 「誰がリーダーなんですか(ぼっそり)…あっ殺気が、かちゃり」


いよいよ本拠地へ


GO 「これは見取図ですか」
マック 「見てよろしいんですか」
GO 「今どこですか」
GM 「ここ」
マック 「もう着いたのか、早い」
GM 「進行上止むを得ず」
GO 「この三角や四角は何ですか」
GM 「エレベーターのボタンと同じです」
マック 「エレベーター?」
GM 「階段なんだけど、上に上がる、下に下がるってのを表す」
マック 「ドラクエみたいなのを作るの下手ですね」
GM 「…そうですね」
指 「人権保護」
GM 「(無視)で、入りますか」
マック 「はい…ちょっと待ちなさい、慎重に、慎重に」
GO 「気にしなくったって、ずかずか(笑)」
GM 「入りました」
マック 「ちょっと待ちなさい(焦)」
GM 「…入りました…何もいません、1階は広いホールです」
GO 「あっやばい、罠が仕掛けてあるかも、どどどどど」
マック 「誰かいないか、待て待て待て(焦)」
GO 「罠はないって言ったじゃないですか、しつこい人ですねぇ」
指 「先月から…ないの」
GM 「隠し扉は中に入ったら自動的に閉まるようになってます、がちゃん」
一同 「あ…(ア然)」
GO 「ドナルドぉ(笑)」
指 「♪マクドナルド」
GM 「(無視)1階は広いホールです…●●、松明持ってるんでしょ」

