編集後記（2000年 7月20日号）

【No.0322】　このコーナーは「週刊ゆたんぽ」をパクって作られています。

　♪おっひっさー（新曲「おひさロック」より）

国の名は EAST ASIA （誤）
ドリアン臭はモンスーンと共にスペシャル
第5話（地中を進めどこまでもの巻）

　6月23日（金）、3日目は朝からよく晴れていた。　今日もビュフェから始まり、今日も帆船売りの男に目をつけられる。
　今日の予定はただひとつ、ベトナム戦争の激戦地クチに行くこと。　ホーチミンから 65km、バスでわずか 2時間のところに驚くべき遺構が残っているのだ。　その遺構とは地下トンネル網。
　南ベトナム解放戦線、通称ベトコンがアメリカ軍を迎え撃つために拠点を作ったのね。　ベトナムは地震が少なく、特にクチのあたりは地盤が非常に強い。　ので、地下に 3層構造のトンネルを掘って、居住空間から作戦会議室から病院からぜーんぶ地下に作っちゃったんだと。　手堀りでね。　総延長は 250km もあるらしい（ひぇーっ）。
　資料館でビデオを見た後トンネルへ。　えらく原始的なつくりの、村上ショージが思いつきそうな罠が多数展示してある。　バカにしちゃいけないよ。　槍の先にちゃんと返りがついていて、体に突き刺さったら抜けない仕組みになっているのだ。　クチのあたりは木々が生い茂っていて見通しが利かないから、それはそれは多くのアメリカ兵がエジキになったらしい。
　実際にトンネルに入ってみよう。　の前に、入り口はどこにあるんだろう（笑）。　通された木々の間で一同足元を探す。　現地スタッフも探す（おい）。　誰かが落ち葉の下から見つけ出したのは、A3 くらいの大きさの木の板。　それがトンネルの蓋、つまり出入り口だった。　ええっ、この中に入るの！
　入れそうな人は…体格からしてオレかＫねーちゃんしかいない（笑）。　入ったら服が汚れるからオレだろうなぁ。　入ってみると肩が引っかかった（！）。　でもベトナム人はみんな小柄な体格だから、この設計で差し支えないらしい。
　別の穴からは実際にトンネルをくぐってみる。　そこは入り口は階段状になっていた。　足元を見ると、腰の高さより小さい穴がある。　まっまさかその中に！　まさかは的中し、ガキの頃にだってこんな穴は通ったことないよってくらいの窮屈なトンネルを進む。　そうだなぁ、ウサギ飛びの態勢で頭を引っ込めたくらい。　その状態ですり足で進むのだ。　暗いし暑いし腰は痛いし、3K どころじゃないぞ。
　這い出したときには全身汗まみれ土まみれ。　しかもコウモリがお出迎え（笑）。　わずか数分の大冒険、悲鳴が絶えることはなかった。
　その他はコースを散策する。　途中タピオカ芋のおやつもあり、昼前なのに 1日分の体験をしてしまった。　お土産コーナーでクチの写真集を買う。　55,000 VND （$3.93）ナリ。
　んでクァンさんの待つバスへ乗り込…んっ？　我々の視界に飛び込んできたものは！　次号を待て（笑）。

ここからはいつもの

●サンデー小野（みたいなもの）

　あーら気がつきゃ 7日ぶりだ（感心）。　こんなに間が空いちゃったのか。　前にも書いたけど、しばらく執筆しないと「主なネタ」ばっかりがたまっちゃって、結果として大味になるんよね（笑）。

　この 7日間、ずっと中途半端に忙しくてさぁ。　ただし前日の疲れを引きずって夕方に起床する日を含む（笑）。　倉敷に一旦戻ってきた Rokky 氏の相手をして午前 7時までつき合わされたとか（笑）、HAYA さん主催の例会に参加してきたりとか、ばーちゃんの見舞いに行ってきたりとか。　理由にならない理由ばっかりだな（笑）。

　本当は昨夜に執筆再開の予定だったんよ。　ところが、21:40 にぽんた氏から電話がかかってきて、午後 10時からのバイトを代わってくれという（笑）。　しかも息も絶え絶えの声で（爆笑）。　どうして間際に言うんじゃーっ。

　とりあえず店に電話をしてみると誰も出ない。　休前日だからパニック状態なんだろうな。　義理人情に厚い福澤さん、アルコールが回っているのもかまわず強行出勤する（笑）。　スタッフもみんなキレまくっていて（笑）、オレはオロオロしながら皿を洗うしかなかったね。

　閉店後Ｓ店長に連れ回され、家に帰り着いたのは午前 5時。　まーその時間まで起きてたおかげで、ゴミ出しのタイミングは逃さなかったんだけどね（笑）。

●週刊誌の見出しに見る栄枯盛衰

「ブラをとったパイレーツ」

　普通に流し見てたら絶対見逃すと思うよ（笑）。

●キュイジーヌ・ド・ロンリー

　冷蔵庫の中がヤバいことになってきた。　毎日何かしら傷んでいるのだが（笑）、においが染みついちゃって何がヤバいのかさえわからなくなってきた（笑）。　オレは自分で買った食材以外は管理できないので（笑）、捨てきれなかったモノが化学変化を起こしているらしい（笑）。

　そんな生活をしてきてわかったことがある。　それはせっせと作ればせっせと片付くってこと。　残り物を作るまいとしてセコい食生活をしてるとロクなことがないね。　つまりは新陳代謝の理屈なんだな。

　んなわけで今日は一念発起、スーパーで鶏肉（ただしムネ肉）（笑）とナスと牛乳を買ってくる。　ムネ肉は安いけど脂が少ないので唐揚げにしようか。　んじゃ味付けを工夫して、練りゴマとマヨネーズのソースで。　ナスはスライスして揚げて、ソテーしたタマネギとトマトを敷いて、チーズをのせてグラタンに。　ムネ肉が少し余ったので、ホワイトソースをこしらえてフェットチーネと合わせる。　どうよこんな男は（爆笑）。

　ちょっと盛りつけに手間をかけてみたら、クリスマスパーティみたいになって逆に悲しくなった（笑）。　オレ以外に誰も食べてくれないのかぁ。　しょうがないので誰かさんの写真を飾ってみる。　…故人じゃないんだから（笑）。

　いつもより洗い物が多くなってウンザリ気味の福澤さん、今ごろは洗濯物に埋もれて波状攻撃の最中なんでしょうね。