編集後記(2001年12月24日号)


【No.0474】 このコーナーは「週刊ゆたんぽ」をパクって作られています。


 今年最終号は 92回目の更新。 うーんペース落ちたなぁ。

●ある店の風景(8)

ギョーザに燃える 5日間

●ある店の風景(9)

 「美少年」という名のお酒がある。 熊本で造られている有名なお酒で、あまりに強烈なネーミングのため知名度は相当なもの。 かの中島みゆきさまっがラジオ番組で存在を知り、「どんな味がするのかなぁ(じゅるり)」みたいなことを繰り返し(笑)言っていたので、オレも酒を飲めない頃から覚えてしまっていた。 いや今でも日本酒だけはダメだけど。

 ずいぶん前のある日のこと、テーブル席に若い男女 3人組。 女性は男 2人より年上らしく、職場の頼りになるお姉さんという雰囲気を発散させていた。 彼らはお姉さんを酔わせたいらしいのだが盛り上がりが今イチ。 そこでドリンクのお代わりをもらいに行くと、片方の男性が「美少年」(冷酒)を注文してくれた。

女「ええっ? …びしょうねん…?」 <耳まで真っ赤
男「これ、美少年お願いします」
女「美少年って…メニューにあるの?」
男「あるやん、これこれ」
オレ「熊本産のお酒ですよ」
女「…あ、冷酒か」
男「何だと思ったの」
女「てっきり…バイブかと」

 言うてもうた(爆笑)。 ふーん確かにそっち方面にありそうな名前だけども。 ていうか実在するみたいだし(笑)。 それ以後お姉さんのキャラは完全に壊れてしまい、難なく一丁上がりなのでした。 ご利用ありがとうございました。

●ある店の風景(10)

 長らくバイト勤めをしていると、お客さんの考えていることは視線の先を見るだけでわかる。 注文が遅いなぁと思っている時、もう 1杯もらおうか迷っている時、あのオネーチャンいいなぁと思っている時、みーんなわかってますよ。 でもわかりすぎるからこそ、声をかけるタイミングが難しいこともある。

 こちらはついこの前の夜。 オレより昔にいたらしい元スタッフさんが来ていて、オーダーストップを過ぎ会計も済ませてそろそろ帰ろうとしていた。 なぜかオレたちには目もくれず。 元スタッフだけど面識ないし、じゃどの程度気の利いたあいさつをすればいいんだろう。

 無言のまま帰るお客さんは少なくないが、相手はさっきまで店長と話をしていた。 普通に「ありがとうございました」だけかなぁ。 でも見向きもしてくれない。 ちょいと会釈だけでも、または一言「ごちそうさま」とでも言ってくれたらすぐさま「ありがとうございました」と返せるのに。 「ごちそうさま」「ありがとうございました」とね。 うんうんとても自然…

元ス「ありがとう」
オレ「ごちそうさまでし

 飲み込めなかった(爆笑)。 存分に笑ってくれたらよかったのに、洗い物をしていた真里っぺが聞かなかったふりをしようとしていたのが何とも痛かった。 でした。

●使えない男参上

 こんな公式を作ってみた。

 構想 3週間計算 30分。 これで莫大な数列の和もサクサク計算できるぜ!と思ったが、いきなり Σkx を計算しようと思ったら Σkx-1 以下がわかってないと使えないことが判明(笑)。 x≧1 で正しいことは間違いないから、順々に求めていけば確かにたどり着くんだけども。 誰か使ってみてね(無駄なお願い)。

●こんな日もあるさ

 細々と続く「愛のお土産合戦」、ついに真里っぺがハズレを引いた。 マネージャーを務めるサッカー部が先月下関へ行ったとき、「ふぐ皮キムチ」なるものを見つけてきた。 塩辛と迷ったそうなのだが、オレの辛党ぶりは有名なのですぐに決めたらしい。

 食べてみると、キムチとしての辛さは別にそれほどでもない。 そのおかげでフグ皮の味と食感がそのまま感じられ、中途半端なクニュクニュ感が何とも言えずノーコメント(笑)。 コラーゲンたっぷりでお肌によさそうなことはわかるんだけどなぁ。 自分用に買った真里っぺも困っているらしい(笑)。 どうするんだよ。