 実名ペナルティとしてしっぺをくらうことになっています。GMまでくらうんだから…。

GO 「松明は持ってますよ、どうやって火をつけるんですか」
GM 「火炎噴射(笑)」
指 「無茶苦茶だー」
GO 「いざとなったら松明捨てて両手剣使えるから」
GM 「右に行くと階段があります、どうしますか」
GO 「あ、松明を置く場所はないですか」
GM 「頭の上」
GO 「戦闘の最中は近くに置いておきますから」
GM 「今は…持っててください」
マック 「ダッダッダ(笑)」
指 「だんでぇ(なんでぇ、と言いたいらしい)」
GM 「2階です。ここは一直線のまちが(笑)…道が続いています」
マック 「通路を照らしてください、見るから(ころころ)9」
指 「○○(笑)」
マック 「−6の成功」
GM 「続いています、向こうに階段が見えます」
GO 「罠なんてないですかねぇ」
マック 「罠ないの?」
GM 「ありませーん」
指 「第六感…ん?」
マック 「GM、面白みがないぞ」
GO 「ずかずか」
GM 「大体お前、抜け道ってのは国の大守とかが逃げ出す時に使うのに罠があってどうするんね(笑)逃げようとして自分が罠にかかったら洒落にもならんわい(笑)」
GO 「ずかずかずかずか(笑)」
GM 「はい、3階に上がりました」
GO 「ずかずかずかずか」
GM 「4階です、明るいです」
GO 「では松明を捨てましょう…あっその前に目印としてガーウィック・オルガート、と」
GM 「書くなぁ」
マック 「上を見ろ…右を見ろ…下を見ろ…右を見ろ…何キョロキョロしてんだ(爆笑)」
GO 「それ書いちゃいましょう、ほいほいほい(笑)」
GM 「こらぁ」
GO 「王様の耳はロバの耳って書いてしまいましょう(笑)」
マック 「 〃 馬の耳って書いちゃいましょう(笑)」
GO 「大守のあほーっ(爆笑)」
GM 「こらーっ、落書きするな」
GO 「ほーい、●参上(爆笑)」
GM 「はい、ここに隠し扉がありますね、こちらから見ると」
GO 「(小声)♪セーラーマン、セーラーマン〜」
マック 「(無視)扉に耳をあてる、鋭敏感覚、ペナルティは」
GM 「なし…いや、−2」
マック 「LV13(ころころ)成功」
GM 「ちょっと話声が聞こえますね…でも少人数のようです…全員男です」
GO 「大丈夫ですよ、特徴に好色はないですから(笑)」
GM 「さあ、どうしますか」
GO 「ノックしましょう(笑)…コンコン、誰か入ってますか(笑)」
マック 「ちょっと待ちなさい(焦)…止めるよ」
GM 「さっきのカット」
GO 「とりあえず剣の準備と魔法の準備をしてください」
GM 「魔法は何を使うのかな…火吹きを」
GO 「あっ、それは体力を消耗するから…」
マック 「だいじょうぶ、僕が電池になるから」
GO 「マックさんだって…体力少ないじゃないですか、9でしょ」
マック 「いいの、旅仲間への義務感があるから」
GO 「気絶してくださいね」
GM 「こら」
GO 「確か…さっきも気絶してましたね」
マック 「(無視)ではいきなり体力供与しましょうか…体力供与ってのは自分があげた体力を即使うときにやるものだと思いますから」
GO 「じゃあ、魔法の準備できましたか?」
一同 「OKですよ」
マック 「体力供与の用意」
GO 「それではいきますよ、コンコンコン(笑)」
GM 「何か音がしたぞ、がやがや」
GO 「入ってますか(笑)」
GM 「入ってまーす(笑)」
GO 「そうですか、じゃあ…と言って扉に隠れて不意打ちの準備」
GM 「音がしたけれどどこからだ、わかんないぞ、わかんないぞ」
GO 「ここでーす(小声)」
GM 「わかりません(笑)」
GO 「ここですよ、がるるるるる(小声)」
GM 「そこから出てきてくれないとわかりません(小声)」
GO 「がるるるるる、わかんないですか、ここですったら」
GM 「いいかげんに出ろよ、お前ら」
GO 「ぷちん!(また切れた)がるるるる、うりゃー、がははは、お前ら全員三途の川を渡らせてやるぜ(笑)」
GM 「はあー(ため息)」
GO 「出てこないんですかぁ?せっかく気分出してたのにぃ」
GM 「出ないよ」
GO 「じゃあ慎重にいこうっと」
GM 「開けないの?」
GO 「開けたら何か出るんですか」
マック 「ゾンビが出てきてこんにちは」
GM 「さあ、何かが出てきてこんにちはってのは当たりだと思うけどなあ」
GO 「扉越しに会話でもしましょう、あなたは誰ですか」
GM 「誰でしょう」
GO 「ほらぁ、いるじゃないっすか、オーガーとかトロールとか」
GM 「人間だ」
GO 「人間がそんなに悪いことするとは、こリゃ心外の胃腸薬…(しばらく間)♪しらけ鳥飛んで行く南の空へ、みじめ、みじめ…はあ、なぜか心もハイソフト」
GM 「はい、この辺カット(笑)」
GO 「やめてくださいよ、口癖なんですから」
GM 「早く進めろよ」
GO 「人間ですか、じゃあ職業は何ですか」
GM 「戦士とでも言っておきましょうか」
GO 「他に誰々いますか」
GM 「こいつとこいつ」
マック 「あなたの能力値教えてください(笑)」
GM 「そんなのこの紙(キャラクター・シート)にあるだけで自分でわかるわけないじゃないか(笑)」
GO 「僕は知ってますけど(笑)…それじゃあ3人ですか」
GM 「もう少し呼ぼうか(笑)」
GO 「あ、いいですけど…じゃあ、どうしてそんなところにいるんですか」
GM 「いたいから(笑)」
GO 「何て強引なお方…あと2人は誰ですか」
GM 「こいつとこいつ(笑)」
GO 「職業は」
GM 「わからん」
GO 「戦士と戦士ですか」
GM 「ナイトみたいなのと魔法使い」
GO 「ナイトさん、聞こえますか」
GM 「聞こえますよ」
GO 「いやー、それはよかったですね…ああっ、音声が乱れてきたようですねぇ(笑)」
GM 「大丈夫でーす」
GO 「(乱れた音声で)ダいじョうブですか(笑)」
GM 「大丈夫です、ザー」
GO 「あなたはナイトでしたね」
GM 「はいそうです」
GO 「武器は何ですか」
GM 「知らん」
GO 「怒りますよ」
GM 「勝手にすれば(声が冷たい)」
GO 「仕方ありませんねぇ、じゃ開けますよ、後ろのみなさん」

