編集後記(2001年 5月13日号)


【No.0428】 このコーナーは「週刊ゆたんぽ」をパクって作られています。


 土曜日のお話。 いつもいつもこんな生活をしてるわけじゃございませんので。

●臨時ツアコン稼業

 祖父母が歌舞伎を見に行くと言う。 てゆーか母が勧めたからなんだけど。 会場が大阪の松竹座(道頓堀沿い)ということで、添乗員さんしてくれるなら旅費は出すという条件に乗っちゃう。 うははは。 例によって日本橋に用があったのと、もうひとつ話せない理由があるので一石三鳥だこりゃ。 ついでに市川智彦さんと会う約束もしたので一石四鳥。

 目的の歌舞伎は通し狂言「怪談敷島譚」という芝居。 よりによって主役は染五郎(爆笑)。 どれだけ名門の家に生まれても 6歳で初舞台を踏んでも妹が松たか子であっても、2問目で間違えたら笑い者なのである。 しかし歌舞伎界で彼がどれほどの人物か知らなかったので、松竹座のチラシを見てみると。

【shochiku.jpg】

 穴埋め人事かよ(笑)。 でもよく見てみると、それ以上に浮いているのが 8月の奥菜恵(笑)。 ほらもう話題もっていかれてる。

●これだから近頃の…

 行きは「ひかりレールスター」に乗った。 それだけなら取り立てて言うほどのことはないのだが、4号車「サイレンスカー」の指定席が取れてしまったのだ。 んならしょうがない、睡眠不足で乗り込んでがぁがぁ寝てやろうじゃないの(なぜ)。

 ところが。 それなりによく埋まっていた車内はオバハン連中の騒ぎ声でやかましい。 修学旅行じゃないっつーの。 既に静かになる気配はなく、勇気ある 23歳の若者が大声でも張り上げない限り無理っぽかった。 せっかくのサイレンスカーなのに。

 その後やっぱりケータイ鳴らしちゃうバカがいるし、5分黙っていると死んでしまうオコサマ集団が乗ってくるし、周りがうるさいからってんで大声で用件を伝えようとするおっつぁんもいる。 あーもうっ、普段は気にならないのにめちゃめちゃ腹が立ってきた。 こういう時は強引に寝るに限る、切符をチケットホルダーに入れてごきげんよう。 前夜は本当に睡眠不足だったのだ。

 わずか 5分後、車掌に起こされた。 「切符を拝見します」だってさ、ホルダーに入ってるのが見えないのか馬鹿野郎(爆笑)。 んもう、「看板商品」の売りを忘れてるんだからなぁ。 その車掌はオバハンに注意することもなく、ただただ苦痛な 53分間は過ぎていった。

●「ミナミ」と書いて「庭」と読む(言い過ぎ)

 新大阪から地下鉄御堂筋線に乗り換え、通い慣れたなんば駅で降りる。 岡山県民のくせに慣れた手つきでレインボーカードを自動改札機に突っ込む。 いつもと違った風景だったのは、東アジア競技大会のせいか駅構内が汚くなかったことだろうか。

 祖父母と母を松竹座に送り届け、夷橋で市川さんと合流。 土曜の午前中はやっぱり人が少ない。 待ってる間に背後から意外な人に声をかけられないだろうか、なんて過去の話を思い出して妙な気分になった後はもちろん DDR に直行(笑)。 「ORION.78」の CATASTROPHIC (足 9つ)を初踏みで見事クリアするも「era (nostal mix)」で普通に息切れし閉店。 その後「ギターフリークス」もやってみたが、どうもオレには向いていないということがはっきりわかった。

 そして日本橋へ。 今回の目的は珍しくパソコン関連ではなく、オーディオ方面のパーツを探しに。 「AV セレクター」って知ってる? 数台のゲーム機とか、たくさんのデータ信号を集めてどれか 1つを出力してくれる装置。 たいていは出力が 1系統しかついてないのだが、入力とも 4系統ずつくらいあれば、アクティブスピーカーと組み合わせてステレオ一丁上がりというわけなのである。 んなものがごろごろ転がってたら AV アンプなんか売れなくなるわけで、岡山にはどう探してもなかったのだ。

 市川智彦という人は魔力を持っている。 「まさか」をその通りにしてしまう魔力を。 本屋に入ったとき(けっこう濃い店)、まさか TRPG 関連の本なんか置いてないよなーと話していたら即見つかった。 もちろん逆もあるわけだから、常に彼の判断の逆を信用すればいいわけだ。

市川「この店はどう?」
オレ「SONY 一色だからなぁ、なさそうやなー」
市川「あっ」

 逆の逆を突かれた(笑)。 濃い店にしかないと思ってたのに、100% SONY の店で普通見つかるかい。

InputOutput
Input 1 : PCAV
Selector
Output 1 : PC
Input 2 : MDOutput 2 : MD
Input 3 : TV / NoneMonitor 1 : None
Monitor 2 : Speaker, Headphone

 家でつないだらこうなった。 Moniter 2 に 2つつながってるのはピンプラグのコードが足りなかったから。 Output 3つで Monitor 1つならもっとよかったんだけど、日本橋をかなり探してこのありさまだからヨシとしよっか。

●拝啓ロッシーニ様&コナミ様

ウィリアム・テル薬丸裕英

●やっぱりわからん

 もうすぐ歌舞伎が終わるのでどこかで昼メシを食っていこう。 何を食べようか少々迷ったのだが、とある洋食屋のショーケースに知的好奇心をそそられるメニューがあったのでそこに入った。

名物カレー 600円
ハイシライス 600円
別カレー(まぜない) 600円 etc.

 ♪口笛はなぜ〜(誤) まずツボに入ったのはそれ。 つまりハヤシライスなんだろうけど、店内の壁掛けメニューにもはっきり「ハイシライス」と書いてあるのがたまらん。 うひゃひゃ。

 てゆーか気になるのは「別」の文字。 まぜない? 分かれてるのかなぁ。 えらくヘンなものだったら困るのでオレは「名物カレー」、市川さんは「別カレー(まぜない)」を注文。 まぜない。 まぜない?

 先に「別カレー(まぜない)」がやってきた。 生卵が落としてあるものの普通のカレーじゃん。 「まぜない」の意味がやっぱりわからん。 もしかしてルウはルウだけ、ライスはライスだけで食べろってことなの?(笑)

 やがて「名物カレー」が出される。 混ぜてある(爆笑)。 カレーリゾット状の混合物がエンジェルケーキ型か何かで抜かれ、やっぱり生卵が落としてある。 名物なんだろうけど、そもそも固めのゴハンが好きなオレは別カレーにすればよかったと後で思った。

評価:星 2つ

 ご存知の方も多いのだろう、この店は千日前の「自由軒」という。 他にもいろいろ調べてみたのだが、どうやら名物カレーと別カレーはルウが違うらしい(肉の大きさが違った)。 そうかと思えば、相席になったカップルの彼女さんがハイシライスを注文したら「混ぜるの?混ぜないの?」と詰問されちゃってそれもまたツボ(爆笑)。

 あと「インディアンカレー」という言葉が飛び交っていたが確認できず(笑)。 「インド人カレー」ならわからなくもないがなぁ。 やられまくった市川さん、固く心にリベンジを誓っておりました。