編集後記（2001年 8月 5日号）

　1日分にまとめてしまうには惜しいネタなんですが。

• 　8月 1日〜 4日、九州は熊本へ遊びに行ってまいりました。　それも濃ゆいメンバー 4人で。　みんな立派な大人なのに、内訳はフリーター 2人学生 1人無職 1人（笑）。　細かくはツッコまんといてくれ。

  　主たる目的は、姉妹店のオーナージャン・レノさん（Ｉさん改メ）がお店をオープンするのをアポなしでお祝いしに行こうというもの。　メンバーはＳ元店長、勉蔵さん、オレの 3人。　しかも新店長として熊本に赴くのがのんちゃん（Ｎちゃん改メ）ということで、かな（Ｋちゃん改メ）に話だけ振ったら行く行く行く絶対行くと大ノリに。　かくして、レノさんに近くて濃いメンバーばかりが揃ったのであった。

  　ついでに言えば、かなは長らく同棲していたＯさんと別れてしまい、先日ついに家のカギを返したらしい。　それをバイト先で話したら、シフトを空けることに誰ひとり文句を言わなかったんだって。　これで旅の趣旨は決まった（笑）。

• 　集合は 8/1 22:00 ごろ。　勉蔵さんのカローラを用意し、あえてオレが運転席に乗り込む。　残り 2人の家を回り、かな専用缶ビールを買い込み（笑）、早々に山陽自動車道へ。　オレは午前中に起きて以来ばたばたしていたが、他の誰かにハンドルを持たせるとどうなるか凡そ予想がついたので無理を承知で（笑）。

  　九州自動車道の御船 I.C. までは 530.1km のロングラン。　レノさんは BMW で 4時間半で走破しちゃうんだと（笑）。　その距離を 4AT の 1,500cc （レーダーなし）で、途中 3度停車で 6時間弱で走破した（笑）。　壇ノ浦ではしっかり夜景を堪能したし、メシも食ったし給油もしたので、実時間にして 5時間弱ってところか。　オレのスタンスとしては標準ペースなんだけどね（笑）。

• 　熊本に着いたら 8/2 4:00 ごろ。　未明で誰もいないお店を探し当て、珍しく開いてるうどん屋に入り、それから仮眠を取るべく健康ランドを探す。　Ｓ元店長の曖昧な記憶のせいで 2時間ほど迷ったが（笑）、無事「優祐健康ランド」で入湯。　スパワールドを知っているオレはあまり驚かなかったが、どうやらレベルは高い方らしかった。

• 　3時間強くらい仮眠を取った後、熊本港へ足を伸ばして早くも熊本みやげ（後日談アリ）。　それから近くの大型ショッピングモールへ行って寄贈用の観葉植物を購入。　んでお店に強行突入（誤）したのが 8/2 15:00 ごろ。

  　1年ぶりくらいに会うのんちゃんは相変わらずだったが、開店準備に忙しくすっかりギョーカイ人の顔。　喜んでくれたのか終始笑顔だったが、かつての同僚、というか友達が遠く離れた地でバリバリ頑張っているのは何か寂しい気分にさせられるのだなぁ。　んな感傷に浸るほどヒマでもなく（笑）、チャイルドルームで流すアニメの VTR を買ってきてとお使いに行かされてしまった。　もちろん他にもしっかり手伝いをしたけどね。

  　熊本と岡山はよく似ている。　規模とか風土とか。　そのせいか岡山の某会社がすでに出店しており、この店は熊本第 2号。　お祝いとかいっぱい来るわけで、開店前の店内は岡山率が 50％に迫る勢いだった（笑）。

  　17:00 に開店、せっかくなので一般客第 1号としてテーブルに座る。　そして慣れないバイト生に茶々を入れてやる（笑）。　馬刺しとかもしっかり食べたし、ドリンクが安いのでハイペースで飲んだ。　お疲れモードで登場のレノさんをびっくりさせた頃には店内は満席になっていて、話もそこそこに店を出た。　とりあえず第一目的は達成。

• 　8/2 18:00 頃だったか、Ｓ元店長の同級生イモリさん（(c)かな）と合流する。　夜の街をいろいろと案内してくれることになっていたのだ。　儲け損なったためそっち方面には行かなかったが（爆笑）、歓楽街をうろうろしたのち熊本ラーメンの店「富士」へ。　やっぱ豚骨はオレには新鮮でたまらないなぁ。