マック 「ここまでは…中外胃腸薬、花王、カルビーとご覧のスポンサーの提供でお送りしました」
GO 「御覧のスポンサーの影響でお送りしました(笑)」
GM 「こいつのマイクを取り上げろ」


行方不明


GO 「開けますよ、みなさん」
マック 「開けましておめでとうございます」
GM 「言うと思った」
GO 「すいませーん、八百八の御用聞きです(笑)」
GM 「がす、がす」
GO 「開けただけですよ、見てないんでしょう」
GM 「部屋の奥のほうに3人ほどの男がいる…一応話してたんで驚いてないからあのまま開ければ不意打ちになっていたものを無駄にしてしまったようで」
マック 「まぁとりあえず部屋の中に入るぞ」

GM 「敵は3人です、どうしますか」
マック 「さっき敵さんに能力値教えてくださいって言ったんだけど返答はまだですか」
GM 「もちろんないよ、そんなの」
マック 「あなたの鎧は何ですか」
GM 「知らん」
GO 「それはうそでしょ」
マック 「ある有名メーカーから買ったものでしょうが…何ていう商品名でした」
GM 「バスーンから買った鎧だから…魔法かかってんだよ、これは」
マック 「なぬぅ」
GO 「どんな魔法ですか」
GM 「魔法の耐性LV5」
マック 「何ぃ」
GO 「怒りますよ」
マック 「いかん、こいつを生け捕りにせねば」
GO 「その鎧欲しいですねぇ」
GM 「魔力は持ち主が死ぬとなくなるから」
一同 「えー(嘆)」
マック 「よし、今先頭にいる人の目をじっと見る」
GM 「ハーフプレートだから見えないよ」
マック 「前が見えなきゃ話にならんでしょうが」
GM 「うまく見えない」
GO 「高く売れますね」
GM 「なくなるって言ったでしょう…戦闘に突入させるよ」
マック 「ちょっと、その前に…(ころころ)−3」
GM 「何をした」
マック 「催眠術」
GM 「かかりません」
GO 「GMの特権というものだ」
GM 「そんなのにかかったら面白くないだろうが」
GO 「では名前を名乗って頂きましょうか」
GM 「C(ツェー)、B(ベー)、A(アー)」
マック 「何やそれは」
GO 「質問、何でABCじゃないんですか」
GM 「CBA(却下)」
GO 「何だ、単なる量産型じゃねえか(笑)」
GM 「違う、量産型ではない。戦ってみればわかると思うが」
GO 「では、いきましょう」
GM 「戦闘に突入」
GO 「ちゃんとせんせいのいうことをきいてたたかうんですよー(幼稚園の先生の口調)」

 GOが先手を取った。しかし、Aが瞬間移動で行方不明となってしまったのだ。結局Aは最後まで行方が見つからないことになる…。

GO 「Bの今の武器は?」
GM 「火炎瓶」
GO 「じゃあ、どうぞ」
マック 「ちょっと待って、盾で防いでもその場に落ちるから…よけたほうがいいんじゃない」
GO 「盾持ってないもん」
GM 「13以下(ころころ)成功」
GO 「よけですよね…(ころころ)成功」
マック 「配置図見せて」
GM 「どうぞ」
マック 「こう投げたんだから…Cに不意打ちだねぇ」
GM 「どうして」
マック 「火炎瓶を投げてはずれたんでしょ」
GM 「はずれた?」
GO 「よけたよ」
マック 「一応この方向には飛んで行ったんだけどよけられたからそのままこの方向へ」
GM 「あさっての方向へ行ったかも」
マック 「命中判定に成功したんだからこの方向へは飛んで行ったの…だからCに不意打ちじゃないかな」
GM 「よけはあんまりできないよ、こいつは…(ころころ)」
マック 「いぇーい(拍手)」
GM 「1D−1(ころころ)2、防護点で止まります」
一同 「おいおい」

 この戦闘ではいろんな出来事があった。例えば…。

GO 「誰ですか、今」
GM 「今は…●●●●の番」

 GM、しっぺを打たれる。

指 「●●●●、もう一発いいよ」

 指もしっぺを打たれる。

指 「言いまくり」
GO 「僕と、…(笑)」
マック 「危ない」
GM 「おもろいやんけ」
指 「○○○○さんだけ」
GO 「(しばらく間)マックぅ」
マック 「関係なしに処罰してやる」
指 「ひえええ」

