編集後記(2000年 5月10日号)


【No.0290】 このコーナーは「週刊ゆたんぽ」をパクって作られています。


 今日は居酒屋の巻スペッサール。 こういうネタばかりだから「ダイエット・インポッシブル」が書けないんだな(笑)。

●あたしの笑顔は 100万ボルト

 いよいよ居酒屋のバイトに本格的に復帰することになり、昨日そのデビュー戦を飾ってきた。 先日 5時間ほどリハビリ登板してはきたが、それでもまだまだ不安が残るのは事実。 それなのに店長が休みの日をフルタイム(10時間)だなんて、どこの会社の陰謀だ(無関係)。

 さらに大きな不安要因があった。 それはスタッフ構成。 平日なのでそんなに人件費は割けない。 オレと同じくフルタイムでさん(41歳♂)、忙しい時間だけさん(28歳♂)。 シフトの決定権はほとんど全て店長にあり、実質的店長代理(いきなり)のオレも口が出せない。 んなもんだから全く華がない(笑)。 しかもさんはまだ居酒屋稼業に慣れているとは言い難く、そのおかげでさんとひどく相性が悪い(笑)。 そんな中でどないせーっちゅーねん。

 はっぴに着替えて鉢巻きを締めると、そこからは体が勝手に動いた。 復帰初日なんだから無理をしないように、なんて忠告はオレの耳には届かない(笑)。 炭火を起こし看板を運び食材を片付け仕込みをし、…この箱は何? 中を開けてみると冷蔵庫に入りきらなかった野菜がごろごろ。 しかも悪臭を放っている(爆笑)。 もう 5月なのにそんな暴挙をしたのは誰だーっ。 やっぱりオレは捨てモノ係なんだなぁと自覚。

 午後 6時半、さんが来る前にいっぺんに 3組のお客さんが来店。 おいおいいきなり全力投球かよ。 働きぶりに不安のあったさんも必要に迫られてフル稼働(笑)。 オレも余裕はなかったが往年のワザを取り戻し、さんが来る前に一件落着。 この日忙しかったのはこの瞬間だけ(笑)。

 午後 9時半、うちの店で前歴のある冬木弘道氏(仮)が来店、楽勝ムードが吹っ飛んだ。 もうすぐ帰る予定だったさんに残ってもらい、店長とオーナーを叩き起こして待機してもらう。 冬木氏は酔うほどに理不尽さを増していったが、モメるに至らず帰ってくれた。 遊びに来ていたぽんた氏にも戦力になってもらおうかと思ってたけどね(笑)。

 結局メシも食わず一息もつかず、10時間の完投。 100万ボルトの笑顔でさんの機嫌を取りまくったので雰囲気もよかった。 GW 明けの平日なもんだから売り上げはショボかったけど、平穏無事に終わったからよしとしましょう。 えがったえがった。


 仕事が終わった午前 2時、従妹店で働きはじめたくんをファミリーレストラン「Joyful」に誘う。 さんとオーナーを店に残して向かおうとしたその時、その従妹店のオーナーさんがひょっこり現れた。 ん、オレ以外の 3人はみな同い年でしかも…(関係者爆笑)。

 そのままスッといなくなるのもちょっとアレなので(どれ)、少し話をしていた。 そこへくんからまだかとの電話。 すんまそーん、急いでムーブをぶっ飛ばす。 こういう時に限ってよく知らない道を通ったりするんだよなぁ(笑)。 街灯のない、高速道路の高架下を突っ走ると突然目の前に壁が! おおおおーっ! さすがに見事とは言い難いハンドリングでかわして激突は免れた。 あーよかった、その瞬間がたっがたん。 どうやら側溝の上を走ったらしい(ぎゃーす)。 しかもあまりのスピードに脱輪しなかったっていうんだから(爆笑)。