●又またみみず警報

 もーやめてっ(横山弁護士のマネで)。 そういえば XP でもセキュリティに深刻な問題があるって言い出したな。 「世界で最も安全なうんぬんかんぬん」とかいう宣伝文句はウソ・大袈裟・紛らわしい限り。 ある程度は問題が見つかるのもしょうがないと思うから、強気な発言だけは謹んでくれ(笑)。

 OCN が多いなぁ。 あんたらは Badtrans.B に冒されてる可能性が高いです。 即刻駆除し、シワシワになった一万円札を用意しましょう。 ピン札では用意周到と誤解され失礼に当たります(無関係)。

 それから、ついにオレのケータイもワン切り攻撃されました。 12月 1日号のリストにはなく、番号で検索してみても該当なし。 でも市外局番・市内局番からみて、連中が新たな番号で悪巧みを始めたものと断定します。 みなさん 03-5348-3140 のワン切りには十分注意しましょう。

●ありゃまぁ記念

 なーんて寒いオヤジギャグでお茶を濁すしかなくなった今年の有馬記念。 良くもなく最悪でもなく、花道を飾るにはひどすぎる舞台となってしまいました。

第 46回 有馬記念 GT

1着4マンハッタンカフェ(蛯名)2分33秒1
2着1アメリカンボス1 3/4
3着2トゥザヴィクトリークビ
4着13メイショウドトウアタマ
5着12テイエムオペラオー(和田竜二アタマ

単勝 4番 710円
複勝 4番 290円 1番 2,560円 2番 530円
枠連 1-4 20,680円
馬連 1-4 48,650円
ワイド 1-4 9,640円 2-4 1,720円 1-2 15,050円

 オペラオーもまだ若いのに、見事に世代交代となってしまいましたなぁ。 メイショウドトウがスッと前に出ていって、あっどこかで見たパターンだと思ったらマンハッタンカフェ代わりに外から抜け出した。 中山は最後の直線が 310m しかないし、スプリント勝負ではちょっと。 こんな解説で合ってる?

 オレにとって、これほどまでに 1頭の馬を応援してきたことは今までなかった。 圧倒的に強かったわけではないが何とか勝ってしまう勝負強さ。 競馬の奥深さも改めて知った。 そして何より、彼のおかげでなぎなぎさんをはじめ多くの大阪メンバーと出会うことができた。 もちろんこれで縁が切れてしまうわけではないが、引退という事実を突きつけられて限りなく淋しい気持ちになっているのも事実である。

 そのなぎなぎさんから一言だけ、「夢をありがとう」とコメントをいただきました。 いや実は一筆お願いしますと頼んでおいたんだけど、そりゃ結果も含めてショックだよなぁ。 メールの文体がえらく沈んで見えたので返す言葉も見つからなかった。 やっぱりあの、オグリキャップトウカイテイオーは奇跡だったのかな。

