編集後記(2001年 4月 6日号)


【No.0414】 このコーナーは「週刊ゆたんぽ」をパクって作られています。


 たまには季節感あふれるお話。 もちろんオチが多分に付いたお話。

●月曜サスペンス劇場

 2日(月)の深夜、だから 3日なんだけど、店の有志で温泉&花見ツアーに行ってきましたー。 居酒屋という商売、しかもうちは年中無休だから深夜でないとめったに行けないのね。 まぁそういう時間的な問題より、金銭面をどうするかって方が重要なポイントなのだ(笑)。 「さよなら 20世紀賞」のおこぼれを残しておいたので、今回は心置きなく行ける。

 メンバーは店長、さん、勉蔵さん、オレ、真里っぺの 5人。 さんは雰囲気をぶち壊すのが大の得意なので置いて行くことにした(笑)。 真里っぺも一緒に温泉に行く、なんて知られた日にゃ、惨劇の情事(誤)になること間違いなし。

 というのがね、温泉ってのが露天風呂で有名な湯原温泉「砂湯」のこと。 混浴なのは当たり前、水着も下着も禁止という要注意サイトなのだ。 脱衣場もスノコ 1枚、あってないようなもの。 もちろん店長はそれを承知で誘う(笑)。 はっきり言ってセクハラだけど。 湯には入らず見てるだけ、という口約束(笑)で参加にこぎつけた。


 2日の営業時間。 店の戸を開けてみると真里っぺがひどく元気ない。 オレが出勤する時間にはいつも何かしらたくらみ笑いを浮かべているのだが(それもちょっとなぁ)。 ???

 オレの顔を見るなりトイレに駆け込む。 立ちくらみを起こして倒れる。 とりあえず休ませ、残念ながら家で安静にしてもらうことになった。 おかしい、しかし風邪ではない。 悪いものでも食べたのか?

 店長はふっと思い当たった。 オレが出勤する前、さんが立ち寄って缶コーヒーを差し入れていったんだって(爆笑)。 うそーっまさかそれ? 事件の匂いはしない?(笑) みんなちゃんと口止めしたはずなんだけどなぁ。

●その言い回しが気に入った

局部温泉

●桜を訪ねて 280km

 というわけで 4人でスタート。 コンビニで酒と弁当とツマミを買い込み、勉蔵さんのカローラでれっつらごー。 高速道路は 2度目、という勉蔵さんの運転はなかなかスリルがあったが(笑)、1時間あまりで湯原温泉に到着。 追い越し区間が終わる直前にウィンカーを出して前のトラックをあおる、なんてことは止めましょう(笑)。 追い越せませんので。

 午前 4時の気温は 3℃。 んなに寒く感じなかったけど。 深夜帯は若者ばかりで、男 3人、女 2人、男 1人、男 1人くらいのグループ構成だった。 女の子は当然バスタオルを体に巻いている。 大胆なコはまずいないので期待してもムダかも。 もちろんデジカメを持ってくるなどもってのほかである。

 …なんだけど、持ってきちゃったのよデジカメを。 いや真里っぺに撮ってもらうつもりで。 ムダになったわけだが、隣の湯を見ると若い男がデジタルビデオカメラを回している(笑)。 こらーっ。

 お湯加減はまあまあで、1時間半ほど浸かっていたのかな。 女の子はその 2人組だけで他には来なかった。 彼女らが上がって着替えているとき、さんがそろりそろりと移動していく(笑)。 このエロオヤジめ。 後で問い詰めると「いや、あの時はもうズボンはいてた」だって。 やっぱり覗いたんじゃん(爆笑)。


 続いて「醍醐桜」へ。 樹齢約 1,000年の巨大なアズマヒガンで、名前の由来はかの後醍醐天皇なのである。 それにお誂え向きのロケーション(小高い丘のてっぺん)、あまりに強烈なインパクトのある名所なので頭から離れない人も多いはず。 オレも小さい頃に一度行ったことがあり、地図と記憶を頼りにハンドルを握ったらあっさり着いた。 オレの方向感覚を甘く見んなよ(甘いよ)。

