編集後記(2004年 6月 5日号)


【No.0595】 このコーナーは「週刊ゆたんぽ」をパクって作られています。


 新作が採れました。 熱々の緑茶とおせんべいを傍らにお楽しみください。 …「ナイナイサイズ」見てたでしょ?

ちゃん加護ちゃんの声で

あびる優でしたー

●愛は勝つ

 「右車線を正しく走る会」の活動報告をします。 4日(金)午後 10時半、岡山市内の国道 2号線下り車線でバカ車と遭遇しました。 オレは車種オンチだから名前わかんなかったけど、いかにも頭悪そうな黒い 3 ナンバーのワゴン。 見かけが怖くても悪いものは悪い。

 ガラガラの 2車線道路、そいつはトロトロと右側を走っていた。 制限速度を守っているわけでもなく、そいつは無駄に右車線をふさいでいた。 追いついてしまったものはしょうがない。 右を走る資格のないヤツが道を譲らないから、弱気なボクは待つしかないじゃん(笑)。 煽ったりはしなかった。 黙って、道を譲ってくれるのを待った。

 追走すること 10km 弱。 何か白いものが舞った。 軽そうに見える白い長方形の物体。 タバコの空き箱? ひらひら舞ったそれは少しだけ大きくなり、オレの車のフロントガラスに当たった。 タバコの空き箱だとすぐにわかったから慌てなかったけどね。 2回目は、前の車の運転席からそれが放たれるのをはっきり目撃した。 3回目も、4回目も。

 その後は目には見えなかったけど、「ジャッ」て音がしたのはタバコの灰ですか? 投げるものは以上ですか?

 なぜか腹が立たなかったね。 たぶんベルダンディーさまっのおかげだと思うんだけど。 かわいそうにその車は、ナンバーもさらしっ放しで、自分たちのバカさ加減をアピールし続けるしかなかったのだ。 右の頬を殴られたら左の頬をお出しなさい。 とはいえ読者のみなさんの愛車に傷がついちゃいけないから、念のため岡山331 ○ ・520 にはお気をつけください、と言っておこう。 組違い賞(誤)のあなた、ご迷惑をおかけしてすみません。

●ネタを求めて三千里

 いま福澤さんはどういう生活をしてるかというお話。 どこまで話したか忘れちゃった(お約束)。 そうそうシステム開発のお勉強をしてるのです。 してたのです。 実際に請け負った仕事のお手伝いをしてたんだけど、手伝える箇所が済んでからは自分だけで別のソフトを作ってました。 それについてはもしかしたら公開するかも。

 んで、6月に入ってからは岡山で修行してます(えっ?)。 それもいわゆる「大会社」の風格漂う感じの。 小さな作業場にいては勉強ができる機会もそう多くないだろう、ということで上司さんが手配してくれたのだ。 何ともありがたいことです。 車椅子の先輩を残して作業場を出るのがちょっと心苦しかったけど。

 修行先はホントすごかった。 フロアはもちろん底上げカーペット敷き、禁煙ならびに空調カンペキ、BGM はショパンモーツァルトだからつまり有線(!)。 もちろん静粛なことこの上なく、昼休みでもケータイで電話してる人を見かけない。 虹彩認証はさすがにないけど、ネットワークのセキュリティもしっかりしている。 HTTP の 80番以外出ていきやしねぇ(笑)。

 そんな、オレには場違いとも言える舞台に上がりこんだ初日のこと。 お世話になる親方さんに案内され、マシンその他を運び込んだ。 作業場から持ち出したオレの仕事用マシンはここでは骨董品級。 それでも電源は 2つ必要なので、さんに電源タップを引っ張り出してもらうと…女子社員おふたりのマシンが同時に落ちた(笑)。 どこ触ったの。

 んでオレのマシンもセッティング完了。 設定やらなにやらしていると、ふいに松ヤニのにおいがした。 ハンダ? そしてにおいは白煙に変わった…

 萌えてますぅ

 違う、燃えてます!