 その後なぜか店に戻り、オーナーと午前 4時半まで話をした(笑)。 なぜ株価の話になったんだろう(笑)。 というわけで、

●この会社が上場したら株を買って下さい

福澤・ドット・コム

●47 WINGS

 ↑このタイトルで話の内容がわかったあなたは間違いなく中島みゆきフリークでしょう。

 店で使う食材はどうしても冷凍物が多くなっちゃうんだけど、親会社が机上の空論でいろいろ決めるもんだから不都合が起こるわけ。 ちょびっとしか使わない肉のカタマリがどさっと 2kg も来るとかね。 んなわけで、早くても今日中に処分しなきゃいけない食材をもらってきた。 一人暮らしだからってんでね。 それが手羽先、その数 47本。

 考えるのに時間はかからなかった。 しっかり火を通し、日持ちがし、冷めても割とおいしく食べられる料理。 そうだ南蛮漬けだよ。 下ごしらえにそんなに時間はかからなかったが、何せ量が多いので 1度には揚げられない。 6回に分けて揚げた(笑)。

 さぁこれを誰に分けてあげようか。 自身の夕食のオカズにしたがせいぜい 5本だな。 試食の 2本を合わせると残りは 40本。 そうだ店のスタッフに配ろう。 …大きいタッパーがなくて 9本しか入らない(笑)。 酢のパワーを信じるしかないのかなぁ。

●1億5900万人がナットク

 寺門ジモンのボディは本当に意味なーいじゃーん(笑)。 しかも面白くないからアイツは嫌いなんだ。

ジキル博士とハイド

 その南蛮漬けを持って店に行った。 ぽんた氏はひいふう言いながら焼き鳥を焼いていた。 それはともかく(笑)、先月分の給料(4,000円)を受け取り、ついでに新人さんの顔を拝んで帰った。 すぐに帰ろうとするとぽんた氏がええーっと言う。 悪いな、オレは年下には色気を感じないのだ(爆弾発言)。

 でもまた呼び出された(笑)。 ぽんた氏の仕事が終わった午後 11時。 飲みながら少し話をしているとさん(5ヶ月ぶり!)の顔が。 おおッ久しぶり。 就職が決まったらしい1さん、則巻アラレこと2さん、それにさんもいる。 おやおや全員集合じゃないの。

 ところがさんはオレの顔を見るなり「怖かったぁ」と半ベソをかいている。 どうやら、かなり酔っているさんがめっちゃくちゃな運転をしたらしい(笑)。 そう、普段は弱気な物腰のさんは酔っ払うとハイド氏のごとく豹変するのだ(爆笑)。 その豹変ぶりはすごいよ、ヨッパライの手土産を生で見たときの衝撃くらいと考えて(笑)。

 店に来る前、一同でくんのいる従妹店に行ってきたらしい。 さんは早くも壊れはじめていて、「身内」であるにもかかわらずなぜか持ち帰り料理の注文をし(笑)、ガラの悪い外来客のごとく暴言を吐いたそうだ(笑)。 「そうなんだすごかったよー」と、くんから午前 3時半に電話がかかってくるほど(笑)。

 店に戻ったさんは無敵だった。 何ていうのかな、「こういうオヤジはイヤだ」の声を具現化したような振る舞い(爆笑)。 ガサツなことで有名なさんも引き気味。 このままじゃ彼女らに本当に危害が及ぶなぁ。 そういうのをほっとけない福澤さん、スキを見て飛び出し「さん飲み過ぎですよぉ」と酒を片手に興味を引きつける。 しかし「わしゃ若いコのそばがええんじゃ」とまるで模範解答(笑)。 オレを振り払ってさんの横に座ったが、気がつくと村八分にされている(爆笑)。

 そのうちさんの目がとろ〜んとしてきたので、こちらが逆襲に転じマシンガントーク。 これ意外に効果あるんだよ。 大船をこぎはじめたさん、車で帰ると言い張るのを押さえつけて奥の部屋で寝させた(笑)。 ただ 1人残ったさんと飲み直し。 何だかんだ言いながらさんもしっかり酔っていて、「もうお腹いっぱい」と 10回以上言った(笑)。

 お会計の時間。 寝る前、さんは「わしが全部払う」と言っていたのでお世話になっちゃえ。 店長がさんを起こすと「もう払った」の声(笑)。 「身内」だし、やむを得ず財布から 7,990円を抜き取ってもらった。 ちなみに残金は 8,000円だったそうだ(爆笑)。