 また…。

GM 「どうぞ」
マック 「逃げる(笑)」
GO 「マックぅ」
GM 「次の方どうぞ」
指 「右に同じ(笑)」
GM 「逃げちゃったのか」
マック 「“いらんことし”や(笑)」

 ここでやっと1人ブッ倒れた。手柄は…もちろんGOだ。

GO 「攻撃しますよ(ころころ)成功です」
マック 「Bは…消えた(笑)」
GM 「スピアに持ち変えるから…−4で判定しましょう…10以下(ころころ)失敗」
GO 「2D+2の切りですよ(ころころ)よぉし9→11」
GM 「鎧は…チェインメイルなんだよな」
一同 「あ…(早く言えよ!)」
GM 「(ころころ)13…気絶しました」
マック 「やられちゃったの?」
GM 「早かったですね」
GO 「Fack off と言って唾をかけてやります」
マック 「ブッ倒れたの?」
GM 「ブッ倒れた」
GO 「なぜか心もハイソフト」

 “いらんことし”は健在であった。

指 「誰もいないの?」
GM 「いません」
指 「全力攻撃(爆笑)」
GM 「テーブルを攻撃するんですか」
指 「そう」
GM 「どうぞ、やってください」
指 「(ころころ)成功」
GM 「防護点2として…ダメージどうぞ」
指 「(ころころ)1」
GM 「傷が入りました(笑)」

GM 「どうしますか、またテーブル攻撃しますか」
指 「はい(笑)」
GO 「意味不明の行動してますね」
指 「(ころころ)成功」
マック 「使命だね、こうなりゃ」
指 「(ころころ)2」
GM 「はい、さっきより大きな傷がつきました(笑)テーブルを倒すのはもうすぐだ(笑)」

マック 「テーブルに傷つけろ」
指 「よし(笑)」
GM 「がんばれ」
指 「(ころころ)よしよしよし(ころころ)2」
GM 「テーブルの半分くらいに傷が入りました(笑)」
指 「じわじわといくぞ」

 最後はやっぱりこの人にしめてもらわなきゃ。

GO 「さいころを振りまーす(ころころ)成功」
GM 「(ころころ)失敗でーす」
GO 「1D+6ですねぇ、魔法の力で(ころころ)10、期待どおりの値が出てうれしいなあ」
GM 「13以下、ふん(ころころ)」
一同 「やったー」
GM 「しかもファンブル(笑)」

GO 「さっき消えた魔法使いが気になりますね」
GM 「机、どうする?」
マック 「もうちょい叩いていけば」
GM 「(しばらく間)階段がありますが」
マック 「上ったほうがいいと思います…ちょっと待ちなさい(焦)」
指 「(ころころ)成功です」
GM 「何が?」
マック 「第六感、−3」
GM 「ない」
GO 「さっき不思議に思ったんですけど…なぜ王家の抜け道に酒場なんかがあるんですか(戦った場所は酒場だった)」
GM 「ん」
GO 「カウンターって言ってましたけど」
GM 「ここはひとつの塔なんだよ、お城の。おしろの…」

 バキッ。

GM 「兵士の娯楽の場所としてあるんです。でチューバさんが言うには、この塔はサキソフォーンの城の礼拝堂のある塔だろう、ということです」
GO 「塔の真ん中に行くのが得策じゃないんですか」
GM 「たぶんこの上が礼拝堂でその上はない、と」
GO 「じゃあ行っちゃいましょう」
マック 「おい」
指 「はいはい(ころころ)」
マック 「第六感成功してますが」
GM 「何もありません」