 「つぼみ」以下(爆笑)。

 はっはっは。 満開の時期には 2週間ほど早いのは知ってたけどね。 ここまで色香がないとは思わなかった。 どんより曇り空がようやく夜明けを迎えたくらいの時刻で、とっておいた弁当を丘の上で食べた。 複雑な気持ち(笑)。

 桜ほど有名じゃないけど、その地区はカタクリの花が同時に見られるのだ。 小さくて可憐な薄紫色で、確か群生地があったはず。 山肌にちらほら咲いてないかなぁ。 しかし車で群生地の横を通った頃はまだ薄暗く、結局見つけられないでいた。

さん「カタクリって片栗粉の?」
オレ「…はいはい、そうです」
店長「もしかしてこれか?」 >モクレンか何か
オレ「んなこたぁない」
店長「それとももしかして…(以下略)」

 アホが伝染りそう(爆笑)。


 うちの店でこういうイベントをするときは決まって店長は翌日休みなのだ(笑)。 必然的に我々が留守番をするわけで、睡眠不足にひどく弱いさんは帰りたいと言い出すわけだ。 ドライバーのオレには余裕があったので、「ちゃんとした桜が見たい」の一言に賛成票を投じる(笑)。

 というわけで津山の鶴山公園へ移動(爆笑)。 入場料が 1人 210円、開門時間の 1時間前だったが「倉敷から来たんですぅ〜」とオバチャンを泣き落として潜入。 なるほどよく咲いている(笑)。 意外に歴史マニアな店長はひとり悦に浸っていた。

 とっとと写真を撮って退却。 何せオレも夜にはバイトなのだ。 開門時間より早く帰りのゲートをくぐり、入り口のオバチャンにあいさつをしに行くと「モクレンはどうだった?」と逆に聞かれちまった(笑)。 桜を見に来たんだってば。


 珍道中はさらに続く。 さっきの弁当で店長が「コーヒーも飲みたい」と言い出しドライブインへ(笑)。 さんじたばた。

 国道 53号線はけっこう車が多かった。 玉柏へ抜けようか? 車幅ぴったりほどのビックリ細道を走り抜けると、右手前方に半田山植物園が。 当然「行ってみよう」(笑)。 さんじたばた。 かなり咲いていたが入園料を出し惜しんだ(笑)。 しかし駐車料金 300円(笑)。

 ここまで来たら後楽園にも行ってみよう(爆笑)。 さんじたばた。 それはそれは溢れんばかりの咲きっぷりで、どうして醍醐桜を見に行ったのっていうくらいだった。 天気が悪かったし風流なヨッパライもいなかったが、それでもあれだけ桜が並ぶと圧巻だね。 そりゃおびただしい人が集まるはずだ、おびただしいもんじゃ焼きが生まれるはずだ(笑)。

 お腹が空いたな(爆笑)。 さんじたばた。 ちょうどラーメン屋が開き始める時間帯で、行列のできる店にも楽に行けちゃうもんね。 というわけで「浅月」泉田店に行ってきた。 疲れも出ていたのでやさしいラーメンにすればよかったのに、「ピリ辛メン」なんて目にしたらそれっきゃないよね(笑)。 でも本当に疲れていたらしい、なーんにも味がわからなかった(笑)。 「ラーメン入り野菜炒め」みたいな感じだったし。

 これで全行程終わったか(聞くな)(笑)。 距離にして 280km、意外に 12時間もかかってなかったんよね。 すんげー疲れたけど。 これに懲りず醍醐桜ツアー Part 2、北房ほたるツアーあたりもやってみましょうかね(誰が)。 とりあえず本日分は「エクストラ写真集」でもう一度お楽しみください。

●補足事項

 今日真里っぺに会ったら「そういえば肉を食べました」って言ってた(笑)。 そうかな、缶コーヒーの可能性を消していいのかな(笑)。 まー元気になったのでやれやれ。