 さんのマシンが燃えてるーっ(ぎゃーす)(ぎゃーす)。 他の人は気づかなかったみたいだけどオレ見たよ、マザーボードの奥がメラメラ鈍い光を放ってた。 開けてみるとコンデンサが溶けて無くなっていた。 ボヤにさえならなかったけど、サーバーなんか夜中に発火したらどうすんねんって話だよね。 地震も雷も怖くない福澤さん、さすがにこれには震え上がった。

 他にもこの日はいろんなことが起こった。 全部オレのデスクの周りで(笑えない)。 確実にオレのせいではないことばかりなのだが、どー見てもオレ疫病神だよねこの状況じゃ。 新品のマシンを買ってきたさんが、セットアップの最中に缶ジュースをひっくり返してマシンがカルピスまみれになったのも(爆笑)、たぶん疫病神の仕業だから頭下げといたよ。

●256MB

遊佐未森 ≠ ユーザーメモリ

 検索結果はこちら。 えっマジ? と思ったら、やんと元帥(大ファン)は気がついていたらしい。 そーだよな、オレなんかが一番に発見するわけないよな。 今さらネタにしたところで、なんていう心理は働くかも(笑)。 大した笑いも取れんし。

●オレは試されている

 で、お仕事の内容はというと。 どうやら XML をデータベースとして扱うシステムに携わりそうなので、その勉強をしてます。 もちろん解説サイトも日本語ドキュメントもないから、ひたすら英語の PDF を読んでる。 ここまで読んでジンマシンが出た人、今日はこのネタで終わりだからもうウィンドウを閉じた方がいいよ(笑)。

 ま、こういうプログラムで打ち込むコマンドなんてヨーロッパの言語みたいなもんだから、読んで意味を理解するのはそんなに苦じゃない。 読み替えれば済む話で。 その分微妙なニュアンスの違いをさらっと読み取るのは難しいかな。 もし誤植なんかがあったりするとなおのこと。

 以下の例を見てほしい。 ご想像の通り、平均を求める avg 関数のくだりである。 この XML サーバーは結果もエラーもすべて XML で返してくるので、表示された全てが結果ということになるのだが。

avg

Returns the average of a sequence of numbers, converting to double first any values in the sequence that are not numeric.

Example:
avg(/ND/CATALOG/CD/PRICE)

Results:
9.233

Example:
/ND/CATALOG/CD[double(PRICE) > avg(ND/CATALOG/CD/PRICE)]

Results:

<CD ID="8">
  <TITLE> Empire Burlesque </TITLE>
  <ARTIST> Bob Dylan </ARTIST>
  <COUNTRY> USA </COUNTRY>
  <COMPANY> Columbia </COMPANY>
  <PRICE> 10.90 </PRICE>
  <YEAR> 1985 </YEAR>
</CD>
<CD ID="2">
  <TITLE> Stop </TITLE>
  <ARTIST> Sam Brown </ARTIST>
  <COUNTRY> UK </COUNTRY>
  <COMPANY> A and M </COMPANY>
  <PRICE> 8.90 </PRICE>
  <YEAR> 1988 </YEAR>
</CD>
<CD ID="5">
  <TITLE> The dock of the bay </TITLE>
  <ARTIST> Otis Redding </ARTIST>
  <COUNTRY> USA </COUNTRY>
  <COMPANY> Atlantic </COMPANY>
  <PRICE> 7.90 </PRICE>
  <YEAR> 1987 </YEAR>
</CD>

 ひどい結果になってるのわかる? 2つ目の例は、/ND/CATALOG/CD のうち [ ] の条件を満たすレコードをすべて表示しなさいってこと。 日本語で言えば、CD の価格が平均より高いものを表示しなさいという意味。 何で全部表示されとんねん。

 原因を見つけるのに 2時間も費やしてしまった。 2つ目の例で ND の前の / が抜けていて、エラーが起きて平均価格 0 と判定されたから全部表示されたのだった。 おいおい勘弁してくれよ〜。 / が抜けるくらいの誤植はしょうがないとして、それによって生じた誤りの出力結果をそのまんま PDF に載せるなって話だよね(爆笑)。 手抜きすぎじゃドアホ。

 とにかくこの XML、何とかモノにしてみせるよ。 ご存じの通りオレはこのページをすべて手書きタグで作ってるし、こうしてタグが並ぶこと自体は何ら抵抗がないの。 あぁ楽しい(よく言った)。 んじゃ続きを読もうかね、PDF はあと 200ページ(笑)。 Bookshelf がおともだち。 るんるん。