日時レース名着順ライバル馬の着順
1998.08.15新馬戦京都芝 1,600m2着
1999.01.16未勝利戦京都ダ 1,400m4着
1999.02.06未勝利戦京都ダ 1,800m1着
1999.02.27ゆきやなぎ賞京都稍重芝 2,000m1着
1999.03.28毎日杯GV阪神芝 2,000m1着
1999.04.18皐月賞GT中山芝 2,000m1着 3着 ナリタトップロード
6着 アドマイヤベガ
1999.06.06日本ダービーGT東京芝 2,400m3着 1着 アドマイヤベガ
2着 ナリタトップロード
1999.10.10京都大賞典GU京都芝 2,400m3着 6着 ステイゴールド
1999.11.07菊花賞GT京都芝 3,000m2着 1着 ナリタトップロード
3着 ラスカルスズカ
6着 アドマイヤベガ
1999.12.04ステイヤーズSGU中山芝 3,600m2着
1999.12.26有馬記念GT中山芝 2,500m3着 7着 ナリタトップロード
10着 ステイゴールド
2000.02.20京都記念GU京都芝 2,200m1着 2着 ナリタトップロード
3着 ステイゴールド
2000.03.19阪神大賞典GU阪神稍重芝 3,000m1着 2着 ラスカルスズカ
3着 ナリタトップロード
2000.04.30天皇賞(春)GT京都芝 3,200m1着 2着 ラスカルスズカ
3着 ナリタトップロード
4着 ステイゴールド
2000.06.25宝塚記念GT阪神芝 2,200m1着 2着 メイショウドトウ
4着 ステイゴールド
5着 ラスカルスズカ
2000.10.08京都大賞典GU京都芝 2,400m1着 2着 ナリタトップロード
2000.10.27天皇賞(秋)GT東京芝 2,000m1着 2着 メイショウドトウ
5着 ナリタトップロード
7着 ステイゴールド
2000.11.26ジャパンカップGT東京芝 2,400m1着 2着 メイショウドトウ
8着 ステイゴールド
2000.12.24有馬記念GT中山芝 2,500m1着 2着 メイショウドトウ
7着 ステイゴールド
9着 ナリタトップロード
2001.04.01産経大阪杯GU阪神芝 2,000m4着
2001.04.29天皇賞(春)GT京都芝 3,200m1着 2着 メイショウドトウ
3着 ナリタトップロード
2001.06.24宝塚記念GT阪神芝 2,200m2着 1着 メイショウドトウ
4着 ステイゴールド
2001.10.07京都大賞典GU京都芝 2,400m1着失格 ステイゴールド
落馬 ナリタトップロード
2001.10.28天皇賞(秋)GT東京芝 2,000m2着 3着 メイショウドトウ
7着 ステイゴールド
2001.11.25ジャパンカップGT東京芝 2,400m2着 3着 ナリタトップロード
4着 ステイゴールド
5着 メイショウドトウ
2001.12.23有馬記念GT中山芝 2,500m5着 4着 メイショウドトウ
10着 ナリタトップロード

馬主:竹園正繼 調教師:岩元市三 騎手:和田竜二
生涯戦績: 26戦 14勝 (.538) 連帯率: .769
生涯獲得賞金: 1,835,189,000円

 ここまで書き終わったあとに第二報が届いた。 インタビューか何かだろう、「これで最後ですね」と質問された岩元師は無言のままだったそうな。 師が調教師になって初めての、もちろんわだりゅーにとっても初めての英雄馬。 英雄であることのつらさはどれほどのものだったであろう。 これ以上稼がなくてもいいから、いつまでもどこかで走っててほしい。 叶うならばターフで。 のびのびと、気持ちよく。

●今日のショートカッツ

●今年最後のコラム

 2時間に渡ってお届けしました 2001年(誤)、いかがでしたでしょうか。 オレはめっちゃめちゃ早かったなぁ。 それはつまらない日々を過ごしていることの証明でもあり、ことあるごとに時間の流れの速さを痛感してしまう。 …こんなコメントもう聞き飽きた?

 ネットに触り始めてからもう 4年になった。 このページも来年の 3月で 4年、昔ほども更新する気がなくなってきた。 ケータイのメールが幅を利かせる世の中になり、全くパソコンに触らず寝てしまう日も増えてきた。 これからは本当にやりたいことだけをやります。

 というわけで、「ごっつ石松」内の「今月の一言」は今日をもって終了させていただきます。 ご愛顧ありがとうございました。 1,346回分の今月の一言、ってことは 112年と 2ヶ月もの長期連載だったわけだな(誤)。 またいつか新企画でお会いしましょう(未定)。

 福澤さんの歳末の予定は意外にシンプル。 今年はハナからスキーに行かないことにしたのだ。 昨シーズン予定をキャンセルしてみて、けっこう多くの人が各方面から声をかけてくれたのがうれしかったこともあり。 しっかしうかつにそのことをしゃべってしまい、27日までは普通にバイトなのです。 昼の忘年会も受け付けるよ(笑)。

 2002年という年はどんな年になるんでしょうか。 さすがに今年よりひどくなることはないだろうけど。 ソルトレーク五輪もサッカーワールドカップもあるし、良いニュースがひとつ多くあればそれだけで十分かも。 とりあえず元旦から、明るい話題を探しましょっか。 よいお年をお迎えくださいませませ。 最後はコメントに困った。

 Do you wish my Merry Christmas...? <聞くな納め