  　夜景を見よう、ということで「仏舎利塔」のある花岡山へ（合ってる？）。　そこら中にカップルがいた。　邪魔してもしょうがないので展望喫茶に入り、ガラにも合わずアールグレイなど飲みながら夜景を堪能。　パフェとのセットと比べて紅茶が高いのがやや気になったが、かなだけはビールが効いたのか感動しまくっていた。　どうやらここでスイッチが入ったらしい。

• 　イモリさんと別れ、今度はお店にいると邪魔らしい（笑）レノさんの BMW に乗る。　ライバル店巡りなどをしていつもの世間話に花を咲かせ、とりあえずロイヤルホストへ。　Ｓ元店長はかき氷の後睡眠モードに（笑）、かなは生ビール追加（爆笑）。　オレはというと、ラーメン屋以降はビールを控え、きたるべき後編に向けて英気を養った。

• 　お店に戻り、レノさんとのんちゃんに帰りのあいさつをしたのが 8/3 0:30 ごろ。　普通の旅ならここらで宿に落ち着くのだがウチは違う。　オレがハンドルを握り阿蘇中岳を目指してしゅっぱーつ（爆笑）。　深夜なので GS を探すのに手間取ったが、そこからは黙々と運転してあっさり着いた。　もちろん目的は御来光なのだが、仮眠から覚めた時用の公衆便所がなかったため、一旦山頂にたどり着きながら麓の国道まで引き返した（笑）。

  　ローソンの駐車場で仮眠しようか、と思ったらなんちゃってヤンキー集団が溜まっていたので回避。　けっこう山の中だし、いつも行くのにな…と思いつつジョイフルへ（身内爆笑）。　しかし駐車場は明るくて眠れず、店内は寒くて眠れず、結局コーヒー 3杯でずっと起きていた（笑）。

• 　8/3 4:45、再び中岳へ向かってアタック。　かなを予定間際で起こしたせいで空の色がぎりぎりだったが、朝早すぎて火口には近づけなかったので無意味（笑）。　それでもロープウェイの乗り場から溶岩跡を駆け上り、見晴らしのいい高台から火口方面を眺めると噴煙がだんだん明るくなってゆく。　雲の中から太陽が表れる画を期待していてちょっぴり物足りなかったが、かなと勉蔵さんには充分だったらしい。　わざわざ来てよかった。　しっかしＳ元店長は熟睡中（爆笑）。

  　そしたら次は草千里でしょう。　大草原に牛や馬、文句のつけようがない絶景でございますな。　ばしばし写真を撮っていると火口の北側から太陽が顔を出しまたご満悦。　一同この感動を伝えようとするのだが、大自然の中でケータイでメールを打つ姿はどうも馴染まないね（笑）。

• 　JR の阿蘇駅に立ち寄り身支度などをしたのが 8/3 7:00 ごろ。　オレは寝てないけど。　ここからかなにハンドルを持たせ、やまなみハイウェイを一路西へ。　早朝だし天気はいいし景色は相変わらずいいし、それでもＳ元店長は引き続き熟睡中（笑）。　勉蔵さんも寝てしまったので、生来ナビゲーターたるオレは教習所の教官のごとくドライブに付き合うのだった。

• 　8/3 8:30 ごろ湯布院入り。　スポットはいくつかあるのだが忘れてしまい、とりあえず民芸村にだけ足を延ばす。　ところがここの駐車場がぼったくりで、最低 1,000円は金を落としていかないと損をする仕組みになっていた（笑）。　うぅん辻馬車なら気にしなくていいことだったのに。　由布岳もてっぺんが雲に隠れて見えないので、とっとと高速道で別府へ向かった。

• 　別府市内に入ったのは 8/3 10:00 ごろ。　夜には八幡浜へと渡る贅沢ルート（金はないけど）。　Ｓ元店長が「新しい船に乗りたい乗りたい乗りたい」とガキみたいなことを言うので（人のことは言えない）、船の時間を決めてから市内へ出ることにした。　というわけで、宇和島ナニガシのえひめ丸に乗るハメに（爆笑）。

  　別府に来たら地獄巡りでしょう。　って修学旅行で来た覚えは確かにあるのだが、大奮発で 2,000円の観覧券を買う。　それでも駆け足で回った挙句、竜巻地獄と血の池地獄を残したけれど。　鬼山地獄の長寿ワニ、名前の由来が富永一朗ってのは何とかしてくれ（爆笑）。

