編集後記(2001年 6月 8日号)


【No.0438】 このコーナーは「週刊ゆたんぽ」をパクって作られています。


 今日は大きなニュース 2つ。 黙って読むべし。

●守るしかないじゃん

 みなさんご存じの通り、大阪教育大学教育学部付属池田小学校で 8日午前、児童 8人が刺殺されるなどの大惨事が起きました。 改めて言うまでもありませんが、亡くなられた 8人のご冥福を心よりお祈りいたします。 また傷を負いながら助かった方々、お友達を失った池田小のみなさん、保護者の方々、一日も早く平穏な日々を取り戻されるよう願ってやみません。

 惨劇がまた繰り返されたのですなぁ。 「てるくはのる」事件の時にも世も末だと思ったけど、今回のショックはその比じゃないね。 人間死を覚悟すれば何でもできるって言うけど、んな残虐な仕業はやろうと思ってもできるもんじゃないよ。 このまま望み通り死刑にするくらいなら、死さえも許さずこの世が果てるまで償わせてやらないと。 少なくとも懲役 600年くらいにさぁ。


 精神異常者の犯罪はどう報道すべきか。 これはずいぶん前から論議されてきた。 責任能力が問えない→不起訴処分→プライバシーに配慮して、とかいうヘンテコな理由付けのせいで、世間に伝えるべき情報が伝わらないことが何度もあった、ということである。 優先順位めちゃくちゃ。 こういう事情では実名報道が必要なのだ。

 マスコミの報道を見てみると、夕方の時点ではフジテレビ以外は匿名報道だった。 精神安定剤を 10回分飲んだとかの理由はあったんだろうけど、こりゃ教訓が生きてないなと感じてならなかった。 深夜ごろには各局とも実名報道に直ってたからいいんだけどね。

 今回もさっそく、犯人をどうして精神病院から退院させたのかとかメディアで論議されてるよね。 あのなぁ無理は言うなって。 精神に病気を持つ人は我々の想像よりはるかに多く、そして大半の人は健常者と変わらない生活を送ることができる。 危険人物はマークして病院から出さないようにする、なんて思い切った策が取れるわけがなかろう。

 「人間性豊かな社会」において国民一人ひとりを把握するなんて不可能。 危険人物がどこにいるか事前に把握することはなかなかできない。 学校のセキュリティにも限界がある。 ここは古きよき時代に立ち返り、地域の防犯力を呼び覚ますことが先決ではないか。

 事件を「予防する」よりは「未然に防ぐ」ようにしないと現実的ではない。 言い方が悪いが、惨劇が起こってしまった今ならできない話ではないと思うのだがなぁ。 いやホントお役所が動かなくても、近所だけでも目を光らせるようにしないと。 今日から。


 今日は真里っぺが教育実習から帰ってくる日だったのだ。 いろいろ聞きたいことがあったが、おそらく大ショックだろうからそっとしておくことにした。 この世の話じゃない、パラレルワールドの出来事であったならと思いたいよねやっぱり。 二度とこんな惨劇が繰り返されませんように、とただ祈るばかりです。

●どうせなら今がいい

 昨日、ポスト二階堂頼子こと則巻アラレが物騒な話を持ち込んできた。 岡山で大地震が起こるとか何とか。 1週間以内に起こるとか、震度 7 だとか、どこぞの大学教授が言ってるとか、どうもウソくさくてしょうがない。 けど、多くの人が「ラジオでそう聞いた」って言ってるらしいじゃん。 ちょっと気になったので調べてみた。

 すると。 出てきた出てきた。

 6月中旬に、瀬戸内海西部の海底約 70km を震源とする、M7.0 規模のスラブ内地震が発生する可能性が 70〜80%

 だってさ(ぎゃーす)。 文意はオレが読み取りましたが。 普通そこまできっぱり言い切るかねぇ、世間が過剰に混乱しちゃうだろうに。 まー深海なので津波は発生しないだろうし、直下型でもないだろうし、震度 5弱くらいまでなら揺れてくれてもいいよ(何てことを)。

 アラレがいろいろと心配するので、いずれ揺れるのなら今揺れてほしいよな、なんて意味のないやり取りをしてみる。 ガスの元栓を締めて出口を確保する、外に出ても交通量の多い道路は危険、机の下に逃げてもつぶされたら一緒、あたりの確認事項はバッチリ。 それでも非常食は買い込んでない家庭が多いのだ、岡山って平和だから。 直下型地震が起きたらどうすんのかね。

 物騒な予知が発表されているページはこちら。 ここに書いてあることは信用せずにそっちを読んでね。 そういえばオレ一昨日、家庭教師の帰りに近所でネズミの引越しに遭遇したんだけど、それってやっぱり予兆かなぁ。