決戦


マック 「明かりはどんな具合ですか」
GM 「ありますよ」
GO 「ここしかないんだったら行くしかないでしょう」
GM 「ここに扉がありますが」
マック 「壁に耳をつけて音を聞いてみましょう(ころころ)」
GM 「何も聞こえません」
GO 「魔法の準備をしておいてください」
GM 「べたべた(笑)」
GO 「真面目ですねぇ」
GM 「べたべた使いまーす」
指 「まーす」
GM 「火炎武器もきみに使っておきます」
GO 「(しばらく間)こんこんこん、入ってますか」
GM 「返事はない」
マック 「僕はその時に壁に耳をあてて聞いております」
GM 「返事はない」
マック 「(ころころ)−6の成功」
GM 「(無視)返事はない」
GO 「じゃあ爺さん、ドアを開けますからその隙に火炎噴射か何かぶちこんでください」
GM 「火事になるよ(笑)」
GO 「あ、そっか」
GM 「消火の呪文がありますけど」
GO 「突入しますか、多分最終決戦になるでしょうから」
GM 「なかなかやりおるのう」
GO 「その不吉な笑いが気になりますけど…じゃあいきましょう」
GM 「ばん、開きました」
GO 「弓矢が飛んできてぐさぐさぐさのぐさ、ぎゃあ、ばた(笑)」
マック 「お前は弁慶か(笑)」
GM 「前に机があるんだけど、そこに鎧を着こんだ人が座っている」
GO 「その顔はさっきの魔法使いの顔ですか」
GM 「違います…この人の武器には魔法がかかっていますから」
マック 「そういうのはどうやって感知するんですか」
GM 「魔法感知」
マック 「あるの?」
GM 「GMができるの…まあ教えてあげるということで、今回は」
マック 「あんまり勝手にやるのは」
GM 「危険です、ともかく…防具は先ほどのCと同じですけど…武器が恐ろしいので気をつけてください」
GO 「武器名は」
GM 「座っているので…さやの部分がちょうど隠れてて見えない」
GO 「武器は何ですか、と聞いてみよう」
GM 「答えられるわけないだろ、そんなの…突っ込んだんだから早くどうにかしろよ、戦闘に突入していいの?」
GO 「あなた誰ですか」
GM 「ビンセント・バック」
GO 「そういえば悪者だったな」
マック 「はい、目を見て…」
GM 「いや(笑)」
マック 「だめ、許さん」
GM 「暗くてうまく見えない…GMが言っているんだよ、GMが」
マック 「ひぇーん」
GO 「GMと書いて神様と読むんだぞう」
マック 「えぇーん、催眠術ぅ(泣)」
GM 「効きませんでした」
GO 「(無視)じゃいきますか」
マック 「…切り替えが早い」
GO 「ブラック滝沢と呼んでください(笑)」
GM 「戦闘に入ったの、戦闘戦闘」
GO 「もう突入しますよ、何かあったら僧侶がいることですし(しらじらしい)すぐ死んじゃいますけど」
マック 「僕は参加しません」
GO 「いいですよ」
マック 「うそうそ」
GO 「経験点あげなくていいですからね」
マック 「うそうそ、出る出る」
GM 「メガーブレスっていう名前…武器をばーんってやったらブレスがどっかーんって飛んできてくらったらどっかーんってやつ」
GO 「ピンチ」
GM 「かわせるんだけど…盾で止めるときは体力−5で判定して失敗したら吹っ飛ぶ」
マック 「体力−5…?」
GO 「絶対だめだ…こいつは14が出てもファンブルになるんだから」
GM 「さあ、どうしますか」
GO 「突入あるのみですね…他のみんなは魔法で援護してください」
GM 「火吹きを使うよ、火吹きを」
GO 「はいどうぞ」
指 「キングギドラですか(笑)」
GM 「違いますよ…(ころころ)成功でーす、この人は(ころころ)失敗ですね」
GO 「失敗ですか(驚)」
GM 「いきなり死んだりして…(ころころ)」
マック 「おおーすごい、17→21…16のダメージ、いっぺんでマイナスだ」
GM 「(ころころ)生きてますよ、もちろん…じゃこっちの攻撃いきます」
マック 「ちょっと待て、イニシアティブ」
GM 「えっ、●●●●、動くんじゃなかったの」
マック 「ペナルティ(笑)」

 また言っちゃったよ、この人。

GM 「(無念)突っ込むって言ったくせに」

 激しい順序決定戦の末、GMが先手を取った。またもや…。

GO 「じゃあ人差し指さん」
指 「机を…(笑)」
GM 「あるよ」
GO 「ふざけないでくださいよ、最後の戦いじゃないですか」
指 「(無視)机を攻撃します(ころころ)成功」
GM 「ダメージどうぞ」
指 「(ころころ)2」
GM 「机が真っ二つに割れてしまいました(笑)この机はぼろいですねえ」