  　順路に従うと坂をどんどん下っていくわけで、一番上にある海地獄に車を停めると後が大変ね（笑）。　誰が車を回してくるかって話なんだけど、ご多分に漏れずオレが行くことに（笑）。　それも走っていくことに（笑）。　本当に 500m の坂を突っ走って取りに行ったのだが、時間がかかるだろうってんでＳ元店長はかき氷を買っていた（爆笑）。　んにゃろーオレは有言実行の男だぞ。

• 　船は深夜のを予約した。　んで、入浴と仮眠のため「スギノイパレス」へ。　ここもスパワールド並みのぶっ飛び系お風呂らしい。　しかしヤケに安いと思ったらロッカー代などが全て 100円投入型で、何度も風呂に入るとその都度金がかかる仕組みだった。　風呂自体がツボを押さえておらず、仮眠室もなく、演芸場のザブトンでは時間をつぶしきれないようなので（笑）、船の時間を早めてとっとと帰ることにした。

  　するとかなが風呂から出てこない。　2時間くらいたってたし、ケータイを鳴らしても圏外ってことはロッカーの中に入ってるわけで、こりゃ中で寝てるに違いない（笑）。　中へ呼びに言ってもらおうとしてもできず、結局全館に響き渡る館内放送しちゃった。　真っ赤になって出てきた（笑）。

• 　フェリー乗り場の食堂でやはりビールを飲み、ここから 2時間半の航海。　いや船内でもしっかり飲むんだけど（笑）。　スギノイパレスでは寝られず、しかしここでも寝ずにかなとたっぷり話し込んだ。　客室内は寝てる人と騒ぐ高校生が半々くらいだったかんね。　デッキに出てタイタニックばりの写真など撮ってみる。　沈む船二大競演（不謹慎）。

• 　八幡浜に着いたのが 8/3 19:10 ごろ。　もう運転しなくてていい予定だったので、後部座席に座ると自然に寝てしまっていた。　しかし車は道後温泉へ（笑）。　こうなったら限界に挑戦である。　カラスの行水で済ませるが熱い。　金曜の夜だし人も多くて、いろんな熱気にやられてもう足腰が立たなかった（笑）。　もはや誰にカメラを向けても笑顔に張りがない（笑）。

  　松山滞在は 2時間ほどで切り上げて帰路へ。　運転は睡眠たっぷりの勉蔵さんに任せたのだが、高速道で彼にハンドルを持たせると絶対何かが起こるので寝てしまうつもりでいた（笑）。　実際何かがあったらしいが（笑）、無事倉敷に戻ったときにはちょうど日付が変わった頃でありました。

• 　すごい旅でしょー。　一番上で 8月 1日〜 4日と書いたけど正確には 0泊 2日、50時間半の行程は走行計 1,122km （フェリー含まず）。　特に 8/3 0:30〜の 24時間は特濃で、土産話をするたびに「若いな〜」を連発された。　いや、後になって疲れが出るから若くないのだが（笑）。

• 　写真とか土産の話はまた今度。　撮りも撮ったり 181枚（ボツ含む）。　本日号にまとめてしまうには惜しいネタなので、しっかり練ってからお届けしたいと思います。　でもオレ忙しいんだよなぁ。

• 　サブテーマは「かなの傷心旅行」だったはずなのだが、いつの間にか「暴飲旅行」に変わっていた（笑）。　オレは前半運転しまくったので控えたから量で負けたはず（笑）。　奇跡的にぜーんぶ覚えてるので、ここで表にまとめてみましょっか（なぜ）。

  	かな	福澤	Ｓ元店長	勉蔵
  行き車中	1.5	0	0	0
  うどん屋「黒田藩」	1	1	少々	少々
  優祐健康ランド	1	少々	0	0
  （あくまで内緒）お店	4?	5	少々	5
  ラーメン屋「富士」	1	1	少々	少々
  ロイヤルホスト	2	0	0	0
  スギノイパレス	1	1.5	0	0.5
  フェリー食堂	2?	1	少々	0
  船内	3	3	0	0
  推 計	16.0	12.5	1	6

  　缶ビール 350ml、あるいは生中を 1 として計算してみました。　うーん 2日で 5.6リットルかぁ（笑）、それだけ飲んで騒いだら非日常の世界に触れられるよな。

  　いやーほんとかなを連れてきてよかった。　いなかったら男 3人旅だしね（笑）。　途中からずっと感激しっぱなしで、今夜電話してみてもまだ興奮していた（笑）。　それだけ喜んでもらえると男冥利に尽きるではないか。　こりゃ次の旅も一緒に行くっきゃないね。

• 　というわけで、来月は北海道ツアーの模様をお届けします（資金は？）。