編集後記(2001年 6月 4日号)


【No.0436】 このコーナーは「週刊ゆたんぽ」をパクって作られています。


 いかんネタが消化しきれない。 でも明日は書けるんだろうか?(聞くな) <困るとコレで逃げる

●クラシックまみれ

 今日はなーんにも予定がなかった。 なーんにも。 市川氏が誕生日なので祝って、真里っぺが教育実習に行くので激励してやって、どちらも夜中にメールをちゃかちゃかと送ったら予定終了(笑)。 とにかく寝るかってんで横になったら眠れること眠れること(笑)。 これじゃいかーん、今日という日がもったいない。

 ていうわけで「軽騎兵」をアップグレードしてみました。 スラーの処理を全くしてなかったのを全部して、いつものようにステレオ化処理とかして、やかましいオーボエを黙らせたら一丁上がり(笑)。 ファイルサイズは微減ながら、数段の聴き栄えアップとなっております。 この機会にぜひ。

 実は平行してチャイ5(チャイコフスキーの交響曲第 5番)の続きも作ってんの。 けっこう要望が多いもんでね。 第 1楽章の途中なんだけど、ブランク長かったからなかなか進まなくてさぁ。 6/8 ばっかりでやんなっちゃう(笑)。 うまく進めば今週中に完成しますのでお楽しみに。

●満を持して登場

 みんな集合ー。 いよいよ教科書問題について話すから寄っといで。 掲示板でも話題が絶えないし、いつまでも逃げ隠れするわけにいかないからね(笑)。 かりそめにも教壇に立ったことのある者として、なるべく偏らない意見を述べてみませう。

 まずは復習から。 現行の歴史・公民の教科書は自虐的歴史観に基づいて作られている、として「新しい教科書をつくる会」が中学校用の教科書を独自に編集した。 その内容が、近代の対外戦争を美化しているなどと解釈でき、韓国や中国から一斉にブーイングを受けてるわけね。 これ以上知りたい方、Yahoo! のトピックスはこちら

 「つくる会」の主張は各所で述べられており、賛否を問わずある程度は理解できる部分があるだろう。 「誇りを持ちなさい」とかね。 じゃ反対派の主張・根拠はというと、これがすぐに出てこない。 今までずっと似たような内容の教科書を作り続けてきて、大きな支障もないのだから何を突然、というくらいのものか。 このはっきり反論できない状態のおかげで問題が長引いている。 と思う。 結局、「新しい教科書」は正しいのか正しくないのか、をはっきりさせなければ結論は出ない。


 正しいのか正しくないのか。 資料が手元にないので詳しくは述べられないが、韓国や中国からは「侵略戦争の正当化だ」「歴史の歪曲だ」という批判が噴出している。 教科書であるからあまり極端な書き方はしていないだろうが、読み手(学び手)である子どもにそういう認識を持たせようと意図して編集されたわけである。 小学校で習った歴史とは食い違う部分も出てくるだろうから、ちょっと的外れな話だが、学力・認識の定着という意味ではマイナス。

 義務教育の間にこのような「特殊な価値観」を植え付けることは正しいのか。 これにははっきり No と言っておきたい。 幼年期から積み重ねてきた知識を再構成することによって人は「価値観」を形成するのであって、そこに早々と偏った価値観が注入されてはならないと考える。 それがもし、誤った事実認識であれば大変なことになってしまう。 その意味では、現行の教科書もあまりに自虐的すぎるとしたら不適切だよね。

 必要なのは正しい事実だけ。 いかに価値観を作り上げるかは子ども自身の責任においてすべきこと。 だから、自分の考えに責任が持てる年齢になるまで「新しい教科書」は出てくるべきじゃないと思う。 中学校はまだ早い。

 なぜ今まで自虐的な歴史観が教科書に支持されてきたのか。 それは、教科書検定基準の中に「近隣諸国条項」というのがあって、「国際理解と国際協調の見地から必要な配慮がされていること」という条文が効いてるのだ。 国際人としてあるべき態度を身につけさせるためには自虐的なくらいがちょうどよい、と政府が判断したんだろうね。 「つくる会」の主張ではその配慮はちょっと期待できない。

 そろそろ結論に移ってもいいかな。 現行の教科書には確かに自虐的すぎる傾向があり、必ずしも適切ではない。 しかし「つくる会」の教科書も適切とは言えない。 国際人としての日本人を育てる上で義務教育の役割を考えてみると、中学校の段階で「新しい教科書」を採用するのはリスクが大きい。 愛国心を教えるのなら、高校・大学の段階から始めても遅くはないと考える。


 あー疲れた(笑)。 んじゃここからは肩に力入れず書いてみましょ。 もうノーサイドじゃないから、気に食わない人は読まなくてもいいよ(笑)。

 この問題が出てきたときから、中学校段階で教えることはおかしいと思ってたのよ。 愛国論は数あれど、何も義務教育に踏み込んでくることないじゃねーかって。 世間一般に呼びかけたって動いてくれないから子どもに狙いをつけたんじゃないかって。 そこんとこメディアもあまり取り上げなかったけど、現場で教える立場からすれば(よく言うよ)、決して無視できない問題なんよね。

 「つくる会」が教科書を作ること自体は勝手。 もとい「本」を作ること自体は勝手。 しかし会の活動内容はどうも押し付けがましくて、手段が姑息な気がする。 叩かれたのをいいことに逆ギレしてくれちゃって、反論しにくいのをいいことに雄弁を並べてくれちゃって、弱者の悪いクセって感じじゃん。 1万部制限もごまかして先行市販しちゃったし、もーいい加減にしてほしい(笑)。 鳩山由紀夫を思い出した(爆笑)。

 とにかく市販されて内容が知れ渡るわけなんだけど、マスコミの世論調査を見てみようじゃない。 オレの予想では「歴史の教科書にふさわしい」「ふさわしくない」どちらも少数になると思う。 ま、これを契機に歴史教科書のあり方が再び活発に議論されるだろうから、それが一番のメリットじゃないの(笑)。

●野球のない夜は…

 「激空間プロ野球」でお楽しみください。 あっこれお届けが火曜日だ(笑)。

123456789RHE
Giants23400623020300
Tigers000000000010

勝:
上原 (24勝 0敗)
負:
吉田豊 (9勝 9敗)
HR:
仁志 29号、二岡 23号、高橋由 50号、二岡 24号B、仁志 30号、後藤 5号A、村田真 15号

 どうしてもノーヒット・ノーランが達成できないんよねー(今回は準完全試合)。 上原はばしばし三振取れるし、完封したら疲労ゼロで連投とかもできるのに。 神様仏様稲尾どころじゃなくて、1シーズン 100勝なんてのも夢じゃない(笑)。 バランスめちゃくちゃ。 でもやっちゃう(笑)。

 打つ方がねー。 5割打者が 3人いるし、チーム本塁打も 300本に軽く届いたのに(笑)、松井が 55号を打ったきり 10試合近く音なし(笑)。 70本越えはもう無理かなぁ、残り 13試合。