編集後記(2001年12月14日号)


【No.0473】 このコーナーは「週刊ゆたんぽ」をパクって作られています。


 おおっと、早くも今月第 3号だぁ(なぜ彼は早いと思ったのだろう)。

●ヒューン ヒューン ヒュルルンルンルンルン

 ♪北風小僧の寒太郎〜(古いよ) 寒うおまんなぁ、しかしもうホンマにねぇ。 いやホンマ。 もうーホンマにねぇ。 こないホンマ寒かったらホンマ、まるで冬みたいですなぁ((c)可朝)。 とまぁ後天性雪ん子体質の福澤さんにとっては心地よい木枯らしが吹いたわけですが、みなさん風邪なんか引いてませんか。 心まで冷えてませんか。

 一昨日、外は冬の雨まだやまぬ夜のこと。 あまり遅くならず店の片付けが終わり、店長とファミレスへ行く約束をした。 オレは書類をコピーして行くってんで、ムーブでコンビニへ。 その最中電話が鳴り、「ガス欠なんじゃあ〜」と魂の抜けた声が(爆笑)。

 残り 2km が届かなかったのね。 さんを拾い、GS へ直行してガソリンを買い応急タンクに入れてもらう。 ところがこのタンクが貴重品らしく、預り保証金 5,000円を請求されて「貸してくれ〜」ときた(爆笑)。 予想はついてたけどね(笑)。 傘もささず、冷たい雨に打たれながら道端で給油する姿は、オレにはさんの人生そのものに見えてならなかった。

 さんの長所といえば、ほぼ毎日何かしらネタを提供してくれることかな。 「マンガを地で行く男」とでも言うべきダメ人間ぶりを見てるとほんっと本でも出版したくなんの。 居合わせて撮りたかったなぁ、ファミレスで寝てしまってカレーに顔を突っ込んだシーンを(爆笑)。

●初・体・験

 福澤さんはいよいよ Yahoo! オークションに参戦することになりました。 それも出品側で。 決まり次第また報告しまっす。 このページを見てくれてるみなさんには何か特典つけようかしらん。

●偏見はこうして作られる

 トゥキンヘッドの人はみな悪人だと思いますか。 えぇもちろん病気など事情のある人を除いて。 居酒屋で 5年もバイトやってるといろんな人に会うことができ、世渡りの勉強になることがすごく多い。

 火曜夜のこと。 店長が休みの日で、まだまだ修行中の岡村くん(仮)と 2人で店をやりくりする。 平日はヒマだし何事もなく…と思ったら午後 11時頃に猛烈に忙しくなり、へろへろになりつつオーダーストップを迎えた。 残るお客さんは近所のスナックのマスターさんと、しょっちゅう来るくんグループ。

 うちの店はけっこう厳しい。 オーダーストップの時刻は厳格に守り、もう 1杯お代わりと言われても頑として受け付けない。 閉店時刻できっちり追い出す。 少々商売気がない気もするが、その方針のおかげで秩序が保たれているのが当店の特長であり誇りである。 ガキどもが溜まることもないしね。

 しかし閉店 20分前、くんがもう 1杯くれとわがままを言い出した。 「今日だけ頼むから」とか言ってくれるわけだがハイそうですかと折れるわけにはいかない。 店長がいないので(寝ているので)(関係者苦笑)、オレがびしっと言って聞かせなきゃいけないのだ。 あれこれ説得を試みていると、今日も一緒に来ていたボウズ(ノンアルコール)が突然逆ギレした。

 何で逆ギレされにゃいかんのだオレが。 これがオープン以来ずっと一本通してきた方針だし、この日だってそれをそのままお願いしてるだけのこと。 彼らはしょっちゅう来るからそのことを知ってるはずだし、それを了解の上でこうして来店してるわけじゃん。 1度でも前例を作っちゃうと後々調子に乗るのは目に見えてるしね。 兄弟店はみなそれくらい許してくれるとか、お客あっての居酒屋稼業だとか言われてもね、うちはよそとは直接関係ないから理由にならんね。 確かによそよりも商売気ないけど、それでも構わずお客さんが来て下さるんだから十分です。 うちが気に入らなかったら次から来てもらわなくてけっこうですから。 …とは口に出さないが、3行半の長ゼリフを一息で吐き出してしまいたかった。 喉まで出かかっていた。 あるいは折れてさっさと済ませてしまってもよかった。 しかしそれはどちらもできない。

 店長もオーナーさんも場にいないから、ただのバイトであるオレが最後の砦でなければならなかったのだ。 勝手な計らいでごまかしちゃえばいいのにと思われる方もいるだろうが、うちのオーナーは石橋を叩いても渡らない人。 そんなさんがバイト生に店を任せてくれているのだ。 命は賭けずとも、プライドくらいは賭けて守らなければならない。 誰に言われるでもなく、オレはいつもそうして火曜日の大役を務めている。

ボウズ「何でそこまでアカン言うんや」
オレ「今日は店長が休みですから、そういう日こそ無理なんです」
ボウズ「お前正社員だったら何とかなるやろが」
オレ「いえただのバイトです」
ボウズ「バイトだったらますますどうにでもできるやないか」
オレ「いいえ、店の方針を勝手に曲げることはできません」
ボウズ「そんなオーナーの下で働いてアホらしいと思わんのか」
オレ「思いませんっ、思わないからこうして長く勤めてるんです」
ボウズ「お前も話にならんなぁ」

 もうええ上の人間出せや、とボウズはいとも簡単に吐き捨てた。

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 バイトを始めて 5年、こんな悔しい思いをしたことはなかったね。 数百回(誇張なし)も来ている客から、それもノンアルコールの客から、気まぐれっぽい原因でこんなボロクソに言われなきゃいけないなんて。 オレは職責を果たそうとしただけなのに。 気晴らしにと思って明け方近くまで厨房の掃除に没頭してみたが、帰宅して布団に入っても涙が止まらなかった。

 さっきの話ね、トゥキンヘッドの人はみな悪人です。 間違いないよ、オレの周りそんな連中ばかりだもん。 絶対あいつら許さないからな、どんなに口で謝ったって -200℃の冷笑で一瞥くれてやるだけだ。 せいぜい頭でも磨きながらソフトドリンクちびちび飲むがいいさ。 今後はオレンジジュースの中にウォッカが入ってないか気をつけるように。

●今日のショートカッツ

●続々みみず警報

 BADTRANS.B がまだ止まりません。 いつまで悩ませてくれるのかねー。 今日もヤられちゃった人のドメインを公開するよ。

 あんたらはウィルスに感染しています。 即刻駆除しましょう。 そしてお詫び行脚としてビール 1ケースをお願いします(まだ残ってる)。