 これは運命か…。

GM 「左から順番に(ころころ)」
マック 「またかあ(笑)」
GM 「きみですか?不幸な人は」
マック 「もう…(泣)…きなさい」
GM 「(ころころ)よけてください、成功したから」
マック 「(ころころ)あーっ、しまったあ(嘆)」
GM 「1D+4だな(ころころ)9」
マック 「はい、ブッ飛び」

 これだけでは終わらない。さらに次のターンには…。

GM 「誰に飛んで行くか決めます(ころころ)」
マック 「死ぬよ、もう(爆笑)」
GM 「(ころころ)成功しました」
マック 「(ころころ)失敗(泣)」
GM 「1D+2(ころころ)4、6の叩き」
マック 「(ころころ)ばったり」
GM 「吹っ飛んで気絶」
GO 「そんなことで気絶しないでくださいよぉ」

 この戦いは意外に早く終わった。

GM 「きみです、どうしますか」
GO 「大振りで攻撃ということで」
GM 「してください」
GO 「−4ですから12ですね(ころころ)成功です、ぎりぎり」
GM 「11以下(ころころ)出ませんねぇ」
GO 「いきまーす(ころころ)」
一同 「おお(驚)」
GO 「9+7で16ですか」
GM 「16…11?」
GO 「切りでーす」
GM 「待て待て、それを考えてなかったのだ…−20(ころころ)ありゃ」
一同 「わー(嬉)」
GM 「気絶しました」

マック 「…(ころころ)復活」
GO 「今のうちに縄で縛っておいて…べたべたお願いします、ご老体」
GM 「べたべた?使った」
マック 「判定しなさい、ファンブルしたら疲れるでしょうが」
GM 「13だろ…(ころころ)」
マック 「おお、クリティカル(驚)」
GM 「絶対にべたべた、となりにいる人までべたべた(笑)」
GO 「ざけんなよ、てめえ…びしびしと頬を叩いて起こす」
GM 「きみの手べたべた(笑)」
マック 「応急処置する(ころころ)成功(ころころ)2ポイント回復」
GO 「意識取り戻しました?」
GM 「(ころころ)取り戻しました」
GO 「こいつが最後の敵とは限らないですねぇ」
GM 「こいつが最後の敵」
GO 「消えた魔道士は単なる伏線だったんですか」
GM 「…次回以降の話へもつながりがあるという」
マック 「なぬ」
GM 「実のこと、あの人魔法ほとんど全部使えるんだよ」
マック 「じゃ300CP以上ある?」
GM 「うん」
マック 「(しばらく間)尋問でしょうが、僕の出番だ」
GM 「さわるとべたべたになるから気をつけて」
マック 「LV11(ころころ)失敗」
GM 「けっ、てやんでぃ、ばーろー、ちくしょう、ぺぺぺぺぺ(笑)」
GO 「グレートソードをぎらっ」
GM 「切れば」
GO 「首に傷を付ける、スー」
GM 「あっ、剣がべたべた(笑)」
GO 「クォータースタッフで殴り倒すぞ」
GM 「クォータースタッフがべたべた(笑)」
GO 「よし、この城に金目のものはないのかよう」
GM 「…と言っている間に城壁を乗り越えて味方の軍がやってきました」
GO 「うりゃー(笑)」
GM 「仲間、仲間」
GO 「遅かったなあ、とうそぶいてます」
GM 「おっ…こいつは…べたべたじゃないか(笑)」
GO 「ゆっくりとグレートソードに手をかけます(笑)」
GM 「きみたちはこの人がボスだということを話したんですね」
GO 「まあそうなんじゃないですかって」
GM 「ということで…バーンスタインさんが来て、それはこいつかって」
マック 「意識はあるのかってさわってべたべた(笑)」
GM 「見ればわかるよ、べたべたなんか(笑)」

 サキソフォーンに平和が戻った。しかし、消えた魔術師の行方はいまだ不明。いつ姿を現すのか、そして彼らにこの先どんな旅が待っているのか、知る者は誰もいない。…というわけで次回をお楽しみに!



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