編集後記(2000年 6月15日号)


【No.0310】 このコーナーは「週刊ゆたんぽ」をパクって作られています。


 二日坊主かと思ったら大間違い。 …言い切れるのか?(笑)

「三題噺2000」 〜第3回〜

今回のお題:「IT革命」
「ノーフューチャー」
「サルモネラ」

 ここはいつもの学生食堂。 その片隅、いつもの場所にいつもの 2人が座っていました。 ただひとつ違うのは、日替わり定食が 540円に値上がりしていたのです。

安田
「なーなー宝塚、なーってばー」
宝塚
「はいはい」
安田
「聞きたいことあるんやけどええか」
宝塚
この前と同じツカミはしないでよ」
安田
「やかましい。 あのな、この前荒瀬の話聞いたやんか」
宝塚
「うんうん」
安田
「最後に受けたらしい会社な、何で失敗したんか後で聞いたんや」
宝塚
「うん」
「IT革命」
「ノーフューチャー」
「サルモネラ」
安田
「そしたらな、『IT革命についてどう思うか』みたいな質問をされて答えられへんかった、っちゅうことや」
宝塚
「そりゃ落とされるだろうなぁ」
安田
「実はオレもわからへんねん」
宝塚
「あのな」
安田
「いやホンマ、恥かく前に知っときたいがな、教えてくれ」
宝塚
「まぁ…しょうがないか」
安田
「お礼に 10円おごるから」
宝塚
「今時チロルチョコも買えないよ」
安田
「まーそう言わんと」
宝塚
「じゃ教えようか。 そもそも『IT』って、何かの頭文字なんだけどわかる?」
安田
石橋貴明
宝塚
「あのな」
安田
「んじゃ井上貴子か」
宝塚
「そういうのじゃないんだよ」
安田
「わかった、姓名が逆なんやな、鳥羽一郎に 3000点」
宝塚
「3000円おごってくれるんだな」
安田
「あっいや、今のなし」
宝塚
「こりゃダメだな。 正解は“Information Technology”、日本語に直したら『情報技術』でいいのかな」
安田
「ほー」
宝塚
「僕も辞書通りの意味は知らないんだけどね。 インターネットなどを利用した情報サービス技術が、革命といわれるほどの勢いで伸びていること、くらいに覚えておけば」
安田
「なるほどな。 具体的にはどんなのを指すんやろ」
宝塚
「すぐには思いつかないけど、…円相場や株価とか、天気予報とか、リアルタイムで把握できると便利なものってあるでしょ。 ビジネスに結びつけられそうじゃん」
安田
「例えば、この辺の寿司屋(回るほう)の混み具合とかわかったら便利やな」
宝塚
「便利だけどなぁ。 何十年先の話だよ」
安田
「やろう思うたらできるやろ」
宝塚
「ごもっとも。 誰が金出すかって話だけどね」
安田
「ついでに、回ってるネタの新鮮さもわかるとうれしい」
宝塚
「はぁ、言うだけなら自由だからどうぞ」
「IT革命」
「ノーフューチャー」
「サルモネラ」
安田
「オレの好きなシャケがなんぼ回ってるか、そんでサルモネラ菌がどの程度含まれてるか、そこまでわかったらええな」
宝塚
「‥‥‥‥」
安田
「今日はあの店はサルモネラが多いからやめとこか、っちゅう結論になるわけや」
宝塚
「もういいっ」
安田
「…便利や思うてんけどなぁ」
宝塚
「もっと対象範囲の広い、現実的な話をしようよ」
安田
「好きなこと言うたらええんか?」
宝塚
「さっき井上貴子が出てきたくらいだから、プロレスはどう」
安田
「そやな、プロレスってなかなか頻繁に中継されへんから、ネット上で流すなんてどうや」
宝塚
「そうそう、そういう発想。 でもそれはもう実現されてる」
安田
「そこを 1歩踏み込むで。 控え室での談話とか、過去の対戦成績とか、プロレス雑誌並みのデータを揃えんねん」
宝塚
「うーん、探せばありそうな気が」
安田
「そやお前、この前盗撮ナントカっちゅうページ見せてくれたやん。 あれを控え室に仕掛けたらどうや」
宝塚
「んなのどうするんだよ」
安田
大森とか高山の着替えシーンが見られるかもしれへんで。 若いナオンがうはうはいうて飛びつくこと間違いなしや」
宝塚
「…男臭いだろうな」
安田
「んでしばらくしてカメラに気づくねん。 怒ってひとしきり暴れる」
宝塚
「それはそれはド迫力」
「IT革命」
「ノーフューチャー」
「サルモネラ」
安田
「でも最後は決めゼリフ、ノーフューチャー!』
宝塚
「違ぁーう」
安田
「ちゃうか?」
宝塚
「わかっててボケたの知ってるんだから」
安田
「ならよし」
宝塚
「よくなぁーい」
福澤
「それでおっけーよん」
二人
「‥‥‥‥」
宝塚
「…話は戻るけどさ、きみは就職どうなってるの」
安田
荒瀬のこと笑われへんねん」
宝塚
「ダメじゃん」
安田
「オレもノーフューチャーやな」
二人
「はははは」
宝塚
「さ、戻ろ」
安田
「うそうそ、今の失敗」
宝塚
「そんなオチは猿も寝らぁ」


●総評

 うーん…(硬直)。 どうもねー、話がうまくつながるとオチを思いつかなくなるんよね(笑)。 んで「ノーフューチャー」じゃ面白くもなんともない、別のオチを探さなきゃ、と考えた結果がこれ(爆笑)。 嗚呼低レベル。 口頭でやればざこばっぽくて、それはそれでアリなんだけど(笑)。

 お題について今一度お願い。 いつもいつもとは申しませんから、三題噺の新作を読み終わるごとに 1票ずつ投票していただければ、と思っちょります。 ブームが去るとぴたっと止まっちゃうんよね(笑)。 重ねて、連続投票は禁止していますので、ご理解とご協力をよろしくおねげーしまっす。